【開催報告】パリ・ロンドンで取り扱い日本酒の試飲会を開催 のべ100名以上の現地シェフやソムリエが来場

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デジタル貿易プラットフォームの開発・提供を手がける株式会社STANDAGE(東京都港区、代表取締役社長:足立彰紀、以下スタンデージ)は、日本の食文化に特化した輸出プロジェクトの認知拡大および顧客開拓のため、23年5月に仏・パリと英・ロンドンで日本酒の試飲会を開催しました。当日は両会場合わせて、現地飲食店のオーナーシェフやシェフソムリエなど、のべ100名を超える来場者で賑わいました。ECサイト上で気軽に発注ができる仕組みを生かし、当日はパリ・ロンドンともに、その場で発注を行う来場者も現れました。本事業では農水省の補助事業として、世界各国向けに定温航空便を使用し14日以内に日本国内から海外のレストランまでのドアtoドアの定温小口輸送を実現する物流網を開発しており、試飲会場ではこれまで品質の担保かつタイムリーな輸送が難しかった生酒や、生産数が少なく通常のスキームでは輸出量がまとまりにくい、本数限定の商品などに人気が集まりました。

  • 概要

パリ会場

 開催日時  :2023年5月15日(月)11:00~17:00 ※現地時間

 会場    :リッツ・パリ/プシュケの間(Ritz Paris/Salon Psyché)

       15 PLACE VENDÔME, PARIS, FRANCE

 参加費   :無料(完全招待制)

 主催    :株式会社STANDAGE

 協力    :Issé & Cie

       パソナ農援隊

 後援    :在フランス日本国大使館

 提供銘柄数 :50銘柄(15酒蔵)

ロンドン会場

 開催日時   :2023年5月22日(月)12:00~17:00 ※現地時間

 会場     :Shochu Lounge

        37 Charlotte Street London

 参加費    :無料(完全招待制)

 主催     :株式会社STANDAGE

 協力     :Enshu Ltd.

        株式会社パソナ 海外事業グループ

 後援     :在英国日本国大使館

 提供銘柄数  :50銘柄(15酒蔵)

  • 開催の経緯と目的

日本酒の輸出高が12年連続で最高を記録する一方で、順調に輸出ができているのはほとんどが大手のみであり、中小規模の酒蔵にとっては自社で輸出を行えるリソースやノウハウがなく、国内市場が縮小していくなか海外販路の開拓に苦戦しているケースが多いという現状がありました。

そこで、スタンデージは欧州およびアメリカの飲食店などをターゲットとし、スタンデージが運営する越境ECサイト「YUKARI」を通じて日本酒の輸出を行う取り組み(以下、本取り組み)を、23年春より開始しています。

本取り組みは農林水産省の補助事業として、世界各国向けに定温航空便を使用し14日以内に日本国内から海外のレストランまでの小口ドアtoドアの定温小口輸送を実現する物流網を構築しています。これにより、従来は輸送中の品質管理やタイムリーな輸出が難しかった生酒等の取り扱いが可能となりました。

本取り組み開始当初の注力地域をフランス・パリ、イギリス・ロンドンに定め、現地での認知拡大や販売先の開拓を目的とし、23年5月に両都市にてローンチイベントとなる試飲会および商談会を開催いたしました。

  • イベント内容・実績

両都市ともにイベントは入場無料および完全招待制とし、現地日本大使館後援の元、現地パートナーを通じて飲食店やホテル関係者を中心に集客を行いました。

当日は飲食店やホテルのオーナーシェフやシェフソムリエのほか、メディア関係者やインフルエンサー、大使館関係者を含め、パリでは40名以上、ロンドンでは60名以上が来場する結果となりました。

会場にはそれぞれ本取り組みに参画を表明している国内15蔵の計50銘柄を用意。当日配布した商品カタログを片手に、ほとんどの来場者が数時間もの時間をかけ、すべての銘柄に対峙し丁寧に試飲を行っていました。

本取り組みが空輸中のみならず、集荷時及び陸上配送時においても定温輸送を徹底する品質管理を強みとしていることもあり、特に生酒や限定酒に人気が集中する結果となりました。

  • 来場者属性

両都市ともに、本取り組みがターゲットとしている高単価帯の飲食店関係者の割合が高くなりました。

日本食と非日本食の割合は半々程度で、日本食や寿司のみならず、フレンチなど西洋料理と日本酒の組み合わせに対する両都市の関心の高さが現れる結果となっています。

尚、当日購入までに至った来場者としては、コース料理および日本酒やワインのペアリングメニューを提供している客単価300€/£以上の飲食店が多数派となりました。

  • 来場者の声

来場者からは「新しい物流網ということで、これまで見たことのない銘柄ばかりであり、興味深く試飲させていただいた」(パリ/飲食店関係者)、「欧州では日本酒に対する関心が高まっており、現地の人は良いものには迷いなくお金をかける傾向にあるので、ハイエンドの飲食店を狙うのは良いと思う」(ロンドン/飲食店関係者)といったポジティブな感想が目立った一方で、「素晴らしい銘柄が多く是非取り引きがしたいが、自店にとっては全体的に価格が高い。品質管理のコストと理解できるが、非高級店にとっては提供価格との折り合いが難しそうだ」(パリ/飲食店関係者)といった価格への意見も見られました。

  • 輸送について

パリ、ロンドン共に、当日ご注文いただいた分のデリバリーは定温航空便を使用したドアtoドアの定温小口輸送にて実施しました。

すべての注文商品に関して、実証通り14日間以内にお届けすることに成功し、届いた商品の品質に問題がないこと、割れ等の不具合がないことの確認も取れています。

また、本イベントをきっかけにパリ市外およびロンドン市外からの引き合いも生じ、夏頃までに市外へのデリバリー機能の実装を検討しています。

  • 今後について

輸出を検討している酒蔵の支援はこれまで通り行いながら、今後は主に欧州における顧客数を増やすべく、現地パートナーとの連携をさらに強め、新規顧客の開拓と既存顧客のフォローに取り組みます。

定温航空便を利用した新物流網については、今回の経験をもとにフローやシステムの見直しを行い、物流コストを削減することで、販売価格の改定に繋げるべく努めます。

今後もスタンデージは日本酒輸出プラットフォーム「YUKARI」の運営を通じて、日本各地の酒蔵のサステナブルな売上への貢献と、日本の食文化の世界的発展に寄与してまいります。

  • スタンデージについて

2017年3月設立。同年12月にナイジェリアオフィスを設置し、21年にはケニア、南アフリカ、エジプトにも現地法人を設立。貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送に至る、全ての貿易業務を完結できるデジタル貿易総合サービス「デジトラッド」を提供。新興国との決済においてはブロックチェーンと暗号資産を活用し、安全・安価・迅速な支払いシステムを開発。商社機能×テックによって、国内の中小企業と全世界がシームレスにつながる社会の実現を目指す。

◇「デジトラッド」サービス公式サイト:https://standage.co.jp/digitrad

 設立  2017年3月

 代表者 代表取締役社長 足立 彰紀

 資本金 5億4,824万円(2億7,262万円の資本準備金を含む)

 URL  https://standage.co.jp/

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