世界25都市で展開するグローバルベンチャーキャピタルAntler Japan 初出資先として医薬品流通管理BPOサービスを提供するYap株式会社にプレシード出資を実施

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アーリーステージに特化したグローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール、CEO:マグナス グリメランド)の日本法人であるAntler株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:梅澤亮、以下「Antler Japan」)は初出資先として医薬品流通管理BPOサービス『Yap-BPO』(ヤップ・ビーピーオー)を提供するYap株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:山本正也) に対し、第三者割当増資による2,000万円のプレシード出資を実施したことをお知らせします。

『Yap-BPO』は、製薬企業の流通管理に付帯する業務の大部分のDXを推進することでより正確な情報を瞬時に医療機関、HCPへ提供することを目的とした医薬品流通管理BPO(Business Process Outsourcing)サービスです。

 このプラットフォームにより、医薬品の不正流通や乱用を防止するため、厳しい流通モニタリングが義務付けられている「流通管理品目」(一部のオピオイド、向精神薬、等)に係る管理コスト、人員、工数を大幅に削減することができます。

  • 出資背景

 日本の医薬品市場が伸び悩んでいる中、各製薬企業は業務効率化によるコストダウンを迫られています。Antler Japanは、日本の次世代を担う企業の支援をしておりますが、Yap株式会社のExcelやAccessなどの手作業を完全排除し、より安価で正確、迅速、そして安全に医薬品を患者さんの手元に届けることを目指す姿勢に共感し、今回の出資を行いました。本出資により、流通管理プラットフォームの開発が加速し、更なるコストダウンで業界のDXを牽引して行くことに期待しています。

  • Yap株式会社  代表取締役 山本正也氏  コメント

   「私自身が医薬品流通管理のオペレーションを全て一人で担当していた経験から、DXによるコスト削減の重要性を感じたことをきっかけにYapを創業しました。製薬企業においては、社内業務効率化のスピードが上がらず、人材活用が硬直化しています。Yap-BPOを通じて、人材の有効活用とコスト削減を最速で実現してまいります。」

  • Antler株式会社 代表取締役 梅澤亮 コメント

  「近年ライフサイエンス業界は、創薬~開発~販売といったサイクルの全てのステップにおいてITエンジニアリングの力が求められています。各製薬会社が自前でそのツールを作るには、それを可能にする人材の確保が困難といった現実もあり難しい状況です。そのため、既存の付帯業務を包括するBPOサービスも提供できるYap株式会社には、業界を悩ませる課題を解決できる可能性を感じています。今後も一層事業を成長させ、ライフサイエンス業界のDXを共に実現することに期待しています。」

  • Yap株式会社について

商号:Yap株式会社

設立日:2023年3月20日

所在地:東京都品川区東品川1-3-15 The ParkRex TENNOZ The DOCK 2F

代表取締役:山本正也

URL:https://www.yap.co.jp/

  • Antlerについて

 Antlerは、アーリーステージに特化し起業家を支援する世界最大規模のグローバルベンチャーキャピタルです。2017年にシンガポールで設立されたAntlerは、現在世界25都市で展開しており、これまでに5,000名以上の起業家と、750社以上のスタートアップを支援してきました。Antlerの特長は、従来のベンチャーキャピタルなどが行なってきた投資スタイルとは異なり、「Antler Cohort Program」を通じ、創業前・アイディア段階の“Day Zero”から起業家を支援していることです。創業メンバーのチーム作りをはじめ、事業アイディアのブラッシュアップ、創業資金の出資、事業拡大支援、フォローオンの出資まで、一気通貫で支援を行っています。

商号:Antler株式会社

設立日:2022年6月22日

所在地:東京都港区虎ノ門1丁目10番5号

代表取締役:梅澤亮

URL:https://www.antler.co/location/japan

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