日本は他国と比べ起業家が少ないと言われています。そのため、こうした小さなワークショップを実施することで、子どものころから「新しいことにチャレンジする起業家精神」や「独自の強みや価値を考える力」を養い、将来小中学生が仕事を選ぶ際に、「起業」が選択肢の一つになるようなきっかけを提供することを目的としています。
<ワークショップのポイント>
① 実際の飲食店経営者から、「利益とは何か」「利益を生む仕組み」について学ぶことができる。
② お店のコンセプト作りの際、「USP(Unipue Selling Proposition)」※について考えられるようにする。
※USPとは、商品やサービスが持っている独自の強みを意味するマーケティング用語
③ 作戦会議を重ね改善を図ることで、チャレンジ精神とコミュニケーション能力を培う。
④ それぞれのチームが持つ強味や特徴に着目し伸ばす。
⑤ お金を稼ぐだけではなく、「地域貢献」や「環境配慮」「チャレンジ」などでも評価ポイントを設けて様々な視点から評価を受けることができる。
<ワークショップの流れと内容>
① 銀行から1チーム10万円貸し出しを行う。
② 実際の飲食店経営者から「利益とは何か」「利益を生む仕組み」について簡単な講義を受ける。
③ お店のコンセプト作り。
ソフィアコミュニケーションズが作成したワークシートを元に、主に下記の点を決める。
・どのようなお店にするか。
・どのようなメニューを出すか。
・何をどれだけ仕入れるか。
・値段はいくらにするか。
・いくつ売ると利益が出るのか。
・担当、役割決め(ホール/調理/会計/マーケティング/営業(呼込み)/仕入れなど)
・自分たちのお店の強み、特徴
④ 仕入れを行う。
⑤ メニュー決めと値段決めを行う。
⑥ 開店。お客様から代金を頂き、食事を提供。売上を表に記入して利益を計算する。
⑦ それぞれのお店の強みや工夫した点を、「賞状」という形にして授与し、ワークショップは終了。
<実例紹介>
8月末、大田区内の小学校小学3年生から6年生の異学年26名を対象に、ワークショップを実施しました。
定食屋さんやカフェ、カレー屋さん等、様々なコンセプトのお店を構えた子どもたちですが、「環境に優しい」「店員さんのおもてなし」「どのお店よりも安くする」など、自分たちで考えたお店の強みも多種多様でした。
また、お店を開店した後も作戦会議を重ねることで、より多くのお客様がお店に来るよう価格の見直しや新しいメニュー作りを積極的に実施し、どうしたらお客様に喜んでもらえるかをしっかり考えてワークショップを行うことができました。
最後に、マーケティング・地域貢献・利益・環境配慮・チャレンジする起業家精神のそれぞれの観点から各チームに賞状を送りワークショップを終えましたが、参加した小学生からは「楽しかった」「面白かった」「勉強になった」という声を頂いた他、教員や保護者からも「今までにないワークショップでとても有意義だった」「子供たちが一生懸命考え議論している様子が見られて大変良かった」「自分も勉強になった」といったうれしい声が届きました。
<今後の活動について>
ソフィアコミュニケーションズは、今後も継続してこのようなワークショップを小学生・中学生向けに実施していきます。
創業支援を事業として実施しているソフィアコミュニケーションズだからこそできるワークショップとなっており、「起業家精神」を養う他、お店をより良くするためにチーム一丸となって取り組む姿勢は、コミュニケーション能力や物事を多角的に見る能力などを自然と養うことができる内容となっています。当コンテンツやワークショップにご興味のある各自治体や小・中学校、小中学生向けのイベントをお考えの方はぜひ一度ご連絡ください。
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