cargo.oneが日本でローンチ|航空貨物のデジタル予約を開始

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2022年7月13日より日本でのサービスを開始。cargo.oneは、航空貨物のデジタル予約機能を貨物輸送業者に提供します。
本日、cargo.one(住所:東京都千代田区平河町2丁目5−3Nagatacho GRID 5階、代表取締役社長Moritz Claussen(モーリッツ・クラウセン))は、航空貨物をデジタルで予約できるサービス cargo.one (カーゴ・ワン)を日本市場にローンチいたします。

 

  • cargo.one のサービス

・日本のフォワーダーは無料登録で世界の航空貨物容量のリアルタイム・オンライン検索および予約が可能。
・ユーザーが顧客中心のデジタルエクスペリエンスによって業績の大幅な向上を得ることで、日本でのデジタル化が促進
・ANA Cargo、ルフトハンザ・カーゴ、フィンエアー・カーゴから利用可能な300以上の目的地へのオファーを開始、航空会社は今後も増加予定 

東京・ベルリン、2022年7月13日
本日より、日本のフォワーダーはを利用することで航空貨物容量の検索、比較、予約、追跡が可能になります。このローンチは、航空貨物のデジタル予約における主要市場であるアジア太平洋地域での拡大の最新のステップです。日本のユーザーには、ANA Cargo、ルフトハンザ・カーゴ、フィンエアー・カーゴのキャパシティが提供され、数週間の内にさらに多くの航空会社が追加予定です。 cargo.oneは、世界中の何千ものフォワーダーが選ぶ最適なソリューションであり、業界をリードするNPSスコアを獲得しています(1)。 cargo.oneのサービスは日本語での利用が可能で、フォワーダーの規模に関わらず無料で提供されます。フォワーダーの方は https://www.cargo.one/jp-home にて詳細の確認および登録ができます。

日本のさまざまな業界で、テクノロジーを使用してビジネスプロセスと顧客体験を改善することを目的として、広範なデジタルトランスフォーメーション (DX) の取り組みを進めています。とりわけ貨物輸送業界は、デジタル時代のオペレーションを再考することで得られるメリットがたくさんあります。例えば、これまでの時間がかかりそれぞれの部署との個別のやり取りが必要だった予約方法からデジタル予約に切り替えることによって、生産性が向上して時間の節約に繋がり、お客様の需要により応えられるようになります。

cargo.oneはDXの貴重なメリットを備えた無料で利用できるテクノロジーの代表例です。フォワーダーはプラットフォームの利用により、航空貨物の輸送スケジュール計画と予約にかかっていた時間の50%を削減できます。数回クリックするだけで、ユーザーは関連するすべての航空会社、ルート、料金、および即座に予約可能なオファーと予約確定までを完全にリアルタイムで確認でき、ここまでに要する時間はトータルで1分以内です。cargo.oneの価値ある予約管理とコラボレーション機能、および卓越したカスタマーサポートによってパフォーマンスが強化されています。

cargo.oneの創設者兼共同CEOであるMoritz Claussenは次のようにコメント。「複数の重要な貨物航空会社と一緒に、我々は日本のすべてのフォワーダーに簡単で効率的なオンライン予約を提供し、業務の近代化への一歩をご案内します。日本のお客様には、cargo.oneが迅速なパフォーマンスの向上、競争力の強化、デジタル顧客体験の向上に役立つことをご期待いただけます。」

2020年以来、ANA Cargoは自社が持つ貨物容量をcargo.oneを利用して世界中のフォワーダーに販売することに大きな成功を収めてきました。 ANACargoの脇谷謙一氏 (EVPグローバルカーゴマーケティング&セールス)は、次のようにコメントしています。「私たちは国内市場でcargo.oneとデジタル予約チャネルを立ち上げ、デジタルトランスフォーメーションを通じて大切なお客様のエクスペリエンス向上が可能なことに興奮しています。 我々の提携は、航空貨物業界においてDXがどれだけ業務改善をもたらすかという明確な事例であり、DXの加速がANACargoの短期および中長期的な最優先事項です。ヨーロッパと北米で得られた経験を活用し、日本のチームもcargo.oneの効率的かつシームレスなプロセスにより日本のフォワーダーから最初の予約を受け付けました。パートナーとして、私たちはエンドツーエンドのカスタマーサービスへの高い期待を共有しており、日本を代表する航空会社として、我々の日本のお客様に新たな予約方法をご提供できるようになったことを嬉しく思います。」

cargo.oneの初期からのパートナーであるフィンエアー・カーゴはcargo.oneの顧客中心のアプローチを活用することで、cargo.oneからの予約で大きな売上を上げています。 フィンエアー・カーゴのFredrik Wildtgrube氏 (シニアバイスプレジデント)によると、「ヨーロッパと北米のフィンエアー・カーゴのお客様にとって、cargo.oneでのデジタル予約はとても身近な予約方法となっています。日本のお客様にも同様な完全デジタルのファーストクラスの予約体験を提供できることをうれしく思います。私たちの貨物容量をcargo.oneで予約できるようにすることで、我々ははデジタルの力で顧客価値を高め、フォワーダーも臨機応変に対応可能になり、競争力を維持できるようになります。」

日本でのサービス開始は、ANA Cargo、シンガポール航空カーゴ、MASkargo、および日本貨物航空との独占的パートナーシップから見てもわかるように、cargo.oneのアジア太平洋地域への強いコミットメントを強く示しています。日本のフォワーダーとの連携強化のため、cargo.oneは水野陽一氏を日本のカントリーマネージャーに迎え、最近東京オフィスを開設しました。水野氏はこの地域で20年以上のB2Bの経験を持ち、さまざまなビジネスプロセスをデジタル化してきた経験があります。

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(1)NPS「Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)」- 顧客の企業への愛着度を示す「顧客ロイヤリティ」を測るために広く使用されている指標。cargo.oneの現在のNPSは70以上(50を超えるものは優良と見なされる)で、カスタマーエクスペリエンスが優れていると言える。
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  • cargo.oneについて

                 cargo.oneファウンダー:Oliver T. Neumann、Moritz Claussen、Mike Rötgers

2017年設立の cargo.one(Cargo One GmbH)は、航空貨物容量の予約およびマーケティングプラットフォームで、数十の航空会社から即座に予約可能な見積もりを提供することに重点を置いたこれまでにないサービスです。認定されたフォワーダーは、リアルタイムで検索、比較、予約を行い、その場で予約確認を受け取ることができます。

バーチャルファースト企業として運営するcargo.oneチームは、国際的なビジネス経験、B2Bテクノロジーの変革に関する専門知識、および航空貨物市場の知識を組み合わせています。cargo.oneは、ヘルマンワールドワイドロジスティックス株式会社、アジリティ株式会社、ダクサー、フレックスポートなどの主要企業を含む、数千の急成長中のフォワーダーのユーザーベースを提供し、ルフトハンザ、シンガポール航空カーゴ、IAGカーゴ 、エアカナダ、LATAM、TAPポルトガル航空、フィンエアー、エティハド、全日空などの数十のグローバル航空会社と提携しています。

2020年にAir Cargo News賞を受賞、World Cargo Awards 2021では『航空貨物業界の情報技術』賞を受賞しました。cargo.oneは、Bessemer Venture Partners、Index Ventures、Creandum、Next 47、Point Nine Capital、そしてルフトハンザ・カーゴを含む国際的に著名な投資家からこれまでに6,500万ドル以上の資金を調達しています。

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