二層構造デジタル通貨プラットフォーム関連特許の登録

この記事は約4分で読めます。
株式会社ディーカレットDCP(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村林 聡)は、事務局を務めるデジタル通貨フォーラムで検討している「二層構造デジタル通貨プラットフォーム」の関連特許が登録されたことをお知らせいたします。

 

 

特許番号 特許第7169420号
発明の名称 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
登録日 2022年11月1日

【特許の概要】
本特許は、今年6月に特許登録された二層構造デジタル通貨プラットフォーム(特許第7089143号、以下:本プラットフォーム)に付随する二層構造デジタル通貨の価値移転システムであり、事業者がデジタル通貨を簡易に運用できる技術です。この発明により、本プラットフォーム上で商品やサービスの対価としてデジタル通貨を移転することができます。
スマートコントラクト*でデジタル通貨を自由に動かすことができるため、DVP(Delivery Versus Payment)のような商品の受け渡しと支払いを同時に行う決済や、条件付きの支払い指示などが可能となります。
例えば、NFTマーケットプレイスと連携しクレジットカードや暗号資産を利用せずに即時にNFTの購入ができる仕組みや、インターネットで商品を購入した際に配達完了の条件で契約が成立し自動清算する機能などが提供できます。
本プラットフォーム上で利用されることで、企業間決済で行われている振込業務などの簡略化やサービスを提供したのに支払いがされないといったトラブルを防ぐことにもつながり、人手を費やす業務を減らすことが可能です。

ディーカレットDCPは、あらゆる通貨と価値の役割をデジタル化し、豊かな社会創りに貢献することをビジョンに掲げ、今後も民間発行デジタル通貨の実現に向けて事業を推進してまいります。

*スマートコントラクト:ブロックチェーン上で特定の条件が満たされると、契約や取引など決められた処理が自動で行われる仕組み

【参考:二層構造デジタル通貨プラットフォームについて】
ディーカレットDCPで開発している本プラットフォームは、共通領域と付加領域と呼ばれる二つの領域を連携させ、二層構造デジタル通貨DCJPY(仮称)を発行・送金・償却します。
共通領域は、預金として整理されるDCJPYを銀行が発行・送金・償却する領域です。それに付随する残高管理などの業務を行うための機能および、銀行が各システムと連携するための仕組みを提供します。付加領域は複数存在し、各事業者のニーズにあわせプログラミングされたサービスや機能を提供できる領域です。DCJPYとモノの流れをリンクさせ支払決済をすることが可能になります。
本プラットフォームの仕組みは、スマートコントラクトにより決済が自動で行われるだけでなく、業務の自動化や省人化など、DX社会への貢献となると考えています。

※本プラットフォームの詳細は、2021年11月に公表したホワイトペーパーをご参照ください
https://www.decurret-dcp.com/.assets/forum_20211124wp.pdf

■会社概要
企業名 :株式会社ディーカレットDCP
URL :https://www.decurret-dcp.com
代表者 :代表取締役社長 村林 聡
事業内容:デジタル通貨事業
※記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です

タイトルとURLをコピーしました