■導入背景
当社はエンジニアの活躍を支援するため、開発組織の働きやすさを追求しており、業務環境の最適化、効率化に取り組んでいます。その中で、多くの時間と労力がかかるコーディングやレビューなどの作業を自動化し、エンジニアがよりクリエイティブな業務に集中できる環境整備が課題となっていました。
「GitHub Copilot」は、AIを活用してコードの自動生成や記載コードの説明などが可能な、開発支援ツールです。その法人版である「GitHub Copilot for Business」は今年2月から一般提供が開始され、情報流出や権利侵害にも配慮した機能を持つことが特徴です。当社でもセキュリティリスクを念頭に置きながら、導入を慎重に検討してきました。
最終的には、エンジニアのパフォーマンスを向上させるチャンスであり、「GitHub Copilot」を個人で契約して利用することによるリスクもあるため、数名のエンジニアによる1か月間のテスト運用を経て、福利厚生として導入することになりました。対象者は、フリーランス型正社員を含むエンジニア全社員約20名です。
■期待できる効果
テスト運用の結果、以下の効果が期待できると考えています。
・生産性の向上
テストコードにおける高品質なコード提案や、同一プロジェクト内の記法と同様のコード入力補助など、エンジニアの負荷軽減が確認できました。
・自己研鑽
コードの解析や改善提案、簡易的なレビューを利用することで、自らの学びにもつながるという意見がありました。
・セキュリティ向上
コードを書いた本人が認識していない脆弱な箇所を指摘してくれるというメリットも挙がりました。
■リスクへの対応
生成AIの活用には、情報流出やライセンス侵害などのリスクが伴います。当社では、「GitHub Copilot for Business」を契約し適切な設定のもと利用することで、こうしたリスクを低減させます。また、業務委託のメンバーへはアカウントを提供しませんが、個人で契約して利用する際には、ソースコードの流出や権利侵害に注意して適切な設定を行うように周知を徹底します。
■エンジニアの活躍を支援するための取り組み
当社では業務委託も含めたエンジニアの人数が全体の約半数を占めています。そのため開発組織の活性化が会社全体の成長に大きく寄与すると考えており、エンジニアの活躍を支援するためにさまざまな取り組みを行っています。
・リモートワークやフレックスタイム、雇用形態の多様化などの柔軟な働き方の推進
・メンバーのスキル向上を支援するワークショップの開催
・情報共有強化のための横断勉強会の開催
・エンジニアに特化した評価制度の導入 など
今後も最新のトレンドや技術を取り入れながら、エンジニアの活躍を支援していきます。
※参考
・ワークショップ「Security training」の記事
オウンドメディア『meetaps(ミータップス)』
<エンジニアチーム対抗『Hardening競技』を実施しました!>(2022年8月31日公開)
・横断勉強会の記事
オウンドメディア『meetaps』
<Meta p.s. #16「SaaS管理 x IDaaSのアーキテクチャ 〜SaaSアカウント作成・削除の一元管理〜」>(2023年6月6日公開)
■フリーランス型正社員について
「フリーランスの自由度」と「正社員の安定」を両立した働き方です。働く時間や場所、仕事内容、報酬などを自分で選択できる上に、正社員としての福利厚生、社会的な信用、社会保障、賞与や退職金も得られます。バックオフィス業務は当社で代行するため、煩雑な申請、手続きなども不要です。
制度紹介サイト:https://lp.re-shine.jp/freelance_seishain/
■メタップスについて
〈会社概要〉
会社名:株式会社メタップス
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア
代表者:代表取締役社長 山﨑 祐一郎
設立:2007年9月3日
資本金:11,330百万円(資本余剰金を含む)※連結、2023年6月末
コーポレートサイト:https://metaps.com/
※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社メタップス
社長室 広報
Mail:pr@metaps.com