「地域還元型“資源リサイクル”プロジェクト」が参加型エリアサイト「みんなの場」でスタート。

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参加企業が増えれば増えるほどCO2削減につながり、利益が子供たちへ還元される!
「地域還元型“資源リサイクル”プロジェクト」が参加型エリアサイト「みんなの場」でスタート。
2023年1月に、最初の賛同企業である神奈川県相模原市の協同コアトレード株式会社と金属の共同回収で得た利益から災害時に役立つ「衛生ポーチ」の地元幼稚園への寄付を実現しました。
工業団地など近隣のエリア単位で「カーボンニュートラル」「災害時の共助」「仕事環境の整備・求人」に取り組むことができる参加型Webプラットフォーム「みんなの場」を運営する<株式会社CUUSOO SYSTEM>(東京都品川区。代表取締役:西山浩平)は、2022年10月「地域還元型“資源リサイクル”プロジェクト」をスタートさせました。

このプロジェクトは、日本全国各地域のリサイクル事業者と協力しウェブサイト「みんなの場」を介して参加企業を募り、ミルクラン(共同回収)方式で資源を回収するものです。またその共同回収から得た利益を寄付という形で、地域の子供たち(幼稚園・保育園など)に還元するという仕組みです。“参加者が増えれば増えるほどCO2削減につながり、またその利益の一部が地域に還元される”という取り組みになります。
その実証実験とも言える最初のミルクラン(共同回収)が、このプロジェクトに賛同した<協同コアトレード株式会社>(神奈川県・相模原市。代表取締役:古川竜寿)により、2022年11月21日に実施され、その利益の一部を用い災害時に役立つ「衛生ポーチ」を購入。それを地元の「津久井ヶ丘幼稚園」(神奈川県相模原市)に寄付いたしました。

協同コアトレード株式会社 代表取締役・古川竜寿氏コメント

「現在、CO2削減や脱炭素を企業に求める流れが急加速している中、この共同回収プロジェクトに弊社が参加することでひとつの見本になればと考えています。このプロジェクトで、国内の資源を守り、その資源を産業地域、市民の皆さんに見える形で有効的に活用される。そんなサーキュラーエコノミー(循環型経済)が実現できればいいなと思います。」

 学校法人かみや学園 認定こども園津久井ヶ丘幼稚園
園長・井村勉氏コメント

「この度は園のために「衛生ポーチ」を寄付いただき感謝しています。いただいた「衛生ポーチ」はさっそく園内に常備しています。2台ある園バスにもそれぞれ一つずつ設置しました。現在、園では環境問題やリサイクルについて、積極的に進めていくことが課題になっています。今後、地元の企業などと一緒に、その取り組みができればと考えています。」
 

「地域還元型“資源リサイクル”プロジェクト」とは?

今まで個別に行っていた非鉄金属などの資源回収を「ミルクラン(共同回収)」方式で集荷するプロジェクト。各地域のリサイクル業者が、参加型Webプラットフォーム「みんなの場」を使い、近隣地域の企業・工場に呼びかけ、効率の良い巡回計画を立てます。ミルクランでは個別に資源を回収する時に比べ、CO2排出量と輸送コストが削減でき、また今まで廃棄するしかなかった少量の有価物のリサイクルも可能となります。そして、その回収から得た利益の一部を、地元の幼稚園・保育園などに災害対策用品を寄付することにより、地域の子供たちのために還元するという試みです。

参加企業が増えれば増えるほどCO2削減につながり、利益が地域の子供たちへ還元されます。参加企業が増えれば増えるほどCO2削減につながり、利益が地域の子供たちへ還元されます。

「従来の個別回収が抱えていた課題」とは?
現在リサイクル事業者の多くは、クライアント(依頼者)の要望に合わせ、非鉄金属等の回収依頼が発生するとその都度、集荷を行っています。このため集荷ごとに、3つのデメリット「余計なCO2が排出される(社会的デメリット)」「一回当たりの配車料が割高になる(クライアント側のデメリット)」「個別集荷では積載するトラックに空きスペースが発生する(非効率)」が生まれます。しかしミルクラン(共同回収)を行うことで、これらのデメリットを解消することができます。

このプロジェクトの参加企業が増えれば増えるほどCO2削減につながり、またその利益の一部が地域に還元される仕組みのため、環境にとっても、地域にとってもプラスになります。またミルクランに参加する企業にとっても運送コストが削減できるというメリットが生まれます。
 

※ミルクラン=牛乳製造業者が酪農家を回って牛乳を引き取っていく様になぞらえ、1台のトラックが複数の場所を巡回し荷物を運ぶ、効率の良い集荷方式。共同回収、巡回集荷とも言う。

 

共同回収や寄付の実績は「みんなの場」サイト内で毎回、報告します。

<ミルクランの実施・実績報告を「みんなの場」で行います>
ミルクラン方式の回収が実施されるごとに、「みんなの場」サイト上に、いつ回収が行われたかの報告を公開。ミルクランの「参加企業数」「CO2削減量」「走行距離」などをお知らせします。

<寄付の実績を「みんなの場」で報告します>
ミルクラン方式で集められた金属類は、回収のための輸送コストを差し引いた後、有価物として資源へと生まれ変わります。その売り上げの一部は幼稚園や保育園など、未来を担う近隣地域の子供たちのための防災用具・防災用品などとして寄付されます。寄付に際しては、ミルクラン方式の回収にご参加いただいた事業者の名前(企業名、団体名、事業所名など)がわかる形で寄付を行います。

<計量証明書を発行します>

参加型ウェブサイト「みんなの場」を介して行われるミルクラン方式で回収した非鉄金属(有価物)に関しては、回収後に計測し「計量証明書」を回収先へ渡しています。自社や事業所ごとに有価物がどのくらい出たかを計量・記録しなくて済むので、労力やコストもセーブでき便利です。

ミルクラン(共同回収)を行う、日本全国の「リサイクル事業者」を募集中。

参加型エリアサイト「みんなの場」では、「地域還元型“資源リサイクル”プロジェクト」に賛同するリサイクル事業者を募集しています。このプロジェクトでは、日本全国の「みんなの場」が定める地域から1社、その地域を代表するリサイクル事業者と協力し、ウェブサイト「みんなの場」を介して参加企業を募り、ミルクラン(共同回収)方式で資源を回収していきます。

☆お申し込みは、「みんなの場」ウェブサイトから ⇒
https://minnanoba.cuusoo.com/kanagawa-keno-hokubu/cuusoo_projects/butsuryu/projects/51424

「みんなの場」とは?

株式会社CUUSOO SYSTEMが運営する参加型のWebプラットフォームが「みんなの場」です。

日本全国に1000か所以上あるといわれる工業団地の入居事業所は、カーボンニュートラル化や、地方の人口減少、また増加する激甚災害等への対応に迫られています。そこで「カーボンニュートラル」「災害時の共助」「仕事環境の整備・求人」といった各企業が抱える課題・問題を、「みんなの場」というWebプラットフォームを用い、近隣の工場や企業が連携して大きな社会的課題に取り組めるよう、サポートしています。
https://minnanoba.cuusoo.com/

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