NEC、経済産業省による「健康経営優良法人(ホワイト500)」に5回目の認定

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NECは、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人2023(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定されました。
(※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です)
 

NECは、従来から社員の健康推進に取り組んでおり、2019年に「NECグループ健康宣言」(注1)を制定しました。この取り組みの中で、社員のヘルスリテラシーの向上や、社員自らが心身のコンディションを整えることを意識した自律的な行動の定着化支援を行い、社員および家族の健康を推進しています。
NECは過去にもホワイト500の認定をいただいており、今回で4年連続、5回目の認定となります。

■「健康経営優良法人」とは
経済産業省が創設した「健康経営優良法人認定制度」において、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を日本健康会議が「健康経営優良法人」として認定します。経済産業省はこの制度によって、長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家に対して、魅力ある企業として紹介し、企業による「健康経営」の取り組みを促進することを目的としています。
 
■評価された内容
NECは、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現をPurpose(存在意義)に掲げ、その実現に向けて、NEC Wayの下に多様な人材が集いイノベーションを追求する会社、そして多様な人材に選ばれる会社を目指しています。
そのために、エンゲージメントスコアを指標として定量化し、2020年度の25%から2025年度までに50%にすることを「2025中期経営計画」(注2)で掲げています。

このスコアの向上に向けて、健康経営の取り組みと経営課題との関係を明確化し、「Better Condition, Better Life」という健康スローガンの基で、身体的・精神的健康だけでなく社会的健康や感情的健康も意識した健康推進活動を展開しています。 

今回の認定では、健康経営の推進方針を明文化し、解決したい経営課題の特定とそのための健康経営施策のつながりを整理、検証していることが高く評価されています。また、食生活や喫煙、運動などの生活習慣の改善施策についても優れた取り組みとして認められております。

■主な取り組み
 ・ヘルスリテラシー向上の取り組み
  生活習慣改善のきっかけの提供と良い生活習慣の定着支援として、食事・睡眠・運動・メンタルヘルスに
  関連するリテラシー情報を提供する「Better Conditionセミナー」を毎月実施。テレワーク環境でも対応
  できるオンライン開催にすることにより、累計2万人規模のグループ社員が参加している。

 ・「NEC健診結果予測シミュレーション」(注3)による健康の自律化への取り組み
  グループ社員6万人を対象として、健康診断結果データを活用し、AIが各自の将来予測をふまえて従業員の
  生活習慣改善を提案することで、自らの健康と向き合うことができるシステムを2019年度より展開。
  このシミュレーションの利用者は未利用者よりも健診結果(体重・腹囲・収縮期血圧)が
  有意に改善したという結果もでている。
 
 ・感情的健康の向上に向けた取り組み
  NECでは自身の感情や考え方をコントロールすることで主体的かつ前向きに活動できる状態を感情的に
  健康であると考えます。感情的に健康であるため定期的にストレス制御やコミュニケーション能力を高める
  研修を実施。毎回の実施後アンケートで理解度も90%を超える評価と肯定的な感想を得ている。

NECは今後も、健康経営活動を通じて社員の心身のコンディションを高め、豊かな社会の実現に貢献します(注4)。

以上

(注1) NEC 安全と健康 https://jpn.nec.com/csr/ja/society/labour_safety.html
(注2) NEC 2025中期経営計画 https://jpn.nec.com/ir/library/plan2025_report.html
(注3) NECソリューションイノベータ 健診結果予測シミュレーション
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/healthcheckup_sim/index.html
(注4) NECの健康経営の取り組み詳細は以下レポートに記載。
NEC サステナビリティレポート2022 https://jpn.nec.com/csr/ja/report/index.html
 

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