ALGO ARTIS、名鉄バス株式会社向けに乗務行路表および交番表をAIで自動最適化する計画最適化ソリューションの開発に着手

AI（アルゴリズム）による計画最適化ソリューションを提供する株式会社 ALGO ARTIS（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：永田健太郎、以下、ALGO ARTIS）は、名鉄バス株式会社（本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：清水　良一、以下、名鉄バス）向けに、AI（アルゴリズム）を活用した乗務行路表および交番表の最適化ソリューションの開発に着手したことをお知らせいたします。

　ALGO ARTISは、「社会基盤の最適化」というコーポレートミッションのもと、社会基盤を支える現場の運用計画を独自のアルゴリズムによって最適化するAIソリューション「Optium（オプティウム）」※1を開発・提供しております。極めて複雑な運用環境にも適応可能な特殊なアルゴリズムと世界トップクラスの技術力を駆使して、人による計画策定では難しい高度な最適化を実現することで、現場の課題解決およびコスト・リスクの低減に貢献しています。

　名鉄グループは、現中期経営計画「Turn-Over 2023」※2における重点テーマの一つとして「DXの推進」を掲げており、お客さまへ新たなサービスを提供することを目的としたビジネスモデルの変革やコスト削減・業務高度化などを目的としたビジネス環境の変革を目指して、様々な取り組みを進めております。また、名鉄グループのバス事業を担う名鉄バスは、新たな生活様式の定着や人口減少社会の到来を見据えて、需要変化に応じた路線・ダイヤの効率化や車両運用の適正化に取り組んでおります。

　名鉄バスでは、営業ダイヤどおりの運転を正確・安全かつ効率的に行うために、乗務員勤務や車両運行に関するスケジュールを示す乗務行路表※3および交番表※4を作成し運用しております。多数の労働条件や車両条件を満たしながら、各乗務員のスキルや経験なども考慮する必要があるため、極めて複雑で時間がかかる業務となっています。また、その複雑さゆえに現在は担当者の経験を頼りに行っており、属人化が課題となっています。さらに、属人化された業務であるため、作られた計画が本当に効率的か評価できていないという課題もありました。

　これらの課題解決に向けてALGO ARTISは、名鉄バスの協力の下、同社の経験・ノウハウ・実務上の複雑な運用ルールをAI（アルゴリズム）へ移植し、乗務行路表および交番表を最適化するソリューションの開発を進めてまいります。

　本最適化ソリューションを開発することにより、安全性・効率性を両立した計画作成や、計画作成時間の大幅な短縮による担当者の業務負荷低減、属人化の解消を目指していきます。また、この取り組みを通じ、名鉄グループの現中期経営計画「Turn-Over 2023」における重点テーマであるDX推進の加速に貢献してまいります。

※1：Optiumについて