サウンドファンは、今年創業10周年を迎えました。創業者の「父親の難聴の悩みを解決したい」という思いと「蓄音機の音は耳の遠い高齢者にも聞こえやすい」という情報をきっかけとして「ミライスピーカー」は開発されました。曲面サウンドという特許技術を採用した「ミライスピーカー」は当初、BtoBで展開しており、空港や銀行などで採用されました。2020年5月に一般家庭向けとして「ミライスピーカー・ホーム」を発売してからは、耳に不自由さを感じている方やその家族などに受け入れられ、現在では累計約20万台を販売しています。
このたび新発売する「ミライスピーカー・ステレオ」は、内蔵したステレオアンプでテレビの言葉だけでなく音楽も聞き取りやすくなること、横置きで無駄のないシンプルなデザインが特徴です。さらに、お客様からの要望にお応えして、リモコン操作や光デジタルでの入力を可能にしました。
「ミライスピーカー・ステレオ」のプロトタイプを最初に作製したのは2020年3月。約80パターン以上の曲面形状、振動板素材を試作し、聞こえに悩みを抱えている方々のご協力を得て、3年以上の時間をかけて完成しました。
■ミライスピーカー・ステレオの特長
・振動板全体から同時に音が出るので指向性が広く、部屋の中のどこにいても音が聞こえます。
・声の明瞭度や音声帯域の発音効率が高いため、音量を上げなくてもはっきり聞こえます。
・ステレオアンプ内蔵で、音楽や映画の背景音などの迫力も楽しめます。
・曲面振動板とドライブユニットのハイブリッド構造のため、位相ずれや遅れがありません。
・付属のリモコンで、スピーカーから離れていても操作が可能です。
・光端子を追加することで、光デジタルケーブルを使ってテレビと接続させることができ、ノイズや
音質劣化が少なくなります。
■ミライスピーカー・ホームとの比較
■『サウンドドリブン人間活性業』として、より多く方々の聞こえを改善し明るく前向きに
当社は、「100年のスピーカーの歴史」に聞こえにくさの解消という新しい視点を提示し、特許技術「曲面サウンド」をもって、サウンド領域に新たな価値と可能性を提供する日本発のハードウェアベンチャーです。最も大切にしているのは、顧客への寄り添い。お客様の声に耳を傾けやすいD2Cモデルを採用し、大手音響メーカー出身のベテラン技術者と家族・自身の“聞こえ”の課題と向き合った経験のあるメンバーが中心となり、暮らしに潜む“聞こえ“の課題解決に寄与する製品の開発に挑んでいます。
今後も、より多くの「聞こえ」にお困りの方々とそのご家族に、ミライスピーカーによる「聞こえ」の改善を提供し、明るく前向きに生活を送れるような事業を展開してまいります。
■”音”そのものを変換する新技術 「ミライスピーカー®」独自の『曲面サウンド』とは
従来のスピーカーの振動板は、円すい形であるのに対して、「ミライスピーカー®」の振動板は、平板を湾曲させた形状となっています。この曲面振動板から発せられる曲面サウンドが、広く遠くまでハッキリとした音声を届け、言葉の「聞こえ」にお困りの方をサポートします。
■従来のスピーカーとの“音波”の違い
可視化が難しい音波ですが、早稲田大学の協力により、従来のスピーカーとの音波の違いが確認されました。さらに、特有の音波がなぜ生まれるのか、東京都立大学の協力により、振動板の動きからシミュレーション解析を行い、従来のスピーカーとは異なり、高音域において、広範囲にしっかりと音を届ける音場がつくられることが確認されました。今後も、スピーカー100年の歴史を変える『曲面サウンド』の音について研究を続けてまいります。
「ミライスピーカー®」について詳しくは下記サイトでご確認ください。
<会社概要>
会社名:株式会社サウンドファン https://soundfun.co.jp/
本社:東京都台東区浅草橋1-32-6 コスモス浅草橋酒井ビル4F
設立:2013年10月7日
代表取締役社長:山地 浩
資本金: 50,000,000 円 (資本準備金含む:100,000,000円)
事業内容:テレビ等の音声を聴こえやすい音に変換するテクノロジー「ミライスピーカー®」の開発・製造・販売