宿泊業界の新たな危機に「ホテル再建」の経験を活かした新たな打ち手!資金難&人手不足でも、施設の利益最大化を叶えるメンテナンス管理アプリ「HoteKan」

この記事は約7分で読めます。
 宿泊施設等の清掃・管理代行業務を営む株式会社リウシス(愛知県名古屋市、代表取締役社長:苅谷治輝、以下「当社」)は、2022年12月1日(木)より、宿泊施設の設備・備品管理をサポートするメンテナンス管理アプリ「HoteKan」の提供を開始します。『HoteKan』公式サイト:https://HoteKan.com

 水際対策や行動制限の緩和で、宿泊業界に光が差し始めています。一方でコロナ禍で発生した債務償還年数の平均が17.5年(※)となるなど“資金繰りの悪化”という新たな危機が到来しています。
 資金難では急な宿泊客の増加に対して、スタッフの増員や設備の大規模な修繕ができないのが実情です。修繕が間に合わず予約を断ると言った事態も発生しています。こうした事態の改善を目指し、「HoteKan設備」と「HoteKan備品」の提供を開始するに至りました。
 HoteKan設備は、施設の設備修繕を最小限の費用かつ、最短で修繕が済む仕組みを構築するアプリです。早く修繕が済むことは、空室なのにお客様に売ることができない“客室売り止め”の回避に繋がり、宿泊施設の利益を最大化させることが可能です。
 HoteKan備品は、施設の備品在庫がどれだけ残っているかや、減り方の推移をリモートで確認できるアプリです。
 これらのアプリを通して、宿泊施設の設備・備品管理を抜本的に改善。新たな人材を雇うことなくお客様満足度向上や修繕コスト削減、客室売止による機会損失回避に貢献します。
 12月からのサービス提供に伴い、全国に25施設を展開する「JR西日本ヴィアインホテルズ」、滋賀の老舗温泉「おごと温泉 湯元舘」での導入も決定。来年は300施設での導入を目指しています。
※出典:全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部によるアンケート調査
 

【HoteKan 立ち上げのきっかけ】
 代表の苅谷は2014年、赤字に陥った自身の家族が経営するホテルの再建を目指し2代目社長に就任。宿泊施設の設備・備品管理の効率化を徹底することで経営再建を実現し、就任半年で黒字化を達成しました。こうした経験をコロナ禍で苦しむ他の宿泊施設経営者にも活かしてほしいとの想いから、宿泊施設管理のDX化を実現するメンテナンス管理アプリ「HoteKan」を構想。2022年12月1日より、本格的にサービス提供を開始するに至りました。
 

 HoteKanは宿泊施設内における設備の修繕管理や備品管理を、スマホで行うことができるアプリです。壁クロスの破れ、ウォシュレットの故障、照明が付いていない、天井からの水漏れなど『設備に関する異常や問題』から、シャワーカーテンの破れ、冷蔵庫の故障、椅子の足の折れなどの『備品に関する在庫不足や発注納期問題』まで、事務所や出張先でもHoteKanがあれば直ぐに状況把握ができ、修繕や備品の発注が間に合います。
 

  • HoteKan設備の詳細

 宿泊施設の設備異常を発見した際に記録・通知し、清掃スタッフ・ホテルスタッフ・修繕業者の三者間でいち早くチャットで連絡を取ることができるアプリです。異常の具体的な状態を写真や動画で把握できることから、業者による現地調査も削減できます。また、見積書や業務報告書などをPDFでアップロードが可能。修繕が完了すれば履歴として残るため、同じような事象(例.トイレの水漏れ)が起きた場合や過去に同じ客室で起きた事象を検索することも簡単にできます。 消防設備点検や貯水槽清掃、空調点検、給湯機点検など設備の定期メンテナンスや法定点検などの記録もつける事ができ、書類のペーパーレス一元管理が可能となります。

設備の状態を撮影する様子設備の状態を撮影する様子

ホテカン設備の利用画面ホテカン設備の利用画面

<HoteKan設備 使用の流れ>
①お客様のチェックアウト後、清掃スタッフが客室内の設備異常を発見する。
②フロントスタッフが確認に行って写真を撮影。HoteKan設備に入力する。
③管理者がHoteKan設備の通知を確認し、チャットで工務店やスタッフと修繕の相談をする。
④出来る限り、お客様のチェックイン前までに修繕を完了させる。
 

  • HoteKan備品の詳細

 客室の消耗品や備品の在庫数を把握し、適切に発注管理を行うためのアプリです。客室のアメニティやドリンク類の消耗品、テレビ、ドライヤー、電気ポット、コップなどの備品は通常、在庫としてホテルのリネン室や倉庫に置かれています。在庫から新しい備品を取り出した数をHoteKanに入力することで、在庫残数をスムーズに把握可能。また、在庫の残りが少なくなるとホテル管理者に通知が届き、 適切なタイミングで発注できます。 棚卸しなくてもリモートで在庫確認でき、細かい変動も把握できるようになります。

備品の在庫を確認する様子備品の在庫を確認する様子

ホテカン備品に在庫数を打ち込む様子ホテカン備品に在庫数を打ち込む様子

<HoteKan備品 使用の流れ>
①お客様のチェックアウト後、清掃スタッフが客室の客室備品のセットをする。
②清掃完了時にHoteKan備品に入力する。
③在庫数が下限値を下回ったら、管理者にメールが届き発注する。
④発注した備品が届き次第、追加在庫数をフロントスタッフが入力する。
 

  • アプリの詳細概要

アプリ名:HoteKan設備、HoteKan備品
価格:33,000円/月(HoteKan設備)、33,000円/月(HoteKan備品)
公式ホームページ:https://HoteKan.com
動作環境 : iOS/Android/WEBブラウザ
※一部ご利用いただけないOSのバージョンや、機種によって正常に動作しない場合がございます。
 

  • HoteKanを導入いただいている宿泊施設例

株式会社Nazuna
事例詳細:
https://www.hotekan.com/nazuna

Nazuna 京都 椿通Nazuna 京都 椿通

4つの旅館と8つの一棟貸しの宿を運営。人材を第一に考え、他の宿泊施設とは一線を画するおもてなし精神で、2016年より5年連続ミシュランガイドで3パビリオン「特に快適な宿」として選ばれている。 HoteKan導入のきっかけは、京町家ということもあり設備管理に苦労したこと。導入により、人件費の10~20%削減を実現している。

株式会社呉竹荘
事例詳細:
https://www.hotekan.com/kuretake-inn-nayabashi

くれたけインプレミアム名古屋納屋橋くれたけインプレミアム名古屋納屋橋

1948年に1軒の割烹料亭から始まり、ホテル、ウェディング、レストラン、指定管理、保育と「食」を軸とした5つの事業を展開。2000年に入り、ビジネスホテルも展開。現在では、国内外に50施設以上のホテルを運営している。HoteKanの導入により、紙や口頭のアナログだったオペレーションが一気にデジタル化。山積みでどこいったか分からなくなる報告書や連絡事項も全てHoteKan内に整理できるようになり、業務の効率化が促進されている。
 

  • HoteKan開発者の思い

苅谷 治輝(株式会社リウシス 代表取締役社長)

 自社のホテルである“エクセルイン”を運営する中で、あったらいいのにというアプリが世の中になかった為に自作したのがHoteKanです。
 ホテル経営において一見集客が大事だと思われがちですが、効率的な施設運営も大切です。特に今はコロナ禍で宿泊業界の平均負債比率が5倍超に膨らんでいるような状況です。こうした状況では急なお客様の増加に備えた新しい人材の雇用や、大規模修繕にはなかなか踏み切ることはできません。
 一緒に働いてくれている清掃スタッフとホテルスタッフが協力して、業者に頼まなくても出来るものは自分たちで直したり、修繕内容をまとめて工務店に頼んだりと、出来る限り少ない修繕費で施設の維持管理を行う工夫が必要です。その上でこのHoteKanを活用してもらい、修繕コストの最小化に貢献できれば幸いです。また、この状況を超えた先に、施設を継続的に使っていく上で重要なツール兼データベースにHoteKanがなっていければ有難いと考えております。
 

  • 株式会社リウシスについて

企業名:株式会社リウシス
代表者:苅谷治輝(代表取締役社長)
本社所在地:愛知県名古屋市熱田区川並町4番7号Rビル304
設立:2015年6月22日
事業内容:ホテル、工場、オフィスビル、販売店、学校、商業施設、レジャー施設などの管理業務、清掃管理、設備機器の保守・運転、設備点検整備
コーポレートサイト: https://rivusis.com

タイトルとURLをコピーしました