新聞折り込みチラシ、部数減で漸減傾向だが根強いニーズ

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  • 日本の広告費、インターネット関連が伸び、新聞折り込みは半減

電通が毎年発表している調査レポート「日本の広告費」によると、総広告費はコロナ禍で2020年に一時的に落ち込んだものの、順調に伸びていて、2021年は6兆7998億円と計算されています。
 

2013~2021年の内訳を見ると、インターネット広告費が9381億円から2兆7052億円へと約3倍に増加した一方で、折り込み広告費は5103億円から2631億円へと、ほぼ半減しています。

折り込み広告費の減少の主な理由は、新聞の発行部数が年々減っていることにあります。日本新聞協会によると、一般紙の発行部数は2000年の4740万部から、2021年には3065万部へと約35%減っています。この間、核家族化が進んで世帯数は増えているのですが、新聞を定期購読しない家庭が増えていることを示しています。
 

とは言っても、新聞折り込みチラシに対する一定のニーズがあることは否めません。皆さんの家庭ではどうでしょうか? 毎日配達される新聞には広告のチラシが毎日欠かさず織り込まれており、日によっては新聞よりもチラシの方が嵩張ることもあるのでないでしょうか。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「新聞折り込みチラシについて」アンケートを実施しました。

《調査概要》
調査期間:2022年9月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査
 
 

  • チラシを情報源にしている人は5割超

【調査】
質問:新聞折り込みチラシから情報を得ていますか?(対象:1,000名)

新聞折り込みチラシから「常に情報を得ている」人と「たまに得ている」人を合わせると、回答者の52%がチラシを情報源にしていることがわかります。
 

  • 電子チラシの利用経験は3分の2

【調査】
質問:電子チラシ・インターネットのチラシを利用したことがありますか?(対象:1,000名)

新聞の発行部数減の一因とみられている電子チラシ・インターネット上のチラシを「利用したことがある」人の割合は73.5%と、新聞折り込みチラシの利用者より高くなっています。
 

  • 折り込みチラシを見て利用したのはスーパーが最多

【調査】
質問:どのような新聞折り込みチラシを見て利用したことがありますか?(複数回答可、総回答数:3,456)

 

どんな分野の新聞折り込みチラシを見て利用しているかを複数回答可で質問したところ、「スーパーマーケット」が700人を超え突出していました。次いで「ドラッグストア」が400人超、「ホームセンター」と「飲食店」が300人超と、上位を占めました。
 

  • 9割近くがチラシのクーポン・割引券は「利用したい」

【調査】
質問:新聞折り込みチラシ広告の中にクーポンや割引券が付いていたら、店舗を利用したくなりますか?(対象:1,000名)

 

新聞折り込みチラシに付いているクーポンや割引券については「利用したい」(28.7%)と「どちらかといえば利用したい」(60.1%)の合計が88.8%9割近い高率でした。
 

  • チラシを見て購入したものの最多は「食品」

【調査】
質問:新聞折り込みチラシを見て、実際に購入したモノは何ですか? (対象:1,000名フリー回答にて実施)

チラシを見て購入したもののトップは毎日欠かせない「食品(飲料を含む)」で、400人を超えました。このほか「衣料品」「日用品」「化粧品」「医薬品」「家具・家電」「飲食店」などが挙がっていました。

フリー回答の一部を以下に紹介します。

「スーパーのチラシだと、安い日、安いものがあったら野菜・卵などを購入したことがあります。ドラッグストアの安い日トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどを購入」

食料品。特に、1人暮らしだと、新聞を取らないため、折り込みを見ない。なので、ネットで販売しているか確認するために、検索して電子チラシを見つけて利用したことがある」

マクドでハンバーガーUNIQLO等は行って他の物に目が行く。必ずしもチラシに載ったものだけ買う事は有りません」

「スーパー等の特売品はチラシをチェックしてから買いに行くため、日用品から食料品までチラシをて購入している」

「以前はチラシを見て、家電食料品など色々購入していました。今は新聞を購入するの辞めたので、チラシを見て購入することは、ありません」
 

  • 1週間の新聞に折り込まれたチラシを実際に調べてみました

9月下旬の1週間に筆者宅に配達された某全国紙の朝刊に折り込まれたチラシをチェックしてみました。

1週間の合計は55枚。うち「スーパー」が飛び抜けて多く、13枚。次いで「住宅」「ドラッグストア」「葬儀・お墓」「化粧品・医薬品」「買い取り」「新聞」「ホームセンター」「通販」「百貨店」「習い事・塾」「メガネ」「家電量販店」などでした。

曜日で際立っていたのは、3連休(金・祝日、土、日)の前日に織り込まれた合計が32枚58%を占めたことでした。
 

 

  • 電子チラシをまとめて検索できるサイトも普及

最初にインターネット広告費が伸びていることを紹介しましたが、パソコンやスマホが普及したことで、大手スーパーなどが自社のWebサイトで店舗ごとに作っているチラシを検索できるサービスにも力を入れています。

また、凸版印刷が運営する「Shufoo!(シュフー)」など、電子チラシをまとめて検索できるデジタル電子チラシサービスも登場。「新聞を購読していないが、チラシが見たい」という層にも受けています。
 

  • 1000人アンケート

今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。
 

 

  • 1000人アンケートとは

「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。

調査モニターの中心は、30~50代の女性です。

消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
 

  • お気軽にご利用下さい!

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

★「1000人アンケート」詳細はこちら★
https://www.navit-j.com/media/?p=62470

★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
https://www.navit-j.com/inquiry/soho_enquete_entry.html

【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com

【本リリースの引用・転載時のお願い】
・事前に株式会社ナビット 広報担当まで連絡頂けますようお願い申し上げます。
・クレジットと出典元のリンクを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「株式会社ナビット(データ活用なう)が実施した調査結果によると……」
<リンク先>https://www.navit-j.com/media/?p=78742

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