洋上風力投資ファンドの設立と出資について

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東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、英国のオクトパスエナジー社(創業者兼CEO:グレッグ ・ ジャクソン)が2022年10月に設立した洋上風力投資ファンド(以下「本ファンド」)に出資することをお知らせします。

本ファンドは、洋上風力および開発プラットフォームへの投資により多様なポートフォリオを構成する、洋上風力投資に特化したファンドです。東京ガスがコーナーストーン投資家*1として2.2億ユーロの出資コミットメントを行い、2030年までに総額35億ユーロのファンド規模とすることを目指します。
初号案件として、蘭国における731.5MW規模の洋上風力発電資産*2の株式5%を取得する取引契約を締結*3しました。

オクトパスエナジー社は、これまでに欧州の太陽光・陸上風力を中心として70億ユーロの再生可能エネルギー電源投資を行っており、自社保有する革新的なデジタル技術と蓄積した知見を駆使して事業性を向上させ、投資家の皆さまに価値を還元しています。東京ガスとオクトパスエナジー社は、本ファンドを通じて今後大きな成長が見込まれる洋上風力への投資と価値向上に取り組みます。これにより、グローバルな再生可能エネルギー電源の普及拡大に寄与し、ネット・ゼロ、脱炭素社会への移行に貢献していきます。

<東京ガス 代表執行役副社長 GXカンパニー長 木本 憲太郎のコメント>
オクトパスエナジー社と共に、国内電力小売を行うTGオクトパスエナジー社を通じて、より多くのお客さまに再生可能エネルギー由来の電気をお届けすることを目指しています。このたび、両社の戦略的提携関係に基づき、再生可能エネルギー電源の投資分野においても、新しい挑戦ができることを大変嬉しく思います。
当社は、再生可能エネルギー電源取扱量を2030年に600万kWまで拡大させることを目標として掲げ、着床式プロジェクトの推進、浮体式の社会実装準備など、洋上風力に関しても多面的に取り組んでおります。本ファンドへの投資を通じ、これらの取り組みを更に加速して進めてまいります。

<オクトパスエナジージェネレーション社 CEO ゾイーサ・ボンドのコメント>
先見性のあるパートナーである東京ガスと共に、オクトパスとして初の洋上風力投資に特化したファンドを立ち上げることができたことは本当に素晴らしい事です。 洋上風力は、化石燃料への依存を減らし、プラスの影響をもたらす大きな可能性があるため、世界的に約1兆ドル規模の産業になることが期待されます。本ファンドを通じて両社の協業関係をより深化させ、巨大なグローバル洋上風力の投資機会を活用し共に成長してまいります。

【本ファンドの概要】

【本ファンドのスキーム図】

【オクトパスエナジー社の概要】

*1ファンド設立時に一定額の投資を約束することで、他の投資家に対して一定のポジティブな影響をもたらす投資家
*2プロジェクトの概要

*3オクトパスエナジー社プレスリリース(2023年9月19日)
https://octopus.energy/press/octopus-energy-europe-wind-farm-investment/
*4 2023年11月時点

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