『Dr.Bala』は慈恵医大の耳鼻咽喉科医・大村和弘医師の医療ボランティア活動を12年間に渡って追いかけたドキュメントです。物語は2008年にミャンマーを襲い10万人を超える死者を出したサイクロ・ナルギスのボランティアから始まります。その後、大村医師はジャパンハートの吉岡秀人医師の活動に参加。ミャンマーでの医療ボランティア活動を通じて、経験を重ね、さらにこの活動を広げていくにはもっと専門性が必要と感じ、日本に帰国して、慈恵医大で耳鼻咽喉科の専門医としてのキャリアをスタート。毎年、夏季休暇の1週間を使って、ミャンマー、カンボジア、ラオスで現地の医療関係者を巻き込んだ医療ボランティアを展開、驚異的な情熱と精力的な活動でその輪を広げていきます。そんな彼のことをミャンマーの人たちは尊敬の気持ちを込めて「Dr. Bala」と呼びます。Balaとはミャンマー語で「力持ち」という意味です。もともとは吉岡医師の話に触発されて、「ちょとしたきっかけ」からこの活動を始めた大村医師。手探りで進める中、幅広くなんでもできる救急救命医ではなく、もっと専門性が必要と気づいて、一念発起。耳鼻咽喉科の専門医を目指して日本の医局で再スタートを図ります。そして、今では、その分野では日本を代表する医師の一人になっています。そして、毎年、夏休みには東南アジアを回って医療ボランティアを継続。着実に実績を積んでいきます。今度はそんな大村医師の活動に触発されたミャンマー、カンボジア、ラオス、そして日本の医師たちが次々に誕生していきます。
源流の一つの雫がやがて大河となっていく、この映画ではまさに「大河の一滴」を目撃することができます。そして、この映画はよくある偉人伝とは異なり、「大村先生はこんなにすごい人なんだぞ!」という自慢話のような要素は一切なく、淡々と事実を伝えているので、どんどん映像に吸い込まれて行きます。
「1年のうち、たった1週間で何ができるというんだ?」多くの人はそう考えると思います。でも、できたのです。12年の積み重ねの中で、大村医師の元へは治療を求めるたくさんの患者はもちろん、多くの現地の医師が集まり、彼から技術を学びそれを現地でさらに広めていきます。
「ちょっとした行動を起こす勇気やきっかけが自分の人生を大きく変える。」と大村医師は語ります。そして、そこからさまざまな「つながり」や縁が生まれ、人が集まり、大きな流れとなっていく。この映画はそれを私たちに気づかしてくれ、さらに、行動を起こす勇気を与えてくれます。そして、この映画自体、ボランティア活動がこの先どうなるか? どうやったら現地で受け入れてもらえるのか? 右も左もわからない時期から撮影が始まり、ひたすらカメラを回し続けたからこそ、できた作品です。そこには変な演出や脚色はもちろんありません。とてもフラットな視点で、真正面から大村医師の活動を映像は切り取っています。だから、「この映画を大ヒットさせるぞ!」という野心や妙な下心・打算がない作品です。「ちょっとした行動を起こす勇気やきっかけ」から始まった映画作りです。そして、この映画はコロナ禍の中で編集されました。映画を完成させるためにクラウドファンディングを実施。そこで得た資金と「ちょっとしたご縁」の後押しによって、映画はどんどん成長していきます。同作はアメリカ、イギリス、インド、フランス、日本などの映画祭にノミネートされ、さまざまな賞を受賞します。そして、今年2月1日から沖縄のコザにあるミニシアターで2ヶ月、上映されたのち、東中野での上映となりました。この映画の制作の過程、それ自体が「ちょっとした行動を起こす勇気やきっかけが自分の人生を大きく変える。」というメッセージを具現化するものだと思います。
この映画のテーマが『つながり』ということも、Connected Coffee(つながるコーヒー)のロコベルとして応援させていただく理由でもあります。来場いただいた方に、ユワンガン月のコーヒーシリーズもしくはConnectedブレンドがプレゼントされます。是非、ご覧ください
映画『Dr. Bala』
ポレポレ東中野(メトロ東中野駅前)
#ドクターバラ
#コービーシマダ
#大村和弘
#rocobel
#ミャンマーコーヒー
#つながるコーヒー
#Connectedブレンド
#ユワンガン月のコーヒーシリーズ
◉お問合せ:ビーンズ・コネクティッド株式会社
info@rocobel.com 担当:宮崎