障がいのある人と学生による渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」の2022年度新データをリリース!

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一般社団法人シブヤフォント(共同代表:古戸勉、磯村歩)は、2022年度の新データ(フォント・パターン)をリリースいたしました。新データは新フォント11種、新パターン59種で、今までのデータを合わせて累計518種となります。
シブヤフォントのデータを期間限定でさまざまな事業にご活用いただけるデータ使い放題プランやオリジナルフォント制作など様々な企業ニーズにお応えするパッケージをご準備しています。また企業支援サービスの売上の一部(10%〜50%)は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元するなど、SGDsに資する事業として運営いたします。

 

 

 

 

 

  • シブヤフォントについて

渋谷区内にくらし・はたらく障がいのある人が描いた文字や絵をもとに、専門学校桑沢デザイン研究所の学生が、彼らと協働しながらフォントやパターンデータを制作、それらを渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」として誰でも利用できるよう公式サイトで公開しています。売上の一部は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元しています。“共に制作する” ”気軽に使える” ”商品に採用する”という誰でも参加できるデータの特性を活かして、渋谷区のダイバーシティ&インクルージョンの理念を広げています。

連携している渋谷区内の障がい者支援事業所:くるるえびす、ストライドクラブ、TENTONE、はぁとぴあ原宿、福祉作業所おかし屋ぱれっと/工房ぱれっと、福祉作業所ふれんど、ホープ就労支援センター渋谷 アトリエ福花、のぞみ作業所、ワークささはた、ワークセンターひかわ、むつみ工房
協力:専門学校桑沢デザイン研究所
主催:渋谷区
企画運営:一般社団法人シブヤフォント 

新データはこちらから(No.00524〜No.00450):https://www.gotouchifont.jp/2022new_downloard/

「シブヤフォント」公式サイト:https://www.shibuyafont.jp

 

  • 2022年度 新データについて

毎年、渋谷区内の障がい者支援事業所と専門学校桑沢デザイン研究所の学生がチームを組み、それぞれの事業所を利用する障がいのある人の原画の魅力を見立て、事業所ごとにフォント・パターンデータを制作しています。2022年度は、10の事業所と20人の学生により制作を推進いたしました。また内閣府が定める障害者週間(毎年12月3日〜9日)に合わせて、企業をゲストとしてお迎えし、学生によるプレゼンテーションを開催しています。

https://prtimes.jp/a/?f=d97163-20230112-bbd816cc3d004bf5ada255958be7a066.pdf
上スライド:2022年度新データリスト

 

  • 制作メンバーからのメッセージ

 

 

 

アートディレクター  ライラ・カセム

20名のスキルも経験もデザインも異なる学生たちは今まで未知の地だった障がい者支援事業所の現場に出向きました。障がい者支援事業所のアーティストメンバーは初対面の学生たちと対話をしたり、言葉を交わすのではなく、筆やペンを通した対話を行ったりしながら、デザインの元となるアートを共に創作しました。
3ヶ月に渡り、共に作り上げた渾身のデザインたち。それぞれに宿る魂とストーリーをどうぞご覧ください。

福祉作業所ふれんど 遠藤 あゆみ

シブヤフォントに参加しているふれんどの皆さんは新しい出会いが大好きで、今年度は2人の学生さんが来
てくれることになったので、皆さん楽しみにしていました。
馬瀬さんは描く時に沢山の提案をしてくれて、ふれんどの皆さんが描きやすい環境を作ってくれました。
もう一人の学生さんはひとりひとりの隣に行き、絵を通して皆さんの話を聞き取ろうと、向き合っ
ていました。
おふたりのこうした行動や思いが伝わって、ふれんどの皆さんの製作活動をのびのびと、楽しく描くことに
繋がりました。製作時間を共有することで自然と関係性を築き、会話も次第に増えていきました。
その会話のなかで、学生さん達の悩みや大変さを抱えていると知った利用者の方は自分が任されているフォ
ントを頑張りたいと思ったと話していました。さらにその事を知った学生さんは嬉しかったようで、最後まで一緒にやり遂げることができました。
人との繋がりを感じ、お互いに影響を受けながらフォントやパターンを作る環境があった事で、楽しく安心
して描くことができるんだと思います。

専門学校桑沢ザイン研究所 馬瀬 日向子 (担当施設:福祉作業所ふれんど)

障がいを持っている方と一緒に絵を描くことも、自分以外の人が描いた絵を編集してパターンにすることも、全部が初めての経験だったので、とても新鮮でした。短期間で描いてもらった絵の特徴を捉えてパターンに活かすことに苦戦しましたが、最終的に元の絵を生かしたパターンができ、アーティスト(利用者さん)に完成したパターンを見せた時に喜んでもらえて嬉しかったです。

​渋谷区 障がい者福祉課

シブヤフォントプロジェクトが開始してから、今年度で8年目を迎えました。
これまでのプロジェクトで生まれたデータは500を超え、多くのみなさまにご活用いただいております。
シブヤフォントのデータには、ひとつひとつの作品に障がいのある人と学生が紡いだ制作ストーリーが存在していますので、デザインだけでなく作品に込めた思いも感じていただけますと幸いです。
今後もシブヤフォントがより多くの人に愛されるよう、活動を推進してまいります。

 

  • 2022年 シブヤフォント新作フォント&パターン発表会に審査員として参加いただいた企業

2022年 シブヤフォント新作フォント&パターン発表会に審査員として参加いただき、各企業賞を授与いただきました。
 

 

 

 

  • 制作風景

今までボランティアとして制作を行なってきたシブヤフォントは、今年度より専門学校桑沢デザイン研究所の正式な授業となりました。
それを機に「シブヤフォント制作日記」と題して、シブヤフォントはnoteを始めました!
シブヤフォントの制作過程によって生まれる学生とメンバーとのコミュニーケーションや共に作る意義など、アートディレクター ライラの視点で綴っています。

シブヤフォント 公式note 「シブヤフォント制作日記」:
https://note.com/shibuyafont

 

  • NHK ハートネットTVに「シブヤフォント」が登場

[ハートネットTV] 有名ブランドも注目!障害者×学生コラボ | NHK

 

 

 

  • 企業向けシブヤフォントデータ使い放題やオリジナルフォント制作など新サービスも受注中!

一般社団法人シブヤフォントは数年に渡るシブヤフォント事業を通して、デザイン力、アート創造力、コラボ企画力、福祉ネットワーク力を培ってまいりました。
以前より様々なクリエイティブ支援のご期待をいただいておりましたが、この度、新たに企業支援サービスをご提供を開始いたしました。
リードユーザー(障がいのある人など)の視点を活かした商品開発ワークショップ、シブヤフォントのデータを期間限定でご活用いただけるデータ使い放題プラン、オリジナルフォント制作など様々な企業ニーズにお応えいたします。また本企業支援サービスの売上の一部(10%〜50%)は渋谷区内の障がい者支援事業所に還元するなど、SGDsに資する事業として運営いたします。皆さまとご一緒できることを楽しみにしております。

詳しくはこちらから
https://www.shibuyafont.jp/sponsers.html

 

  • お問い合わせ

東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田8F
一般社団法人シブヤフォント

お問い合わせフォーム:https://app.jibun-apps.jp/form/4605a8f3-4983-4f6d-9641-8933f8a8b797/new

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