衣料品・生活用品360品目のリユース化によるCO2と水の削減値を算出、自由に利用できるオープンデータとして公開。

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IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球の平均気温が2030年前後に産業革命前に比べて1.5度上昇するとの報告書を公表しておりますが、この要因の一つとして製品の大量製造・大量廃棄が挙げられます。私たちはこの消費構造を消費者のアクションとリユース業界の取り組みを通して変化させていきたいと考えております。
リユース業界向けの各種システム開発・販売や、リユース業界最大級となる一般参加型イベント「REUSE FES OFFLINE EVENT」の事務局などを行う株式会社ワサビ(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:大久保裕史)はこのたび、衣料品・生活用品360品目のリユース化による二酸化炭素と水の削減値を算出、企業や団体が自由に利用できる(※)オープンデータとして公開いたしました。

国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球の平均気温が2030年前後に産業革命前に比べて1.5度上昇するとの報告書を公表しておりますが、この要因の一つとして製品の大量製造・大量廃棄が挙げられています。私たちはこの消費構造を消費者のアクションとリユース業界の取り組みを通して変化させていきたいと考えております。

そこで私たちは衣料品・生活用品について新品を購入するのではなくリユース品に切り替えた場合に、どれだけの環境負荷を減らすことができるのかを定量化するために、360品目の衣料品・生活用品について1品目ごとにCO2と水の削減値を算出いたしました。計算方法は以下のとおりとなります。

削減貢献量=(資源調達時の環境負荷+輸送時の環境負荷+製造時の環境負荷)*未償却割合(30%と設定)+廃棄時の環境負荷

上記の計算方法にて算出した結果、衣料品・生活用品360品目のうち代表的な10品目のCO2と水の削減値は以下のとおりとなりました。

今回算出した衣料品・生活用品360品目の1品目ごとのCO2と水の削減値は、専用WEBページにてオープンデータとして公開しております。その目的の一つは消費者に商品購入の際の目安として活用していただくことです。そして企業・団体様にもWEBサイトや商品タグへの掲載など、データを自由に活用いただくことを許可しております(データを活用される場合は引用元の記載が必須となります)。

衣料品・生活用品360品目のリユース化によるCO2と水の削減値について
オープンデータ:https://hubs.ly/Q01mt3bg0

上記データを活用した将来の試算として、日本国内の1年間の衣料購入量の5%がリユース品に切り替わった場合、概算でおよそスギの木1億4千万本分のCO2(19億1千万kg)と、およそ東京ドーム17.4杯分の水(216億リットル)が削減でき、環境負荷の軽減に大きく貢献できることがわかりました。

※計算方法・計算の根拠については以下資料にまとめております。
https://wasabi-inc.biz/co2/co2_form.xlsx

 

弊社ではこれからも、モノを買う時の一つの選択肢として、SDGsやサステナブルな社会への貢献に大きな期待が寄せられるリユースを選んでいただけるよう、さらなる日常生活への浸透と業界の活性化を進めてまいります。

<参考URL>
アパレル製品360品目のリユース化によるCO2と水の削減値について
https://hubs.ly/Q01mt3bg0

 

 
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