あらゆる企業にとってこれからの時代を生き抜くためには、新たな価値を生み出すことが必要であり、時にはコスト構造を大きく変革させる必要もあります。
そのような環境のなか、テクノロジーの進化も相まり、AI・IoTを軸としたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が様々な業種の企業で行われていますが、そのほとんどが資本を持つ大企業のものであることが実情となっています。
我が国の全企業における99%以上は中堅・中小企業です。日本が抱える様々な社会課題を解決するとともに、
本当の意味で国際競争力を獲得するには中堅・中小企業が企業競争力を高めていくことが極めて重要だと考えています。
最新技術や情報、そしてそれを持つ人材が集積しやすい都市部だけでなく、どんな場所でも、どんなに小さな企業規模でもDXの実現によって事業をより発展させていくことが可能であると、アスナビスでは確信しています。
アスナビスでは「すべてのお客様と新たな価値の創出を」実現するため、業界では異例の安価定額制によるDX総合支援サービス、業務改善型ITサポート・ヘルプデスク事業を展開しています。
ビジネス検討からシステム構築・運用までのトータル支援を行うDX総合支援サービス、ITツール導入や社内情報機器の運用・管理をトータルサポートしながら業務改善を行うITサポート・ヘルプデスクプランを是非ご活用下さい。
DX推進に取り組むことは、専門チームを有する大企業にしかできないことではありません。DXをもっと身近に考えてみませんか。
DXの実現を通じて企業競争力を高める、単なるIT化ではなく、DX推進とはどういうことなのでしょうか。
- ベテラン依存からの脱却と稼働率の大幅な上昇による利益最大化を実現したDX事例
株式会社K社においては、ご相談頂いた当時、従業員数52名の加工会社を営んでおり、主には切削・溶接の加工を主体として事業を行っていました。ヒアリング・ディスカッションを重ね、二つの大きな課題が浮かび上がってきました。
1.ベテランに依存した業務が存在し、特定の方でなければ業務が満足に実行できない、リスクの高い経営から 脱却すること
2.設備の低稼働率状態から高稼働率に引き上げ、利益を最大化すること
そこで、ベテラン依存からの脱却による低リスク経営化、設備の高稼働率化による利益最大化をプロジェクトの方針としてDXを進めることにしました。
- ベテラン依存からの脱却
このプロジェクトにおいて、実は地道な解決法となりました。
当初、ベテランの加工判断をAIによって代替することを検討しましたが、実はこの加工判断というのは「かなり複雑だけど、明確なロジック」であることがヒアリングを通じて判明しました。
おそらく、AIを使うことで課題は「ある程度」解決することは出来たと思います。しかし、ロジックが明確である以上、AIは使わない方が正解に至る精度は高くなります。そこで、我々は地道にその判断ロジックを解き明かしていくことにしました。
AIを提案することは簡単ですが、我々はあくまで「あるべき姿」を追求することにこだわります。
実は、このロジックを解き明かすというのはかなり地道な作業になります。
基本的にはヒアリングと組み上げたロジックの実証を繰り返し、ベテランの判断と同じロジックになるまで、ひたすら追求します。実はこのヒアリングにもコツがあり、仮説思考、論理思考をフルに活用しながら進め、効率よく、正確にロジックを追求することが求められます。
そのあとは、ロジックをシステムに落とし込むことが必要になります。つまり、誰もがそのツールを使えばベテランと同じ業務ができるようにします。
このようにして作られたシステムにより、ベテラン依存からの脱却という点はクリアされました。
AIは使いませんでしたが、ベテランのブラックボックスをデジタルとしてシステムに落とし込み、使えるようにすることも立派に一つのデジタル・トランスフォーメーションなのです。
- 設備の高稼働率化による利益最大化
まず、設備の稼働状況をアプリケーション上で見えるようにしました。
企業様毎の状況に詳細に合わせたやや特殊な設備で、残念ながら詳細は記載できませんが、要はすべての加工設備が「いつ」「誰が」「何の加工を」「どのくらいの時間で」「どれだけ手待ちがあったか」などといった状況を見えるようにしました。
これだけでも手待ちを除外した「真の稼働率」まで見えるようになったことに大きな発見と進展はありましたが、ここから、さらに設備の空き時間が最小限になるように人員・受注の最適化を示すようにしました。
結果、稼働率は大きく上昇し、従来がおおよそ50%の稼働率であったところが、約90%まで劇的に上昇しました。当然、そうなると売上の増加、さらに人員の最適化をしているので利益率そのものも上昇します。
- 自社のDXは新たな商材として、事業の柱になる
プロジェクトとして、稼働率の劇的な向上とベテラン依存の脱却が出来た時点で、成功と言えるでしょう。
しかし、このプロジェクトはそれだけで終わりではありません。
実は、製造業界において、同じような悩みを抱える企業様は数多く存在しているのです。つまり、K社が構築したソリューションは他社展開も考えられる商材となるのです。
これは、非常に大きな機会となります。現状の事業を最適化したうえで、ソリューションを新たな事業の柱として会社が成長していけることになります。
このように新たな事業展開につながることが、DX実現による新たな価値の創出の一つです。
- すべてのお客様と新たな価値の創出を
私たちアスナビスでは、先端テクノロジーの活用が大企業中心でしか実施されていない現状を見つめ、それをもっと身近なものに、誰も取り残さない、先端テクノロジーの浸透に全力で取り組んでいます。
業種や規模に関らず、日本経済を担うすべての企業がDXの実現により、今ある企業競争力を高め、さらなる価値を創出していける世の中にすること。それが私たちアスナビスの掲げる夢です。
DX推進コンサルティング業の強みは、企業の問題を客観的かつ総括的に捉えて最適解を導き出せること、問題解決に必要なツールの選定、導入に関する知識を豊富に持ち合わせていることだと考えており、私たちも日々研鑽に励んでいます。
少々長くなってしまいましたが、アスナビスの夢について、最後までお付き合い下さり有難うございました。
今後もより一層幅広く、日本全国の企業様とともにDX推進事業に取り組み、すべての企業様と共に新たな価値を創ります。
「April Dream」は、4月1日に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
- 【会社概要】
会社名:アスナビス株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル32階
代表者:髙橋 優太
URL:https://as-navis.com
事業内容:安価定額制でのDXトータルサポートプラン、業務改善型ITサポート・ヘルプデスク事業
その他幅広くご相談下さい
髙橋 優太
コンサルファームにて戦略・業務改革系のコンサルタントとして、AIなどの先端技術を活用したシステム開発・導入など多数のプロジェクトマネジメント経験を積んだのち、中小企業での研究・開発部門長としてDX推進を担当。 現在はアスナビス株式会社の代表取締役社長として活動。
【お客様からのお問い合わせ先】
《アスナビスコンタクトセンター》
TEL:03-5322-4278
e-mail:contact@as-navis.com