◆「開発の見える化」で、MBSEによる業務効率化と品質向上にさらに貢献
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近年、自動運転技術やIoTの普及などにより検討すべき領域が広がったことから、自動車や精密機器製品の開発業務は急速に大規模化/複雑化しています。このため複数の専門領域にまたがる設計情報を考慮しながら、全体の最適化を実現する「システムズエンジニアリング」が注目されており、サイバネットのお客様からのお問い合わせも増加しています。
iQUAVISは、システムズエンジニアリングを推進するソリューションです。「開発(技術・判断・業務)の見える化」によって、システム製品の構想段階において設計のすり合わせが必要な箇所を特定し、最適な設計手順に導きます。また、自動車をはじめとする国内大手製造業を中心に、150社10万ユーザに利用されています。
サイバネットは長きにわたり、システムズエンジニアリングを効果的・効率的に実施するMBSEやCAEのソリューションを取り扱ってきましたが、iQUAVISの提供開始により、MBSEで必要となるシステムモデリングから品質・リスク分析、実行可能なプロジェクト計画の立案までを一貫してサポート可能になりました。MBSEによる業務効率化および品質向上に、より一層貢献してまいります。
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◆開発の見える化ソフトウェア「iQUAVIS」の特長
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1.技術の見える化(技術ばらし※2):目標性能の実現に向けた技術課題をもれなく抽出し、設計全体の手戻りを防止します
技術ばらしの手法で、技術の成り立ち(求められる機能とその実現手段である部品の相反関係、働き)を見える化します。要求仕様を満たすための技術課題を、早い段階でヌケモレなく抽出することができるため、スケジュール通りに製品を開発し、市場投入することが可能になります。
2.判断の見える化(品質・リスク分析):設計検討の経緯を記録し、適切な判断を促します
検討の経緯を帳票形式で記録し、情報資産として活用することが可能です。設計レビュー等で適切な判断を促し、品質の高い製品開発を支援します。
3.業務の見える化(プロジェクト管理):現場の状況が可視化されることで、開発の遅れを防ぎます
各チームの業務計画を連携させて、計画変更や作業遅延による節目・後工程への影響を可視化することで、遅延の兆しにいち早く気づき、全体の遅延が大きくなる前に対策を打つことを可能とします。
さらに、技術の見える化によって関係者間ですり合わせが必要となる作業を明らかにし、各作業の優先度を決定した上で計画を進めることで、手戻りの少ない作業手順を導くことができます。
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◆iQUAVIS開発元 株式会社電通国際情報サービス
上席執行役員 製造ソリューション事業部長 妹尾 真氏からのコメント
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この度のサイバネットによるiQUAVISの販売開始を心より歓迎いたします。
サイバネットが持つ、MBSEやCAEのノウハウとiQUAVISを掛け合わせることで、製造業のシステム開発業務の効率化や品質向上により一層貢献されることを確信しております。
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◆サイバネットシステム株式会社
執行役員 デジタルエンジニアリング事業本部 副本部長 首藤 哲也のコメント
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サイバネットグループは、長年にわたり、製品開発に関する業務プロセス改善のコンサルティングや自社開発ツールの活用によって、お客さまのMBSE導入を支援してまいりました。このたびの株式会社電通国際情報サービスとサイバネットのコラボレーションにより、より包括的なサービスがご提供可能になるだけでなく、日本のものづくり産業の抜本的なプロセス改革に寄与できると考えています。今後も強固な協力体制のもと、お客さまの課題解決に貢献してまいります。
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◆価格
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お問い合わせください。
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◆iQUAVIS紹介セミナー
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iQUAVISの紹介Webセミナーを開催します。ぜひご参加ください。
■日時:2023年3月2日(木) 13:30~14:00
■開催形式:オンライン(Web会議システムZoomを用いたWebセミナー)
■対象者:
・製品設計の改善に取り組まれている方
・システムズエンジニアリングの推進を担当されている方
・複雑化する製品設計のプロジェクト管理に悩まれている方
■参加費:無料(事前登録制)
■お申込み:https://www.cybernet.co.jp/iquavis/introduce/
iQUAVISの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/iquavis/
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【注釈】
※1: MBSE:Model-Based Systems Engineering(モデルベースシステムズエンジニアリング)の略で、機械、エレキ、制御・ソフト等の複数の領域にまたがって、要求分析、システム設計、検証までの開発工程全般を、モデルをベースに効率的に進める開発手法。
※2: 技術ばらし:製品に具現化しようとしている要求機能と、その実現手段である要素の関係や働きを明らかにし、製品の成り立ちを整理し見える化する手法。複雑に絡み合う要件と要素の関係を確認できるので、着目点からの背反を把握しやすい。
※3: FMEA:「Failure Mode and Effect Analysis」の略。故障防止を目的として、潜在的な故障モード(品質の不具合)の体系的な分析方法。製品製造工程などにおいて、機能変更などを行う前に実施する予防処置として用いられている。
※4: DRBFM:「Design Review Based on Failure Mode」の略。故障モード(品質の不具合)を未然防止するため、設計の変更点や製品の利用環境の変化などを洗い出し、各分野の専門家を交えてデザインレビューを実施することで品質トラブルの発生を防ぐ手法。
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ISIDについて
株式会社電通国際情報サービスは、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」をビジョンに、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支援しています。金融、製造、ビジネスソリューション、コミュニケーション IT の 4 領域で培ったソリューションの提供に加え、テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、顧客、生活者、社会の進化と共存に寄与するソリューションを生み出しています。
電通国際情報サービスに関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.isid.co.jp/
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAE※のリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
※ CAE(Computer Aided Engineering):ものづくりの研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすことで、開発期間や資材コストを大幅に削減できるメリットがある。
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本件に関するお問い合わせ サイバネットシステム株式会社
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■内容について
デジタルエンジニアリング事業本部 マーケティングソリューション事業部
戦略ソリューション企画部/荒井
E-MAIL:iquavis-sales@cybernet.co.jp
■報道の方は
コーポレートマーケティング部/山本
E-MAIL:prdreq@cybernet.co.jp
■投資家の方は
IR室/目黒
E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
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※記載されている団体名、ブランド名、製品名、サービス名は、各所有者の商標および登録商標です。