サッカーW杯2022で話題のスタンド清掃活動に使用された100%国内プラごみ使用の「進化するごみ袋」正式販売開始

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■カタールのスタジアムをSAMURAI BLUEに染めたごみ袋とは

プラスチック包装の専門メーカー 大阪和田化学工業株式会社(本社:大阪府大阪市 、代表取締役:前田宗幸、以下当社)は、国内で回収される廃プラスチックのみを使用したごみ袋「進化するごみ袋」を開発、このたび事業者向けに正式販売を開始しました。なお、この製品はサッカーW杯2022日本チームに採用された公式ごみ袋と同じ仕様となります。

 

DWsportのTwitterより

12月5日、カタールで行われたクロアチア戦で惜しくもベスト8を逃したサッカー日本代表ですが、ベスト16戦では強豪ドイツ、スペインに勝利し日本中を沸かせました。そして試合の裏側では、日本チームを支えるサポーターたちの清掃活動が話題になり、海外ニュースでも取り上げられました。W杯でのサポーターの清掃活動は日本が初出場した1998年のフランス大会からのもので、スタジオをブルーに染めようと持ち込んだ青いごみ袋が発端でした。以来過去3大会に渡ってサポーターたちは膨らませた青いごみ袋を他国のファンに配って振ってもらい、日本代表を鼓舞してきました。ごみ袋は試合後、スタンドのごみ拾いにも役立てられていることは海外ファンにもすっかりおなじみになり、他国のサポーターにも波及の動きが見られています。そして今大会では日本サッカー協会が協力し、サッカーを通じた社会貢献活動の一環として、日本語、英語、アラビア語の3カ国語で「ありがとう」と印刷したごみ袋約8000枚を製作。未来の地球環境に意識を向けた取り組みである「サステナブルサポーターズ」に託し、毎試合約2000枚がスタンドで配られました。100%国内のプラごみの再生商品であるこのSAMURAI BLUEのごみ袋によって、世界中が注目するW杯で日本の環境意識の高さが示されることとなりました。

■4月制定「プラスチック資源循環促進法」を受けて

近年、海洋プラスチックごみ問題が急激に深刻さを増し、削減への動きが世界的な広がりを見せています。今年4月には、北欧で先行する「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の概念を取り入れた「プラスチック資源循環促進法」が国内で施行されました。これに伴い企業が果たすべき社会的責任も、より具体的かつ継続的なアクションが求められ、プラスチック資源循環の促進に注目が集まっています。2020年のレジ袋有料化を機に再生プラスチックを利用した商品開発に取り組んできた当社では、この流れを受け、国内のプラごみのみを原料とした循環型商品「進化するごみ袋」を開発、今年5月より実証実験を行ってきましたが、利用企業からの好評を受け、今回正式販売の運びとなりました。

■年間に燃やされる28万トンのごみ袋を国内資源循環の中に

平成30年度の環境省の調査(※1)によれば、国内のごみの総排出量は年間4,272万トン(東京ドーム約115杯分)に上りますが、ここには0.5~0.6%程度ごみ袋の重量が含まれており、その量は約28万トンと推定されます。しかし一般的に使用されている多くのポリエチレン(プラスチック)製ごみ袋は輸入品であり、焼却するだけのものをわざわざ国外から購入する商流が長く続いてきました。 しかし近年の原油高に伴いバージン品(非リサイクル商品)の価格が上昇する中、ごみの廃棄と焼却を国内循環型経済に組み入れることが求められ、「進化するごみ袋」は、そのきっかけの一つとなり得るものです。カーボンニュートラルの観点においても、輸入ごみ袋を国内循環型ごみ袋に変えることで、バージン品の製造から廃棄に伴い排出されるCO2約165万トンを削減できるだけでなく、これまで外貨流出していたごみ袋のコスト年間476億円(※2)をゼロにすることも可能となります。

 

■「環境フレンドリー」と「高品質」の両立を実現

「進化するごみ袋」は、リサイクル製品の弱点であった「破れやすさ」「調達の不安定さ」を克服、環境に優しくなおかつ手に入れやすく、使いやすい商品となっています。

 

特徴① 100%国内産再生プラスチック
国内で発生しトラッキング可能なプラ素材のみを使用。原料も製造も日本製だから為替リスクに左右されずに安定した品質と量をお届けできます。

特徴② 破れにくくて手でほどける
ごみ収集の現場で上がったお客さまの声を品質に反映。伸縮性が高く、破れにくい。結び目がするりとどけて使いやすい半透明のごみ袋です。

特徴③ 純日本製だから資源循環に貢献
国内の廃ストレッチフィルムのみ使用して100%の資源循環を達成。バージン品より安価で、かつサステナブルなエコマーク認定商品です。

■「進化するごみ袋」は専用の販売サイトから購入することができます。(色は白色となります)

進化するごみ袋
特徴① 100%国内産再生プラスチック 国内で発生しトラッキング可能なプラ素材のみを使用。原料も製造も日本製だから為替リスクに左右されずに安定した品質と量をお届け。 特徴② 破れにくくて手でほどける ごみ収集の現場で上がったお客さまの声を品質に反映。伸縮性が高く、破れにくい。結び目がするりとどけて使いやすい半透明のごみ...

■商品紹介動画

進化するごみ袋
進化するごみ袋!参上!

※1 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)について(環境省報道資料)
https://www.env.go.jp/press/107932.html
※2 年間28万トンのごみ袋製造に必要なナフサ約70万トンと換算
https://www.pwmi.jp/plastics-recycle20091119/life/life3.html
2022年3Qのナフサ価格約80,000円/klから試算
https://www.sankyo-chem.com/information/naphtha_chart/

■商品概要

商品名: 進化するごみ袋
原料樹脂:LLDPE(ストレッチ再生)
耐熱温度:130℃
使用用途:ごみ袋
商品構成:
45L(10枚×50冊)7500円、70L(10枚×30冊)6000円、90L(10枚×20冊)5000円

■企業概要

社名:大阪和田化学工業株式会社
所在地:〒543-0037 大阪府大阪市天王寺区上之宮町10番3号
TEL:06-6773-5151 (代表)
FAX:06-6773-5158:
代表者:前田 宗幸
設立:昭和45年
事業内容:L.D.フィルム、H.D.強化袋、フィルム、P.Pフィルム、L.L.フィルム、IPPフィルム、炭酸カルシウム入りフィルム等の製造
資本金:6800万円

■Webサイト:http://osakawada.co.jp/
■販売サイト:https://www.ssgb.shop/

■JFA社会貢献活動(アスパス!)
http://www.jfa.jp/social_action_programme/football_contribution/news/00031067/

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