「ドクターによる子どもの健康お役立ち情報」新コンテンツを2/6に公開

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 小児医学・医療・保健の発展を支援する公益財団法人川野小児医学奨学財団(所在地:埼玉県川越市、理事長:川野幸夫/株式会社ヤオコー代表取締役会長)は、当財団ウェブサイト内「ドクターによる子どもの健康お役立ち情報」の新たなコンテンツとして、『朝ごはんのちから』を2月6日に公開しました。
 昨今、大人も子どもも朝食欠食率※が問題となっており、食べないことによるさまざまな影響が懸念されています。今回、当財団の選考委員でもある加藤則子医師(十文字学園女子大学 教育人文学部 幼児教育学科 教授/社会医学、母子保健専門)に朝ごはんが子どもにもたらす影響や、意識すると良いポイントなどについておうかがいしました。「朝ごはんの大切さ」について知ることで、明日からの子育てにお役立ていただけるコンテンツとなっています。
※朝食欠食率:朝ごはんを食べる習慣のない人の割合のこと。
  • 「ドクターによる子どもの健康お役立ち情報」『朝ごはんのちから』

URL:https://kawanozaidan.or.jp/childhealth/childhealth_8/

●ドクタープロフィール
加藤 則子医師

十文字学園女子大学 教育人文学部 幼児教育学科 教授
専門は社会医学、母子保健。
東京大学医学部卒業後、都立築地産院新生児科に勤務。
国立保健医療科学院で母子健康手帳にある発育グラフの作成などに携わった後、
2015年より十文字学園女子大学幼児教育学科にて幼稚園教諭の養成に従事。
主に子どもの健康・安全等についての科目を担当。2022年より当財団選考委員。

●内容(一部抜粋)
Q1. 朝ごはんを食べない子どもが増えているそうですが、本当でしょうか?
朝ごはんを食べる習慣のない人の割合を「朝食欠食率」といい、厚生労働省や文部科学省、その他の団体や企業などが定期的に全国調査を行っています。その結果を見ると、子どもの朝食欠食率は2013年くらいから上がり始めていて、特に2017年以降は大きく増加しています。……

Q2. 朝ごはんを食べないと、体にはどんな影響がありますか?
血糖は食事を摂ることで上がるため、朝ごはんを食べないと血糖が下がったままで過ごすことになり、日中の活動のクオリティが落ちてしまうと考えられます。……

Q3. 朝ごはんを習慣化するためにできることは?
朝ごはんは、生活習慣の中でも「睡眠習慣」との関係が特に高いです。例えば、夜寝る時間が遅いと朝起きられず、朝食を食べる時間がなくなってしまいます。これは大人にも多いですが、夜遅い時間帯にたくさん食べてしまえば、朝起きた時にお腹が空いておらず、朝ごはんを食べたいとは思えないでしょう。……
 

  • 「ドクターによる子どもの健康お役立ち情報」について

当財団は今年で設立から34年目を迎えます。小児医学研究や医学会への助成、表彰などの事業を通じて、のべ800名を超える小児医学研究者とつながることができました。子どもを取り巻く問題が複雑、多様になる今、そういった専門家のもつ知識をより多くの方にお届けしたいと思い、昨年度、ウェブサイト内に本コンテンツを設けました。
小児科医を中心とする専門家へのインタビューを通じて、長引くコロナ禍における心の問題やワクチン接種など時世に特化したテーマをはじめ、子育て全般に役立つ内容をお伝えしています。
 

  • これまでの記事(一部)

2022年3月28日 調査からみる!「コロナ禍の子どものこころ」
半谷 まゆみ先生(国立成育医療研究センター 社会医学研究部 コロナ×こども本部 共同研究員)
URL:https://kawanozaidan.or.jp/childhealth/childhealth_6/

2022年3月25日 お医者さんに聞いてみました!「子どものネット依存」
山縣 然太朗先生(山梨大学大学院総合研究部 医学域社会医学講座 教授)
URL:https://kawanozaidan.or.jp/childhealth/childhealth_7/

<財団概要>
財団名: 公益財団法人川野小児医学奨学財団
所在地: 〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1-10-1
理事長: 川野 幸夫(株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
事務局長: 川野 紘子
設立: 1989年12月25日
行政庁: 内閣府
URL: https://kawanozaidan.or.jp/
TEL: 049-247-1717
Mail: info@kawanozaidan.or.jp
事業内容: 研究助成/奨学金給付/小児医学川野賞/医学会助成
小児医療施設支援/ドクターによる出前セミナー

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