今回、グローバルでトップレベルの実績を持つ統合型ワークプレイス管理システム「ARCHIBUS」をNECのマネージドサービスに追加することで、ワークプレイス管理やファシリティマネジメントで必要となるデータを、一つのデータベースに統合し、土地・建物・建築物・設備等の管理・運営に関わる全ての情報を可視化し、改善することが可能となります。
【背景】
企業における一般販管費のうち人件費の次に高いものとしてファシリティ関連コストがあげられます。その中身は、土地、建物、構築物、設備に関する賃貸料、水道光熱費、減価償却費、営繕・保全費など広範囲かつ多岐に渡り、部門毎に個別に管理されており情報が分散しているため、組織横断・統合的に集計・分析し最適化することが難しい状況でした。
また、従業員が働きやすい環境を作りたいという思惑から不動産・オフィスなどワークプレイスを有効的に活用することの重要性も増してきました。
法人・企業の不動産ポートフォリオや施設資産などを統合管理し、ワークプレイスリソースを最適化するため統合型ワークプレイス管理システムを導入する事例は海外で先行していましたが、国内でも導入する機運が高まっている状況です。
ARCHIBUSは、複雑な建物情報を体系立てて集約・統合することにより、設計・施工情報、地図情報と連携しながら、業務プロセスやプロジェクトを効率的に遂行することや、ファシリティに関する実績データと、業務や会計情報を統合した情報基盤を構築することを可能とします。
NECとしては、不動産・建物・職場・設備を保有し、管理していくことに人的負荷・費用がかかっていた小売業、製造業、通信等公共インフラ産業などに対して、ファシリティ関連コストの分析から、施設使用率の向上や施設運用コスト削減などお客様の課題抽出や業務改革デザインなどコンサルテーションを実施し、アイスクウェアド社(注記)との連携によりARCHIBUSを提案していきます。また、NECグループ会社とともに同システムを使った運用業務のサポート、人事・経理など基幹系システムとの連携まで、一気通貫でのソリューションを提供していきます。
そうした一連のサポートにより、お客様の施設使用率の向上や施設運用コストの最適化など、ファシリティ関連業務そのもの、施設利用者にも役立つ機能を提供していきます。
以上
注記)
□ARCHIBUS, Inc.
https://www.archibus.com/
設立 1982年。
米国ボストンに本社を構え、不動産・インフラストラクチャー&設備管理ソリューション分野における世界 No.1 ソフトウェアプロバイダー。
ソフトウェア及びサービスの売上は 27 億ドルを超え、24,000 社以上の導入実績があります。
□株式会社アイスクウェアド
http://www.isquared.co.jp/
設立 2011年。
日本におけるARCHIBUSの正規認定リセラーとして、ソフトウェアの輸入・ローカライズ・販売と、ファシリティライフサイクルマネジメント領域におけるコンサルティング、システム導入支援、関連サービスの提供を行っています。
※ARCHIBUSは、米国ARCHIBUS, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合があり ますので、あらかじめご了承ください。
[別紙]
【ARCHIBUSとは】
企業の不動産ポートフォリオ、オフィススペース、インフラ施設の管理など、ワークプレイスの最適化を支援するIWMS(統合型ワークプレイス管理システム)もしくは、FM(ファシリティマネジメント)システムと呼ばれるシステムです。
ファシリティマネジメント活動を円滑に進めるためのプラットフォームとして世界190以上の国と地域で、8,000,000人以上のARCHIBUSユーザーが、22,000,000以上の建物と不動産を管理し、毎年1,000億ドルを超えるファシリティコストを低減させています。
【ARCHIBUSの特徴】
ワークプレイス管理やファシリティマネジメントで必要となる各種データや業務情報を一つのデータベースで管理し、土地・建物・構造物・設備等の資産管理・運営に関わる全ての情報を可視化し、改善することができます。
「ARCHIBUS」は豊富な機能群から必要なモジュールを選択して利用することが可能です。機能群としては、不動産ポートフォリオ管理、資本プロジェクト管理、スペース管理、資産管理、施設メンテナンス管理、環境・リスク管理、ワークプレイスサービスなどがあり、お客様の用途に合わせて段階的な導入、機能拡張していくことが可能です。
【多種多様なデータおよびシステムと連携が可能】
「ARCHIBUS」のデータ構造に沿ってファシリティデータを登録することで、複雑な建物情報を体系立てて集約・管理を行います。
設計・施工情報、地図情報と連携しながら、施設に関わる情報・業務プロセス・プロジェクトをステークホルダーに分かりやすいカタチで提供することが可能です。さらにERPなど企業内の基幹系システムと連携することで、建物に関する実績データと、業務や会計情報を併せ持つファシリティ情報基盤として、企業のDXを促進します。
年に数回のアップデートを行うことで継続的に最新の技術・先進的なサービスを提供しています。昨今では3次元建物デジタルモデルであるBIM(Building Information Modeling)やIoT連携機能を実装し、デジタルツインの実現に寄与するソリューションとしても注目を集めています。