船舶管理会社が設定する安全管理システムに加えて、国際標準化機構(ISO)規格の認証を受けた当社独自の安全基準NAV9000(注4)に基づく安全運航推進活動(以下「NAV9000活動」)を実施することで、さらに高いレベルでの品質管理と安全運航を実現します。
当社は、船舶が高い品質を維持しているか、適切な運航管理が実施されているかを確認するため、NAV9000活動を当社グループの運航船(傭船も含む)とそれらの船舶管理会社に対し定期的に実施しています。NAV9000活動は2006年に既に同認証を取得済みでしたが、適用範囲に内航船であるCTVも適用範囲に含めた追加認証の申請を行っていました。
(参照: https://www.nyk.com/esg/social/nav9000/ )
登録証書
チェックリスト
当社グループは今後も、本船・船主・船舶管理会社が一丸となって質の高い安全管理体制を継続し、船舶の安全運航と高い品質の維持を徹底します。
(注1) 洋上風力発電設備向け作業員輸送船 (Crew Transfer Vessel、CTV)
洋上風力発電設備の建設や、発電開始以後のメンテナンス用に作業員を輸送するための船。高速航行時に安定性が高く、洋上施設への乗降を安全に行える機器を搭載している。
(注2) 品質マネジメントシステム (Quality Management System、QMS)
品質目標を達成するためのプロセスを確立する組織の一連のシステムのこと。
(注3) ISO9001:2015
国際標準化機構(International Organization for Standardization)が発行した品質マネジメントシステムの国際規格のこと。ISO9001、ISO14001など種類があるが、ISO9001は組織のマネジメントに関する規格。
(注4) NAV9000
当社が蓄積してきた事故の再発防止策、お客さまの要求事項など約1,500項目が集約された独自の安全基準のこと。(参照: https://www.nyk.com/esg/social/nav9000/)
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 – A Passion for Planetary Wellbeing -” を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。(URL: https://www.nyk.com/profile/plan/ )
今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標