省エネ意識に関する調査

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不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、過去2年以内(2021年4月以降)に住宅を購入した、または現在住宅購入を検討している20~59歳を対象に省エネ意識に関する調査を実施いたしました。

<トピックス>

  • 普段の生活で「省エネ」を意識したことがある 約9割

    普段の生活で「省エネ」を意識して何か行動(節電など)に移したことがある 約8割

  • 「ZEH」の認知度は約6割、「理解していて、人に説明ができる」人は15.5%

  • 「省エネ」を意識して住まいを探した(または探している) 住宅購入経験者49.5%、住宅購入検討者70.0%

     省エネ住宅など環境に配慮した住宅に興味がある 住宅購入経験者75.0%、住宅購入検討者85.5%

<調査結果>

  • 普段の生活で「省エネ」を意識したことがある 約9割

    普段の生活で「省エネ」を意識して何か行動(節電など)に移したことがある 約8割

普段の生活で「省エネ」を意識したことがあるかを聞いたところ、20~30代では88.0%、40~50代では92.0%が「はい」と回答しました。意識するきっかけは「月々の光熱費が高かった時」が、40~50代では7割にのぼりました。また、「省エネ」対策など何か行動に移しているか聞いたところ、20~30代で77.0%、40~50代で88.5%と10ポイント以上の差がつきました。約8~9割と多くの人が普段から「省エネ」を意識・行動しており、特に上の世代でその傾向にあることが分かりました。

Q.あなたが普段行っている「省エネ」対策を教えてください

(「省エネ」を意識して行動に移したことがあると回答した331名/自由回答)

・エアコンの温度設定を適切にする。冷蔵庫を開け閉めする回数を減らす。(20代)

・髪を乾かす時はできるだけタオルドライしてからドライヤーを使う。ドライヤーの時間を少なくするために髪を短くする。(30代)

・見ていないのに何となくテレビをつけるのをやめる。(40代)

・暖房は局所だけ暖めるようにし、厚着して冬を過ごす。冷房は熱帯夜だけ使うようにする。(50代)

  • 「ZEH」の認知度は約6割、「理解していて、人に説明ができる」人は15.5%

省エネ住宅に関する言葉をどのくらい理解しているかを「理解していて、人に説明ができる」「理解しているが、人に説明できない」「聞いたことがあるが、理解はできていない」「知らない・聞いたことがない」の4段階で聞いたところ、「理解していて、人に説明ができる」割合がもっとも多かった用語は「太陽光パネル」で33.8%でした。

アットホームが不動産会社向けに調査した「環境に配慮した住まいに関して注目しているトピックス」ランキング(※1)で第2位となった「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を「理解していて、人に説明ができる」人は15.5%でした。「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅のことです。「聞いたことがあるが、理解はできていない」という人まで含めると、認知度は約6割でした。

一方、「知らない・聞いたことがない」割合が多かった用語は「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」で63.8%でした。「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」とは、建築物のエネルギー消費の状態を第三者が一定の方法で評価し、当該建築物の省エネルギー性能を表示する制度のことです。

(※1)不動産のプロが選ぶ!「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング

不動産のプロが選ぶ!「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング|トレンド調査の調査データ|アットホーム株式会社
全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、『「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング』を発表します。1位「複層ガラス(外気の遮断で冷暖房の削減につながる)」。|トレンド調査の調査データ|アットホーム株式会社

  • 省エネ住宅など環境に配慮した住宅に興味がある 住宅購入経験者75.0%、住宅購入検討者85.5%

住まいを探している際の環境に配慮した住宅に関する考えを「そう思う」「ややそう思う」「あまりそう思わない」「そう思わない」の4段階で聞いたところ、「省エネ住宅など環境に配慮した住宅に興味がある」は「そう思う」「ややそう思う」を合わせると住宅購入経験者で75.0%、住宅購入検討者で85.5%でした。

また、「多少価格が高くても、カーボンニュートラル(※2)に貢献できるのであれば省エネ住宅など環境に配慮した住宅に住みたい」は「そう思う」「ややそう思う」を合わせると、住宅購入経験者で55.0%、住宅購入検討者で65.5%と半数以上が前向きな回答でした。

(※2)カーボンニュートラル(脱炭素)とは2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることです。

  • 「省エネ」を意識して住まいを探した(または探している) 住宅購入経験者49.5%、住宅購入検討者70.0%

省エネを意識して住まいを探したか(または探しているか)を聞いたところ、住宅購入経験者は49.5%と約半数でした。一方、住宅購入検討者は70.0%にのぼり、今後省エネを意識した住まい探しは増えていくと考えられます。

  • 「省エネ」を意識して住まいを購入して良かったこと 1位「月々の光熱費が安くなった」 43.4%

Q. 省エネを意識して住まいを購入して良かったことを教えてください。

(「省エネ」を意識して住まいを購入したと回答した99名/複数回答/上位3項目)

<調査概要>

■調査対象/過去2年以内(2021年4月以降)に住宅を購入したまたは現在住宅購入を検討している20~59歳の男女400名

■調査方法/インターネットによるアンケート調査

■調査期間/2023年4月14日(金)~4月17日(月)

※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。

<調査結果について>

アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。この他に「Z世代の住まい観」や住まいを探す上でどこまで妥協できるかを聞いた「妥協ライン」、「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。

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