「プラスチック資源循環促進法」の施行から2ヶ月。
ホテル・宿泊事業関係者の対策、現状はどうなったのか。
プラスチック製アメニティの消費を抑えるために各施設が講じている対策としては、アメニティをフロントに設置する「ビュッフェ型」、アメニティをプラスチック以外の素材にする「代替型」、そもそもアメニティ自体を設置しない「廃止型」等、大まかにはこの3パターンの傾向が見られる。
これらプラスチックごみ削減のポイントとしては、歯ブラシの削減にある。
なぜなら、アメニティビュッフェを採用しているホテルでは、シャワーキャップや綿棒、使い捨てボディタオルなどは消費量が減ったものの、歯ブラシだけはあまり消費量が減る傾向になかった。
それだけ歯ブラシはまだまだ必要性が高く、プラスチックごみの削減には歯ブラシごみの削減が大きな鍵となる。
歯ブラシを「ホテルのゴミ」にしない!
宿泊客の8割が持ち帰った「BambooOne」の竹歯ブラシ。
アステップでは、発表当初より竹歯ブラシを箱入りで販売している。これは、箱に入れることで宿泊客が使用後に持ち帰りやすいようにした工夫である。そして狙い通り、アステップの竹歯ブラシを導入したホテルでは、宿泊客の実に8割が歯ブラシを持ち帰る結果となった。当然ながら、宿泊客が歯ブラシを持ち帰ってくれれば、ホテル側のごみは削減されるというわけだ。
また箱だけでなく、「竹の歯ブラシ」という素材も環境にやさしく、ホテル側のイメージアップにもつながっている。宿泊客からは「使い捨てるのが勿体ない」「見た目も可愛らしく持ち帰りました」などの声が届いている。また、持ち帰った宿泊客もプラスチックごみにならない歯ブラシを手に入れられるという、まさに双方にメリットが有るのが「BambooOne」の竹歯ブラシだ。
竹でもプラスチック並に衛生的!
連泊・持ち帰りでも「使い続けられる」を証明した「BambooOne」の竹歯ブラシ
アステップには法案施行の4月1日以降、竹歯ブラシの導入を検討するホテルからの相談が多く寄せられているが、中でも多い相談としては「衛生問題」である。
竹は自然素材なのでプラスチックとは異なり、水分を含むとカビが生えるリスクがある。カビの原因は主に水分であり、乾燥させれば通常は問題ない。しかし、繰り返し使用した際の衛生上の問題はないだろうか。
歯ブラシは竹製の台所用具である竹笊や菜箸とは異なり、口に含んで使用する。当然、使用後に歯ブラシは洗浄されるが、口の中の雑菌が竹歯ブラシに残留・浸透していれば、衛生面での不安が残る。
これらの問題にアステップは、歯科研究医の有川量崇教授(日本大学松戸歯学部衛生学講座教授)へ協力を依頼して、竹歯ブラシ・プラスチック・バイオマスプラの3種類で、歯ブラシ使用後の口腔細菌の増殖について実験を行なった。
以下はその結果発表である。
竹製歯ブラシに付着する口腔細菌の残存量に関するin vitroにおける検討 |
各歯ブラシと付着菌数の関係を明らかにするため、1元配置分散分析(One-way ANOVA)を行った。
統計解析にはSPSS statistics 28を用い、p < 0.05を統計学的有意とした。
考察:
今回使用した竹製歯ブラシは、保管環境の違いに関わらず、付着した細菌が死菌化したため生菌数が減少し、コロニー数が減少したと考えた。今回の実験系において、竹製歯ブラシは他の歯ブラシと比較して、同程度に付着菌が生存しにくい材質であると考えた。しかし、竹製歯ブラシは他の歯ブラシと比較して吸水性に富んでいるため、洗浄直後の付着菌量が多くなったと考えた。
【結論】 本研究で用いた竹製歯ブラシに残存した口腔細菌の生菌数は,水洗後の保管方法に関わらず減少することが明らかとなった。また他の材質の歯ブラシと同様に95%以上の減少率を示した。 |
今回の実験により、「BambooOne」の竹歯ブラシはプラスチック等の歯ブラシと同様の清潔さを保つことが科学的に証明された。
竹には本来、抗菌、抗ウイルス効果が備わっている。竹林では動物の死骸が腐敗しない、と言われるほど竹の抗菌性能は高い。また、竹炭や竹酢液は消臭や抗菌作用があるとも言われている。
今後解明の余地を残すが、今回の試験結果は、BambooOneの竹歯ブラシならではの速乾性で、使用後のカビやウイルスの繁殖を防げた事、さらに竹本来の抗菌、抗ウイルス作用が働いた事も考えられる。
この実験結果は6月18(土)〜19日(日)に岩手で開催された、第63回日本歯科医療管理学会総会・学術大会(https://jsdpa63.jp/)で発表されたものである。
有川教授は歯科研究医としての立場からもプラスチック歯ブラシごみの問題に関心を寄せており、健康も含めてこれからの環境問題を考えていくことの必要性から、今回研究を依頼する事となった。
また、令和4年1月に実施された歯科医師国家試験にもSDGs関連の設問が出題されるなど、プラスチック歯ブラシのごみ問題は歯科業界にとっても関心が高く、歯科医師キャリア啓発マガジン「D-Journal」vol.18(https://www.webqua.jp/dr/magazine)のコラム(※)にも、「BambooOne」の竹歯ブラシが取り上げられた。プラスチック歯ブラシのごみ問題は歯科医師も他人事ではないのだ。
※…掲載時のブランドは「Bamboo Toothbrush」。
無添加・抗菌・安心安全でプラスチックごみ削減もできる
「BambooOne」の竹歯ブラシ
「BambooOne」の竹歯ブラシは、防カビ剤や漂白剤などを一切使用せず、煮沸と紫外線による殺菌・除虫処理を行って作られている。未使用のものに関しては、乾燥度を上げて含水率を7%以下に抑えることによってカビの発生を抑止している。
また、竹歯ブラシの導入を検討している沖縄のホテル支配人に「BambooOne」竹歯ブラシのサンプルをお試しいただいたところ、沖縄県における今年の異常気象、厳しい梅雨の環境下で、1か月間毎日使用をしても「一切カビが発生しなかった」との反響も得ている。
そして今回の実験により、疫学的な視点からも歯ブラシ使用後の継続使用に関して口腔細菌の抑制効果が証明された。
下記サイトよりサンプルの申し込みも可能なので、実際に竹の歯ブラシをお使いいただき、プラスチックと遜色ない品質をお確かめいただきたい。
【(ホテル向け)竹製アメニティサンプル·商談受付サイト】
https://take1ban.com/bamboone.html
【(一般向け)アステップ公式通販サイト】
https://1963astep.shop/
【アステップ公式HP】
https://1963astep.com
【Bamboone 公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/bamboone_official/
【本件に関する報道関係者からの問い合わせ先】
お電話は混み合いますので、上記公式HPのお問合せフォームか
以下メールよりご連絡ください。
メールアドレス:info@1963astep.com