チカク、東みよし町、東みよし町社会福祉協議会、セコムが高齢者見守りスキームを検証する第3期実証実験を開始

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株式会社チカク(以下「チカク」)は、徳島県東みよし町(松浦敬治町長、以下「東みよし町」)、東みよし町社会福祉協議会(加藤和輝理事長、以下「東みよし町社協」)、セコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長・尾関一郎、以下「セコム」)の協力のもと、セコムの見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を活用し、家族と地域が連携する高齢者見守りスキームを検証する実証実験を2023年4月1日より開始いたしました。
本事業は徳島県 Society5.0 推進事業の一環として行われ、今回は最終年度の第3期となります。

第1期(2021年度)は、対象となる高齢者に取扱説明会の実施とその高齢者宅に「まごチャンネル with SECOM」を設置。第2期(2022年度)では、家族から動画や写真を送ることによる家族間のコミュニケーションを図り、環境センサーからの情報による自助意識の強化を目指してきました。また、行政等からも高齢者宅の「まごチャンネル with SECOM」に地域情報や介護予防情報を配信。そのうえで、チカクとセコムが高齢者の動画の視聴履歴や起床・就寝通知の確認作業を行い、一定期間、それらが確認できない場合には、東みよし町社協が直接、安否確認を行う体制の有用性や実現可能性を検証してきました。

 

こうした取組みに対し、高齢者からは「娘が『暑いから気をつけて』『エアコンつけて』と連絡をしてくれた」「これまで息子とはやり取りが少なかったが、『まごチャンネル with SECOM』を導入後はやり取りが増えた」「今は『まごチャンネル with SECOM』が生きがい」などの声をいただき、また、離れて暮らす家族からは「以前は様子が分からなくて、家まで見に行っていたが、今はアプリで確認ができて大変助かっている」「熱中症注意の通知で、実家に連絡していた」という声をいただくなど、「まごチャンネル with SECOM」を活用した高齢者の見守りの仕組みの有用性を確認することができました。

 

一方で、毎日の視聴履歴や起床・就寝通知の確認作業や配信するコンテンツ制作への人的及び経済的コストが想定以上に大きく、その持続可能性に課題があることがわかりました。

こうしたことから、第3期では、家族が見守りの主体となり、動画の視聴履歴や環境センサーからの情報に異変があり、家族から安否確認要請があった際に東みよし町社協が安否確認を行うスキームの有用性とその持続可能性を検証してまいります。

今後もチカクは、自治体をはじめとする地域の皆様と協働で新たなチャレンジを行い、高齢化社会の課題解決へ貢献してまいります。

 

  •  第3期実証実験概要

事業名   :東みよし町Society5.0事業
実証期間      :2023年4月~2024年3月(予定)
主要検証内容:
「まごチャンネル with SECOM」を活用した家族と地域の見守り手が連携するスキームの有用性とその持続可能性

  • 第2期実証実験概要

事業名   :東みよし町Society5.0事業
実証期間      :2022年10月1日~2023年1月31日
主要検証内容:

① 高齢者の「まごチャンネル with SECOM」への受容性及び利用の効果
②「まごチャンネル with SECOM」を活用することによる家族の自助意識の強化
③「まごチャンネル with SECOM」を活用した安否確認スキームの効果及び実現可能性

チカク、東みよし町、東みよし町社会福祉協議会、セコムが高齢者の見守りサービスの実証実験を開始
株式会社チカクのプレスリリース(2022年6月14日 10時00分)チカク、東みよし町、東みよし町社会福祉協議会、セコムが高齢者の見守りサービスの実証実験を開始

 

  • 徳島県東みよし町

東みよし町は、徳島県の西部、四国のほぼ真ん中に位置し、人口は1.4万人。町の中央部を吉野川が雄大に流れ、北には阿讃山脈、南には四国山地の急しゅんな山々を抱き、豊かな水と緑に恵まれた地域です。徳島自動車道吉野川ハイウェイオアシスが町の中心にあり、テレワークオフィス、温浴、カフェ、物産、キャンプ場、宿泊施設等を備えた交流拠点及び中四国圏域や近畿圏域との交通交流連携の拠点となっています。
・東みよし町:https://www.town.higashimiyoshi.lg.jp/

 

  • セコム株式会社

セコムは、1962年に日本で初めての警備保障会社として創業。1966年には日本初の企業向けのオンライン・セキュリティシステム、そして1981年には家庭向けにホームセキュリティシステムを発売するなど、時代に先駆けたサービスを創出しています。2020年1月に発売した「まごチャンネル with SECOM」はゆるやかな見守りを提供するとともに、親御さんも楽しみながらご利用いただけるサービスです。
・セコム株式会社:https://www.secom.co.jp/
・まごチャンネル with SECOM:https://www.secom.co.jp/mimamori/mago-ch/

 

  • 株式会社チカク

チカクは“シニア・ファースト”を掲げるエイジテック企業です。スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信し、インターネット環境やスマートフォンがないシニア世代でも視聴できる「まごチャンネル」を開発・販売しています。自治体や介護施設などと高齢者の孤独解消に向けた取組みも実施しています。

<提供サービス>
・まごチャンネル:https://www.mago-ch.com/

<会社概要>
・会社名:株式会社チカク
・代表者:代表取締役 梶原健司
・所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東2-14-7
・設立 :2014年3月
・URL :https://www.chikaku.co.jp/

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