病気の子どもや医療的ケア児を育てる家族を「食」で応援するプロジェクト<お接待ミール㏌香川>

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NPO法人キープ・ママ・スマイリング(東京都中央区、理事長:光原ゆき、以下KMS)は、香川県下の社会福祉法人、大学等と協働して、香川大学医学部附属病院(香川県木田郡)、四国こどもとおとなの医療センター(香川県善通寺市)に入院中の子どもに付き添う家族、ならびに自宅で医療的ケア児を育てる家族に、特別に調製した「お接待ランチBOX」50食を届けるプロジェクトを10月24日(月)に実施します。

香川県全域を対象に、地域を上げて病気の子どもや医療的ケア児を育てる家族を支援するプロジェクトは県内初の取り組み(KMS調べ/22年10月時点)となります。

配布当日は地域の小児医療を担う基幹病院の専門家をゲストにお招きし、啓発トークイベントお届け隊の出発式各病院での受け取り式を執り行います。ぜひ取材にお越しいただき、この活動を、貴メディアでお取り上げくださいますようお願い申し上げます。

■「お接待ミールin香川」プロジェクトの概要

地元の社会福祉法人による特製弁当、東京から来高した一流シェフによる特製スペシャリテ、食物栄養科の学生による特製スイーツ、KMSオリジナル缶詰などを詰め合わせた「お接待ランチBOX」を、医療系大学の学生・教員、訪問看護師の協力のもと、小児病棟の付き添い家族と在宅ケアを受ける医療的ケア児の家族に届けます。
 

<調理担当>
・特製弁当:社会福祉法人やまびこ会西ハゼ事業所
・特製スペシャリテ:米澤文雄シェフ
株式会社No Code代表取締役社長 兼 Chef+(プラス)
・特製スイーツ:香川短期大学生活文化科食物栄養専攻学生有志

<配布担当>
・香川県立保健医療大学 教員・学生有志
・高松市内の訪問看護ステーション所属の訪問看護師

■啓発トークイベント&お届け隊出発式の概要

啓発トークイベント
配布当日には、地域の小児医療を担う基幹病院の専門家をゲストに招き、啓発トークイベントを開催します。専門家から県内における病気の子どもや医療的ケア児とその家族の現状、支援の状況をお聞きしたうえで、地域の人々が助け合うことで可能なサポートの方法を話し合います。

<時間>
10月24日(月) 11:00~11:50
<場所>
WeBase高松 高松市瓦町1-2-3
<登壇者>
香川大学医学部副医学部長 同大学医学部附属病院副院長 日下 隆 先生(写真左)
四国こどもとおとなの医療センター院長 横田 一郎 先生(写真中)
NPO法人キープ・ママ・スマイリング理事長 光原ゆき(写真右)
 

 

 

 

お届け隊 出発式
トークイベントの終了後、お接待ランチBOXの調理担当メンバーがステージに登壇し、それぞれの食に込めた想い、ご家族への励ましのメッセージなどを話した後、各医療機関に向けたお届け隊の出発式を行います。

<お接待ランチBOX お届け隊 出発式 登壇者>
・藤田泰輝さん(社会福祉法人やまびこ会 理事・管理者)
・米澤 文雄シェフ(株式会社No Code代表取締役社長 兼 Chef+(プラス))
・香川短期大学生活文化科食物栄養専攻 担当教員&学生リーダー
・香川県立保健医療大学 教員(保医大レンジャー)・学生リーダー

このプロジェクトの背景
医療の進歩によって子どもの命が助かるようになった半面、障がいや後遺症、病気を抱えて生まれてくる子どもが増えています。

治療のために長期入院が必要な場合、子どもが小さければ小さいほど、入院に付き添い、病室に泊り込んで看護する親(特に母親)が存在します。しかし、付き添い者は病人ではないとの理由から、親に病院食は提供されません。そのため、日々の食事はコンビニ食が中心となり、食生活の偏りから体調を崩す人も少なくないのです。

一方、人工呼吸器や胃ろうなどを使用し、痰の吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な子ども(医療的ケア児)たちを自宅で育てる家族もいます。医療的ケア児を育てる家族は、外出の際にさまざまな医療機器を携帯しなければならないうえに医療的ケア児の食事に対応する飲食店がほとんどないため、家族が揃って外食を楽しむ機会は制限されています。

このプロジェクトの経緯と目的

KMSは2014年の設立以来、東京を拠点に、病気の子どもを育てる家族に対して食支援を中心に活動してきました。19年に小児病棟で付き添う家族に配布するために野菜をたっぷり使ったオリジナル缶詰を製造した後は活動範囲を全国に広げ、佐賀大学医学部附属病院をはじめ、各地の小児病棟の付き添い家族に缶詰を無料で提供してきました。21年末から佐賀市では地域の企業や農家、学生団体と協働して、佐賀大学医学部附属病院小児病棟で付き添う家族に特製弁当を調製し、お届けする活動を実施しています。

この度、香川県でも同様の活動を行うことになったのは、かねてよりKMSの食支援活動をサポートしてくださっている米澤文雄シェフが「瀬戸内国際芸術祭2022」の県内周遊事業「おいでまい祝祭2022~心がつながる街ごとアート~」に合わせて高松市で開かれる食イベントに参加されることがきっかけでした(※)。
香川県には、他県には見られない「お接待」と呼ばれる素晴らしい文化が古より代々受け継がれています。そこで、このお接待文化に因み、付き添い中の家族や医療的ケア児を育てる家族を、地域の力を結集しておもてなしをする「お接待ミールin香川」を計画しました。

本プロジェクトでは、ご家族を「食」で支援するとともに、子育てに困ったときに適切なサポートが受けられるよう地域の子育てに関する社会資源の情報も合わせて提供します。同時に地域の人々に病児・医療的ケア児とその家族の現状を広く知ってもらう啓発の機会とし、地域における助け合いの意識を醸成することを目的としています。

※本プロジェクトは、瀬戸内国際芸術祭2022 県内周遊事業「おいでまい祝祭2022~心がつながる街ごとアート~」の一環として開催される食プログラム「SANUKI EMERGING DINING 2022 -日替わりシェフのレストラン-」のスピンオフ企画に位置づけられています。

「SANUKI EMERGING DINING 2022 -日替わりシェフのレストラン-」
詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000024800.html

■主催 NPO法人キープ・ママ・スマイリングhttps://momsmile.jp/
代表者:理事長 光原 ゆき
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル4F
設立年:2014年11月

■協力  
株式会社No Code/WeBase高松/社会福祉法人やまびこ会/香川県立保健医療大学・保医大レンジャー/香川短期大学

■後援
香川県/高松市/香川県社会福祉協議会(申請中)/香川県小児保健協会/香川県臨床検査技師会

■本件に関するお問い合わせ
NPO法人キープ・ママ・スマイリング
広報担当:渡辺
(TEL:090-1214-3761/Email:pr@momsmile.jp

この取り組みは「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2022」の助成事業として実施されます。

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