シンポジウム「新東京ビジョンを語る」開催

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東京文化資源会議では、5月5日に御茶ノ水ソラシティカンファランスセンターにて開催する「ひじりばし博覧会2023」にて、以下のとおりシンポジウム「新東京ビジョンを語る」(午後3時~5時、ルームC)を開催いたします。

ひじりばし博覧会2022年よりひじりばし博覧会2022年より

2023年度から第2期の活動に入る東京文化資源会議は、第1期を2015年度に始めるにあたって「東京文化資源区構想」を発表し、それを指針として活動を継続してきました。それから10年近くたち、第2期を始めるにあたり、これまでの活動成果や課題・問題点を踏まえて、新たに「新東京ビジョン(仮称)」を構想することになりました。本シンポジウムでは、その検討過程における論点を明らかにし、意見交換の場を設定することによって、来年の公表を予定しているビジョンへ反映させていきたいと考えています。

日時:2023年5月5日(金・祝)午後3時~5時
場所:御茶ノ水ソラシティカンファランスセンター ルームC(東京都千代田区神田駿河台4丁目6)
主催:東京文化資源会議
参加方法:事前登録の必要はございません。当日、会場までご来場ください。
ひじりばし博覧会ホームページ https://tcha.jp/hijiribashi-exhibition2023/

■ プログラム
(1) 基調報告「新東京ビジョンは何をめざすか:新しいジモトの創造」
    吉見俊哉(東京文化資源会議会長)
(2)  座談会「これからの東京で何ができるか」
    逢坂裕紀子(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員)
    菊地映輝(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員・講師)
    サム ホールデン(一般社団法人せんとうとまち理事)
    沢辺均(ポット出版)
    庄司昌彦(武蔵大学社会学部教授)
    宮崎晃吉(㈱HAGISO代表取締役、建築家)
(3) 会場との質疑応答

■登壇者紹介

【基調講演】

吉見俊哉吉見俊哉

吉見俊哉 國學院大学観光まちづくり学部教授。東京文化資源会議会長。東京都生まれ。専門は、社会学・文化研究。集まりの場でのドラマ形成を考えるところから近現代日本の大衆文化と文化政治を研究。演劇論的アプローチを基礎に、日本におけるカルチュラル・スタディーズの中心的存在として先駆的な役割を果たした。著書に『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『視覚都市の地政学』(岩波書店)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』(集英社新書)、『敗者としての東京 ―巨大都市の隠れた地層を読む』(筑摩書房)など多数。

【座談会】
逢坂裕紀子 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員。「しのばず文化情報活用プロジェクト」(東京大学情報学環)、「番付データベース」「書画家人名データベース」(国立文化財機構東京文化財研究所)、「文書館デジタル・アーカイブ」(東京大学文書館)等の実務経験を通じて、デジタル化されたデータの知的所有権や公開をめぐる「秩序や合理性」「当事者の論理」に関心を持ち、社会学的観点から研究している。
菊地映輝 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員・講師。1987年、北海道生まれ。博士(政策・メディア)。2017年、慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院研究員などを経て、2019年より国際大学に着任。専門は文化社会学、情報社会論等。株式会社Lab.808代表取締役、一般社団法人メタ観光推進機構理事、コンテンツツーリズム学会理事を務める他、東京文化資源会議では広域秋葉原作戦会議にて活躍。現在は、情報社会における文化事象について都市とネットを横断する形で研究を行っている。
サム ホールデン 一般社団法人せんとうとまち理事。アメリカ出身、2006年に初来日し、2014年より東京在住。東京大学大学院にて都市社会学を学び、銭湯を都市空間論の観点から研究。修士課程終了後、ライター、翻訳家として活動しながら、赤坂の「トーキョーリトルハウス」、滝野川の「稲荷湯長屋」、広島県尾道市の「迷宮堂」などの古民家再生に携わる。
沢辺均  ポット出版代表。1956年東京生まれ。1987年にデザイン事務所を立ち上げ、その後1989年にポット出版を設立。 1999年、出版社5社で版元ドットコムをつくり、書誌・書影情報のデータベース化、ウエブサイトでの公開、書店・取次など業界各所への自動転送、実売情報のデータベース化などに取組む。
庄司昌彦 武蔵大学社会学部教授。国際大学GLOCOM主幹研究員。1976年生まれ。東京都出身。2006年より地域SNS研究会を主宰。内閣官房オープンデータ伝道師、総務省地域情報化アドバイザー、総務省「情報通信白書」アドバイザリーボードなど、政府の委員等も務めている。2012年からは一般社団法人オープンナレッジファウンデーションジャパン代表理事。著書に『地域SNS最前線 Web2.0時代のまちおこし実践ガイド』(共著、 2007)他。浦和レッズ自宅観戦派。趣味はケチャップアート。
宮崎晃吉 ㈱HAGISO代表取締役、建築家。群馬県前橋市生まれ。2008年東京藝術大学大学院修士課程修了後、磯崎新アトリエ勤務。2011年より独立し建築設計やプロデュースを行うかたわら、2013年より、自社事業として東京・谷中を中心エリアとした築古のアパートや住宅をリノベーションした飲食、宿泊事業を設計および運営している。hanareで2018年グッドデザイン賞金賞受賞/ファイナリスト選出など。

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