本資本業務提携に伴い、当社は2023 年4月7日付で、彩の榊が実施する第三者割当増資を引き受ける形式で普通株式(議決権比率約 46.6%)を取得します。
営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光発電事業と同時に太陽光パネルの下で農作物の栽培を行う取組みであり、農作物と再生可能エネルギーの生産を通じたCO2排出量削減のハイブリッドモデルです。今回の資本業務提携により、非FIT営農型太陽光発電所の開発をさらに加速させ、地域の農業従事者雇用を創出するとともに、障がい者が農業分野で自信や生きがいを持って社会参画を実現する農福連携および再エネ電力供給を両立する開発を進め、農地の維持拡大を推進してまいります。
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当社の営農型太陽光発電所開発の意義
再生可能エネルギーの普及・拡大
耕作放棄地を活用した開発を推進し、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献します。
耕作放棄地の解消・農地の維持拡大
第一種農地・甲種農地エリアにおいて、一反(約300坪)程の耕作放棄地を活用した小規模太陽光発電所を複数地点に設置するバルクスキームを展開することにより、全国の耕作放棄地解消及び農地の維持拡大を推進します。
地域活性化
太陽光発電設備の償却資産税および農業従事者の雇用創出により人と地域を豊かにします。
農福連携
農福連携とは、障がい者の農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取組みです。農林水産省は、厚生労働省と連携して、農業・農村における課題(農業労働力の確保・耕作放棄地の解消)、福祉における課題(障がい者の就労先の確保・工賃の引き上げ)、双方の課題解決とメリットがある取組みである農福連携を推進しています。彩の榊は、全国21か所の福祉事業所と提携し、障がい者の就労先を提供していますが、さらに対象地域を拡大し、障がい者の社会参画を推進していきます。
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彩の榊について
彩の榊は、榊の生産・加工・販売を手掛けている農地所有適格法人であり、営農型太陽光発電設備下部の農地において100サイトを超える榊栽培実績を有しています。榊栽培は、榊が自生する自然環境を再現するための初期作業(土壌改良・畝立て・水はけ・遮光・灌水)が極めて重要であり、専門的な知識・技術を必要としますが、彩の榊は榊を山採りから販売開始した事業者であるため、榊の生育環境を熟知し、圃場および営農型発電設備下部の農地において榊が自生する自然環境を再現するノウハウを保有しています。また、農業経営基盤強化促進法における農業経営改善計画の認定事業者でありますので、彩の榊が営農者となる営農型太陽光発電事業にあたって最長10年の一時転用許可を全国で取得可能です。
■株式会社彩の榊
会社設立:2011年3月10日
代表取締役:佐藤 幸次
資本金:3,875万円
所在地:東京都青梅市富岡3丁目 1089-1
【会社概要】
エコスタイルは、発電所用地の収集・開発からEPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・電力供給をワンストップで提供しており、全国エリアをカバーする体制を構築しております。太陽光発電の精緻な発電予測も含めた再エネ電力調達のトータルエネルギーソリューションを通じて、FITに依らない低圧・分散型太陽光発電のバルクスキームを展開し、2050年のカーボンニュートラル達成に貢献してまいります。
■株式会社エコスタイル
Mission:
人と地域を豊かに、子供たちの未来にエコ電力
Vision:
分散型太陽光発電による脱炭素ソリューション提供のリーディングカンパニーを達成
Value:
・人と地域と環境を思いやる
・ 顧客のニーズ・地域のニーズ・社会のニーズに密に応える
・ プロフェッショナルとして共に学び、共に成長し、共に日本の未来のインフラを創る
会社設立:2004年10月5日
代表取締役:木下 公貴
資本金:1,541百万円
所在地:大阪市中央区道修町1丁目4番6号
事業概要:オフサイト電源開発事業、オンサイト電源開発事業、電力小売事業、太陽光発電事業
開発実績:16,503件・982.3MW(2023年3月末日時点、太陽光発電開発施工実績)