【20~50代のサラリーマンに聞いた「職場の人間関係に関する調査」】

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“友達必要” と考える人が多数の一方で、“さびしんぼ社員”の割合48.7%

「識学」を使った経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学(本社:東京都品川区、代表取締役社長:安藤広大)は、2023年6月29日(木)「職場の人間関係に関する調査」を行いました。

20代~50代の会社員に、職場に友達が必要かどうかを聞いたところ、「必要だと思う」が59.7%という結果でした。またその理由については「仕事の相談ができるから」が69.8%、「助け合えるから」が58.7%と続きました。そして実際に“職場に友達”はいるのかどうかも聞いたところ、「職場に友達がいる」は50.3%でした。その中で「一般社員」と「管理職」の内訳をみてみると、一般社員の「友達がいる」の割合は46.1%だったのに対し、管理職は64.3%と管理職の方が友達がいるということがわかりました。しかし“友達が必要”、“友達がいる”と回答した方が多数だった一方で、職場に居場所がない・独りぼっちだなと感じる“さびしんぼ社員”がいるかどうか聞いたところ、 “さびしんぼ社員”がいると回答したのは48.7%(さびしんぼ社員がいる…29.0%/自分がさびしんぼ社員…19.7%)でした。

■調査背景

最近では会社の飲み会に参加したくない人が増えていたり、ライフワークバランスの観点が広がっていたりと、どこまでが“業務”でどこまでが“プライベート”かを、仕事をする上でどちらも明確に分けて考えることは極端ではなくなってきました。しかしそうなると、職場において気軽に話ができる人=“友達”という存在はいないのでしょうか。

そこで今回は、「職場に友達は必要か」「職場に友達はいるか」「職場の人との付き合い方はどこまでなのか」など、職場の人間関係に関する調査を行いました。

調査トピックス

  • 職場に友達は必要?…“必要だと思う”会社員は59.7%

  • “友達が必要” 「一般社員」は 55.7%に対し「管理職」は72.9%と大きな差

  • 職場に友達が必要な理由…「仕事の相談ができるから」69.8%、

  • 「助け合えるから」58.7%

  • 実際に職場に友達はいる?…「友達がいる」50.3%

  • “友達必要”と考える人が多数の一方で、“さびしんぼ社員”の割合48.7%

  • 職場の人間関係をよくするためにしていること:「挨拶」72.0%、「笑顔で接する」41.7%

  • 職場に友達は必要?…“必要だと思う”会社員は59.7%

  • 職場に友達が必要な理由…「仕事の相談ができるから」69.8%、「助け合えるから」58.7%

Q1.あなたは職場に友達が必要だと思いますか。

(単数回答、n=300)

20代~50代の従業員数10名以上の企業にお勤めの会社員に、職場に友達が必要だと思うかを聞いたところ、「必要だと思う」は59.7%でした。またその中で「一般社員」と「管理職」の内訳をみると友達が必要だと回答した「一般社員」は55.7%なのに対し、「管理職」は72.9%と立場の違いで友達の必要性に大きな差が出ました。また男女での内訳も見てみると、男性は友達が必要が66.0%に対し女性は53.3%と、女性の方が職場の友達の線引きを少しシビアにしていることがうかがえました。

Q2. 職場に友達が必要だと回答した方にお聞きします。その理由をお答えください。

(複数回答、n=179)

では職場に友達が必要な理由はなんでしょうか。その理由について聞いてみると、「仕事の相談ができるから」が69.8%、「助け合えるから」が58.7%、「仕事が楽しくなるから」が53.1%と続きました。仕事関連での助け合いから“友達”が必要だと回答する人がいることはもちろんですが、意外にも“仕事を楽しくしたい”という理由からも職場に友達が必要という方も多いようです。

Q3.職場に友達が必要ではないと回答した方にお聞きします。その理由をお答えください。

(複数回答、n=121)

一方で、職場に友達は必要ないという方の理由は何でしょうか。その内訳を見てみると、「仕事とプライベートは分けているから」が68.6%と圧倒的で、次いで「友達になれる人が職場にいないから」が31.4%、「仕事がはかどらないから」9.1%という結果でした。

 

Q4.あなたの職場に“友達”はいますか。

(単数回答、n=300)

では実際に職場に友達がいる人はどのくらいの割合なのでしょうか。職場に友達がいるかどうかを聞いたところ、「職場に友達がいる」は50.3%という結果でした。またこちらも「一般社員」と「管理職」の内訳を見ると、「一般社員」は友達がいるは46.1%なのに対し、「管理職」では64.3%と、友達の有無でも立場の違いで差がありました。また男女では、男性は友達がいる51.3%に対し女性は49.3%と、こちらは性別での差は見受けられませんでした。

 Q5.あなたの職場について、以下の項目であてはまる人をお答えください。

 (複数回答、n=300)

では職場の人間関係において、どのような人が多いのでしょうか。最も多かったのは「気軽に話ができる人がいる」で64.0%でした。次いで「苦手な人がいる」51.3%、「信頼できる人がいる」51.0%と、苦手な人と信頼できる人は、ほぼ同じ数字という結果でした。

Q6.あなたの職場の人間関係で、どのような付き合い方の人がいますか。

(複数回答、n=300)

職場の人間関係と言っても様々です。そこで具体的にどのような付き合い方をしているか聞いてみると、最も多かったのは「仕事とは関係ない話ができる」で62.7%、次いで「愚痴を聞いてくれる」39.3%、「仕事の悩みを聞いてくれる」33.0%でした。また上位に挙がった、会話する・相談関係以外では、「プライベートのLINEを交換している」が31.7%で、4位「ランチに行く」の30.3%より高い数値でした。その他、「終業後などに飲みに行く」が29.3%、「プライベートで遊ぶことがある」が24.7%とそれぞれ比較的高く、それ以上に深い付き合いと言っていい「旅行へ行く」が8.3%、「家族ぐるみの付き合い」が7.7%と、それぞれ少数ながらいることもわかりました。

また「管理職」に絞って見てみると、「仕事の悩みを聞いてくれる」「愚痴を聞いてくれる」「終業後などに飲みに行く」がいずれも42.9%と「一般社員」の数値よりも高く、管理職の方は職場の人間関係がより濃密で、そのおかげで立場を確立しているのかもしれません。

Q7.あなたの会社には、居場所がない・独りぼっちだなと感じる“さびしんぼ社員”はいますか。

(単数回答、n=300)

ここまで、職場に「友達が必要」「友達がいる」と回答した方が約半数だったとわかった一方で、友達が全くいない、ひとりぼっちだと思っている社員もいることでしょう。そこで会社に居場所がない・独りぼっちだなと感じる“さびしんぼ社員”はいるか聞いたところ、「“さびしんぼ社員”がいる」は29.0%、「自分が“さびしんぼ社員”だ」は19.7%と合計して48.7%の方が「職場に“さびしんぼ社員”がいる」ことがわかりました。

Q8.あなたの職場での人間関係の悩みについてあてはまるものをお答えください。

(複数回答、n=300)

次に職場での人間関係の悩みについて聞いてみると、最も多かったのは「上司とそりが合わない」で28.3%、次いで「仕事のフォローをしてくれない」22.0%、「(人間関係において、好き嫌いなどで)正統な評価をしてくれない」21.3%でした。

Q9.職場での人間関係をよくするためにあなたが行っていること、気を付けていることをお答えください。

(複数回答、n=300)

最後に職場での人間関係をよくするために行っていること、気を付けていることについて聞いてみると、「挨拶をする」が最も高く72.0%、次いで「笑顔で接する」が41.7%、「社内でのコミュニケーションの機会を増やす」が37.3%でした。職場の人間関係においてはやはり基本的なことが重要のようです。またこの設問でも役職別でみると「社外でのコミュニケーションを増やす」は「管理職」では22.9%と、「一般社員」の9.1%よりも倍以上の差がありました。

【調査結果まとめ】

今回の調査から、過半数の方が職場に「友達は必要」で「友達がいる」ということがわかりました。またその理由については、「仕事が楽しくなるから」という意見も上位に挙がりましたが、「相談」や「助け合い」など、“業務を円滑に遂行したい”という理由が大きいこともわかりました。このことから、会社側に求められるのは、“おしゃべり”がしやすいなどの友達ができるか否かの環境ではなく、業務を円滑に進めるために必要なコミュニケーションを取ることが出来る環境作りなのではないでしょうか。それらが良好になった先に、職場での “友達”が生まれ、それがひいては業務をスムーズにこなせ、職場を楽しめるようになることでモチベーションがあがり、仕事が充実していくことに繋がっていくのではないでしょうか。

では、どうすれば、業務を円滑に進めるために必要なコミュニケーションが発生する環境を作れるでしょうか?ポイントは、社員個人の責任範囲を明確に定義することです。責任範囲が曖昧な環境では、無責任な社員が発生してしまい、社員同士の軋轢や疑念が生まれやすくなります。一方で、責任範囲が明確な環境では、周りとコミュニケーションを取らなければ自身の責任を果たせなくなるため、自然と業務に必要なコミュニケーションが発生します。

■調査概要

調査機関:株式会社識学

調査対象:全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~59歳の会社員

有効回答数:300サンプル

調査期間:2023年6月29日(木)

調査方法:インターネット調査

※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

■引用・転載時のクレジット表記のお願い

本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「株式会社識学が実施した調査結果によると……」

■識学について

マネジメントコンサルティングの識学
株式会社識学は、独自のマネジメント理論『識学』で、経営者・マネージャー・部下、すべての社員が無駄なストレスなく、自らの役割に集中できる組織を作り上げ、よりよい未来と成長をもたらします。組織運営上の課題解決は株式会社識学にお任せください。

【会社概要】

会社名:株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)

マネジメントコンサルティングの識学
株式会社識学は、独自のマネジメント理論『識学』で、経営者・マネージャー・部下、すべての社員が無駄なストレスなく、自らの役割に集中できる組織を作り上げ、よりよい未来と成長をもたらします。組織運営上の課題解決は株式会社識学にお任せください。

本社所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階

電話番号:03-6821-7560

事業内容:「識学」を使った経営、組織コンサルティング

「識学」を使った従業員向け研修

「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供

「識学」関連書籍の出版

設立:2015年3月

代表者:代表取締役社長 安藤 広大

従業員数:238名(役員・パートアルバイト除く) ※2023/5/31 時点

支店情報:■大崎分室

                   〒141-0032 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー8階、19階

電話番号:03-6821-7560

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