詳細はSDGs情報メディア『EARTH NOTE(アースノート)』にて公開。( https://www.yoridori.jp/earth-note/survey-power-saving-2023/ )
今年もエアコンが欠かせない季節がやって来ました。燃料価格の高騰による電気料金の値上げが、電力会社各社で行われています。「電気代が気になる…」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
今回は、電気料金は高いと感じるか、どのような節電対策をしているかなど、夏の電気代に関する意識調査を行いました。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査日:2023年7月10日
調査主体:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性307人/男性186人/その他7人)
調査結果サマリー
・夏の電気代が高くなる理由1位は「エアコンの使用」
・日頃から節電を意識している人は「95%」
・夏ならではの節電方法1位は「扇風機やサーキュレーターの使用」
回答者の属性
今回は男女500人にアンケート調査を行いました。性別、年代の内訳は以下の通りです。
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夏の電気代は「春より高い」と感じる人が「80%」
夏の電気代について、春より高いと答えた人は500人中404人(80.8%)、秋より高いと答えた人は500人中290人(58%)という結果になりました。やはり電気代が高いと感じるのは、夏場と冬場のようです。
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夏の電気代が高くなる理由1位は「エアコンの使用」
夏の電気代についてほかの季節と比べて高いと回答した465人に「夏の電気代が高くなる理由」を質問しました。
その結果、94.6%の人(440人)が「エアコンの使用」と回答しました。2位の「扇風機やサーキュレーターの使用」も空調関係となります。
3位は「冷蔵庫と外気との温度差」、4位は「子どもが夏休みのため、家庭内の電力使用量が増える」が続きました。
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日頃から節電を意識している人は「95%」
夏だけではなく、季節を問わず常に節電を意識している人は50.8%(254人)と半数以上でした。時々意識しているという人は44.6%(223人)です。
全く意識していないという人はわずか4.6%(23人)となりました。
ほとんどの人が程度の差こそあれ節電を意識していることが分かりました。
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節電を意識する理由として、環境・エネルギー問題を挙げる人はまだ少ない
「節電を常に意識している」「節電を時々意識している」と回答した477人に「節電を意識する理由」を質問しました。
結果については「電気代の節約」が431件となり、90%以上の人が票を入れた形になりました。
「気候変動、地球温暖化を防ぐ」、「エネルギーの枯渇を防ぐ」という理由の順位は下位になりました。節電が環境問題やSDGs目標の達成につながると意識している人は、残念ながらまだまだ少数のようです。
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夏ならではの節電方法1位は「扇風機やサーキュレーターの使用」
「節電を常に意識している」「節電を時々意識している」と回答した477人に「夏ならではの節電について、実践しているもの」を尋ねたところ、以下の結果となりました。
1位 扇風機やサーキュレーターを使い、冷気を循環させる:257人
2位 エアコン温度設定28度をなるべく心がける:240人
3位 日差しが明るいため、日中は照明の使用を控える:238人
4位 日光が強い日はカーテンを閉め、エアコンの効率を高める:174人
5位 冷蔵庫の扉を開ける時間を減らす:157人
6位 「すだれ」「よしず」「グリーンカーテン」などで日差しを和らげる:109人
7位 日差しが明るいため、テレビ・パソコンの画面の明るさを下げる:40人
8位 電力需要が高まる時間帯を避けて電気を使用する:36人
やはりエアコン使用に関する節電に回答が集中しています。エアコンを使うことを前提として、どう節電していくかという回答が多く得られる結果となりました。
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季節を問わず実践している節電方法1位は「こまめに電源を切る」
「節電を常に意識している」「節電を時々意識している」と回答した477人に「季節を問わず実践している節電」について質問した結果は以下のようになりました。
1位 こまめに電源を切る:376人
2位 LED電球など、電力消費が少ない電球に変える:199人
3位 コンセントを抜き、待機電力を削減する:183人
4位 エアコンのフィルターを定期的に掃除する:182人
5位 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない:132人
6位 早寝早起きを心がけ、夜の電力使用を減らす:54人
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節電を意識しない理由1位は「電気の使用を控えると身体に悪い」
「節電を意識していない」と回答した23人に理由を尋ねた結果、1位は「電気の使用を控えると身体に悪い」となりました。2位は「節約できる部分がない」が続きました。
エアコンをつけなかったことで熱中症になることもあり考え方は様々なようです。また、日頃から節制が身についている人は節電する必要がないのかもしれません。
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おすすめの省エネ・節電方法
「おすすめの省エネ、節電方法を教えてください」と質問したところ、様々な回答がありました。抜粋してご紹介します。
<エアコンについて>
・1時間くらいの外出であればエアコンはつけたままにする
・エアコンつけたり消したりせずつけっぱなしにする
・エアコンは一度入れたら温度調節でなんとかして、なるべく切らないようにします
エアコンは「小まめに切るよりは、付けっ放しにしておいた方が節電になる」という意見が多く見られました。
<外出について>
・なるべく自宅に居る時間を減らす
・家に居ないで公共施設に避難する
・暑くなりそうな休日は図書館やショッピングモールなど公共施設を計画的に利用する
暑い日は、あえて外出をするという意見も多かったです。
夏は熱中症に注意が必要です。節電は意識しながら、生活スタイルにあった無理のない方法で行うことが継続の秘訣と言えそうです。
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おすすめの省エネ・節電グッズ
「おすすめの省エネ、節電グッズを教えてください」と聞いたところ、こちらも色々なアイデアがありました。暑い夏を乗り切るために省エネ・節電グッズを駆使しているという声が多く届きました。
抜粋してご紹介します。
<LEDについて>
・LEDソーラーライト、一つずつスイッチが切れる電源タップ
・LEDランプが節電にもなるし、室内温度の上昇を抑えられる
夏の節電からはイメージしにくいLEDライトの使用ですが、室温上昇しにくいという意見は参考になりますね。
<エアコンについて>
・エアコンと扇風機をうまく使いこなす事です
・サーキュレーター エアコン温度を上げても併用すれば何とかしのげるから
扇風機やサーキュレーターの併用は、やはり定番のようです。
<首を冷やすグッズについて>
・首にかける冷却グッズは重宝しています
・首に巻くネッククーラー、アイスノン
・首に付けるタイプの扇風機が直風で涼しく手軽に使えておすすめです
涼を取るのには、首を冷やすのが効果的という意見も多くありました。
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【まとめ】小さな取り組みでも節電する意識と行動が大事
電気代の高騰も相まって、多くの人が夏の電気代を意識して節電を行っていることが分かりました。
電気代を抑えることは、一家計の負担を減らすだけではなく、日本全体の省エネにつながります。それらの積み重ねが、ひいては気候変動や地球温暖化を解決する一助になることを忘れてはいけないでしょう。
個人でできることは限られているかもしれませんが、意識さえすればすぐに実行できることはたくさんあります。一人ひとりが意識して、行動に移していくことが大事ではないでしょうか。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://www.yoridori.jp/earth-note/survey-power-saving-2023/
■SDGs情報メディア『EARTHNOTE(アースノート)』について
EARTH NOTEはケイティケイ株式会社が運営するSDGs情報発信メディアです。「SDGsの取り組みを共有し、循環させる」をコンセプトに、SDGsの基礎知識や達成に取り組む企業インタビューを掲載し、私たちにできることを伝えます。
https://www.yoridori.jp/earth-note/
■ケイティケイ株式会社について
ケイティケイ株式会社はリサイクルトナーの製造販売をメイン事業にした唯一の上場企業として、自社工場で製造したリサイクル製品を全国に販売しています。グループビジョン“Change the office mirai”を掲げ、‟オフィスの未来“に関する様々な課題解決やITソリューションによるDX推進を承っています。
資源の有効活用と環境保全はまさに時代の要請であり、リサイクル製品の製造販売を基盤事業として、循環型社会の実現とSDGsの達成に向けて取り組んでまいります。
■会社概要
会社名 : ケイティケイ株式会社 ( https://www.ktk.gr.jp/ )
本社所在地: 愛知県名古屋市東区泉二丁目3番3号
代表者 : 代表取締役社長 青山英生
設立 : 1971年6月29日
事業内容 : リサイクルトナーをはじめとしたプリンター消耗品の製造、販売
DX推進のためのITソリューション商品、環境衛生商品、OAサプライ商品の販売
資本金 : 2億9,467万円