【フォトジャーナリスト 安田菜津紀】新刊『国籍と遺書、兄への手紙―ルーツを巡る旅の先に』5月8日発売!出版記念トークイベントを開催。

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認定NPO法人Dialogue for People(東京都中野区・代表理事:佐藤慧、略称「D4P」)副代表・安田菜津紀が、ヘウレーカより5月に新刊を出版いたします。在日コリアン2世だった父は、なぜ出自を語らなかったのかーーその問いから始まった、自身のルーツを巡る旅。貧困、災害、難民、ヘイトクライムなどの取材を通して、人々の声を伝え続けてきた著者が、自らのルーツに向き合い、大きな気づきを得て、あらためて社会のありかたを問いかける渾身の作です。
刊行記念トークイベントも各所で開催いたします。

フォトジャーナリスト安田菜津紀の新刊『国籍と遺書、兄への手紙―ルーツを巡る旅の先に』が5月に刊行されます。

在日コリアン2世だった父は、なぜ出自を語らなかったのかーその問いから始まった自身のルーツを巡る旅の物語です。ぜひご覧ください。

『国籍と遺書、兄への手紙―ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ/税込2,090円)

【2023年5月8日発売】

詳細・購入はこちらから https://amzn.to/3mEhYMZ

フォトジャーナリスト安田菜津紀がつづる、自身のルーツをめぐる物語。
父は在日コリアン2世だった。
父の死後に知ったその事実に、著者のアイデンティティは大きく揺れ動く。
自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう――。
朝鮮半島からやってきた祖父母も、その子どもである父も、歳の離れた兄も、もうこの世にはいない。手がかりがほとんどないなかで、祈るような気持ちで資料を取り寄せ、わずかな痕跡をたどってかれらがかつて住んでいた地を歩き、交流のあった人の話に耳を傾ける。

その旅でしだいに見えてきた家族の在りし日の姿を胸に抱きながら、目の前の現実を取材する日々。現在と過去を往還するなかで、ときに気分が沈みそうになっても、多くの人との出会いにより、著者は自らの向かうべき道を見出していく……。

貧困、災害、難民、ヘイトクライムなどの取材を通して、人々の声を伝え続けてきた著者が、自らのルーツに向き合い、大きな気づきを得て、あらためて社会のありかたを問いかける渾身の作。

・書籍紹介サイト https://d4p.world/store/20263/
・購入はこちらから https://amzn.to/3mEhYMZ

◆目次
プロローグ / 第1章 旅のはじまり / 第2章 「家族とは何か」から「故郷とは何か」へ / 第3章 ルーツをたどって / 第4章 残された手がかりをつなぎ合わせて / 第5章 ヘイトは止まらない濁流のように / 第6章 祖父母の「故郷」、韓国へ / エピローグ / 感謝を込めて

<著者紹介>
安田 菜津紀(やすだ なつき)
1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

・安田菜津紀紹介サイト https://d4p.world/about/?id=ny

<書籍データ>
【タイトル】国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
【著者名】安田菜津紀
【発売日】2023年5月8日
【定価】2,090円(税込)
【ISBN】978-4909753151

◇詳細・購入はこちらから https://amzn.to/3mEhYMZ

  • イベント紹介

【5/ 21 (日):青山ブックセンター本店(東京)】『国籍と遺書、兄への手紙――ルーツを巡る旅の先に』刊行記念トークイベント
 日韓の狭間で生きた人々の声
 ノンフィクション、小説で伝える在日コリアンと社会の姿
 安田菜津紀 × 深沢潮

・日程    2023年5月21日 (日)
・時間    14:00〜15:30
・開場 13:30〜
・料金    1,540円(税込)
・定員    80名
・会場    青山ブックセンター本店 大教室

フォトジャーナリストとして世界各地の紛争や災害を取材してきた安田菜津紀さんが、自身のルーツをたどる旅をまとめた『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』を刊行しました。安田さんが中学生のときに亡くなった父は、最期まで自身が在日コリアンであることを語りませんでした。父の家族の軌跡をたどると、根深い差別の問題のみならず、女性たちの声がかき消されがちな社会構造が見えてきたといいます。自身も朝鮮半島にルーツを持ち、近現代史の中に生きる在日コリアンや女性たちの姿を小説に描いてきた深沢潮さんをゲストに、ルーツとは?そこから見えてくる社会の姿とは?などを考えていきます。

〈深沢潮さんプロフィール〉
小説家。父は一世、母は二世の在日コリアンの両親より東京で生まれる。上智大学文学部社会学科卒業。会社勤務、日本語講師を経て、2013年新潮社より、在日コリアンの家族の喜怒哀楽が詰まった連作短編集『ハンサラン愛するひとびと』を刊行。(文庫で『縁を結うひと』に改題)。ほかの作品に、父親をモデルにした小説『海を抱いて月に眠る』 (文春文庫)、『翡翠色の海へうたう』『わたしのアグアをさがして』(ともにKADOKAWA)などがある。最新作は4月に刊行した大河長編『李の花は散っても』(朝日新聞出版)。

◇詳細・お申し込みはこちらから 
https://aoyamabc.jp/collections/event/products/2023-5-21

【6/ 10 (日):Social Book Cafe ハチドリ舎(広島)】『国籍と遺書、兄への手紙: ルーツを巡る旅の先に』出版記念トーク ルーツの旅から「共に生きる」を考える

フォトジャーナリストの安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表)が、自身のルーツをたどる旅をまとめた『国籍と遺書、兄へと手紙 ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)を刊行しました。安田が中学二年生の時に亡くなった父は、最期まで、自身が在日コリアンであることを話そうとしませんでした。 「なぜ父は、出自を語らなかったのか…?」 その答えを探ろうと、父のルーツをたどる旅が始まります。そこから見えてきたのは、植民地支配の過酷な歴史や、深刻なヘイトスピーチ被害、さらには、家父長制と時代の狭間で「なかったこと」にされてきた女性たちの姿でした。 ルーツの旅が映し出す社会を見つめ、私たちが目指したい未来の形を改めて考えます。

 【日時】 6/10(日)19:00〜21:00

【参加費/申込方法】
 会場参加:2,000円+1drink
 ※こちらのフォームに入力ください。https://forms.gle/Rqwy4sMxodr5LJie8

 オンライン参加:1800円
 ※こちらより参加チケットをお求めください。https://tinyurl.com/23bhro3t

【共催】 Social Book Cafe ハチドリ舎 認定NPO法人Dialogue for People

【お問い合わせ】 TEL:082-576-4368 mail:hachidorisha@gmail.com

◇詳細はこちらから

 Facebook:https://fb.me/e/2O0kzCR5y

 WEB: http://hachidorisha.com/event/230610

  • 認定NPO法人Dialogue for Peopleについて

境界線を越えた平和な世界を目指して

Dialogue for Peopleは、「すべての人の基本的人権が守られ、さまざま違いを越えて多様性が認められる世界」を目指し、さまざまな「伝える活動」を通して世界の「無関心」を「関心」に変えるための対話の礎を築く活動を行っている認定NPO法人です。フォトジャーナリストの安田菜津紀、佐藤慧が活動しています。

主に国内外の社会課題の取材・発信活動に加えて、継続的な社会のアップデートのため、次世代の発信を担う若者に向けた教育プログラムを提供しています。

公式ウェブサイト:https://d4p.world/
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