『スポGOMI ワールドカップ 2023 秋田 STAGE』開催 高校生チーム「燃えたくないごみ」が優勝!拾ったごみの量は2.96kg

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日本財団(東京都港区、会長 笹川 陽平)が企画・支援し、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ(東京都港区、代表理事 馬見塚 健一)が開催運営する「SPOGOMI WORLD CUP 2023」の日本国内予選大会「スポGOMI ワールドカップ 2023 秋田 STAGE」が2023年8月11日(金・祝)、秋田市エリアなかいち周辺において開催されました。計13チーム、39人が参加し、秋田県代表に輝いたのはボランティア部に所属の高校生3人組「燃えたくないごみ」チーム。
本チームは、2023年10月に東京都内での開催を予定している、全国47都道府県の予選大会を勝ち抜いたチームが出場する全日本大会「スポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGE」に進出。2023年11月に日本で開催予定で、日本を含め世界21カ国の代表が集う「スポGOMI  ワールドカップ 2023」への出場を目指します。

スポGOMI(SPOGOMI)は「スポーツ×ごみ拾い」の略で、3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じて与えられるポイントを競う日本発祥のスポーツです。

2023年度に初開催となるスポGOMIの世界大会「スポGOMI  ワールドカップ 2023」は、スポGOMIの国際的な普及を促進するとともに、国や世代を問わず海洋ごみの削減活動に参加いただく機会を日本から創出し、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施するものです。 

<参考>

■スポGOMIとは https://www.spogomi.or.jp/

■「スポGOMI  ワールドカップ」全体概要

※上記表に記載されている世界各国予選の開催国は変更となる場合があります。(2023年7月末時点)※上記表に記載されている世界各国予選の開催国は変更となる場合があります。(2023年7月末時点)

  • イベント概要                                   

・日程   2023年8月11日(金・祝) 

・開催場所 秋田市エリアなかいち周辺(集合場所:商業施設@4の3 前広場)

・参加人数 1チーム3名×13チーム=39人 

・協力団体

 企画・支援・総括:日本財団

 大会運営:(一社)海と日本プロジェクトin秋田県、(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブ

 協力:(株)ファーストリテイリング

  • 優勝は「燃えたくないごみ」!拾ったごみの総量は2.96kg!   

全13チームが参加した秋田 STAGE。JR秋田駅西口の商業施設「エリアなかいち」で開会式が行われた後、各チーム、周辺の市街地に繰り出しました。灼熱の太陽が照りつける中、高校生3人で結成した「燃えたくないごみ」は、ごみ総量2.96kg/1282.3ポイントを獲得し、準優勝チームに856.2ポイント差をつけて優勝しました。重量差は0.26kgと僅かでしたが、飲食店街でポイントの高いたばこの吸い殻を多く集めるという戦略で他のチームを圧倒しました。2023年10月に東京で行われる予定のスポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGEでも好成績が期待されます。

        

  • 秋田 STAGEで集められたごみの総量は17.63kg                     

当初開催予定だった2023年7月15日(土)、秋田市は大雨に見舞われ大会は延期に。市内の家屋では5,000棟を超える(8月14日現在)浸水被害が確認されました。ごみ拾いエリアに設定した地区は、災害ごみの収集が追いつかない地区と隣接し、水害で崩れ、いまだ復旧していない歩道もあります。参加チームは当初予定の27チームから13チームと半数に落ち込みましたが、参加者が大会を意義深いものにしてくれました。

午前9時時点の気温が32.1℃と熱中症リスクを考慮して、競技時間を45分に短縮して行われましたが、秋田 STAGEで集められたごみの総量は、計13チームで17.63kg。夏休みのイベントが開催されるなど多くの人が行き交う中、秋田市中心市街地のクリーンアップに貢献することができました。

かつて城下町だった秋田市には雄物川という一級河川のほか、堀や農業用水などの水路が網の目のように流れています。私たちの生活から出た街のごみが水路を伝って日本海に流れつき、海洋ごみとして環境に悪影響を及ぼします。浸水被害の影響が色濃く残る炎天下の秋田市で、実施した秋田 STAGEで集まったごみは17.63kgと多くはありませんが、海洋ごみの削減に向けたムーブメントの発火点の1つとしては、社会的意義は決して小さくはありません。

               

  • 優勝チーム「燃えたくないごみ」コメント                       

リーダーの楢岡莉空さん(18)は「たばこの吸い殻のポイ捨てが目立つ飲食店街を中心に回った」と戦略を立てて競技に臨んだと振り返りました。

会場近くにある高校のボランティア部に所属し、普段から地域のごみを率先して拾っている3人。「地域に育てられたといっても過言ではないので、地域の恩返しがしたかった。秋田県代表として、日本 STAGEでも多くのごみを集めたい」と語った楢岡さんの眼は、誰よりも澄み切っていました。

<団体概要>

団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

URL:https://www.spogomi.or.jp/

活動内容  :ゴミ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらゴミを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までゴミを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすい街づくりに貢献し、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に付与することを目的としております。

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。https://uminohi.jp/umigomi/

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日本財団
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