いよいよ本格化するゼロゼロ融資の返済に対応するクラウド型財務・資金繰り改善サービス「未来予測図」

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コロナ禍は中小企業の経営環境に甚大な影響を与えましたが、倒産件数は歴史的低水準にあります。その背景にあるのが実質無利子無担保の「ゼロゼロ融資」です。多くの中小企業が利用しましたが、その返済は今秋から本格化する見込みです。返済財源を確保できていない中での返済負担増は資金繰りの悪化に繋がりますが、相談先がなく不安を抱えている中小企業経営者が多いのが実情です。そこで、手間なく自社の資金繰りを把握し改善できる「未来予測図」の提供を開始しました。売上予測は経営者から将来の見通しや可能性をヒアリングしたものを数字にし、より現実的で最適化した「収益計画表」「資金繰り表」の作成を支援します。
バックオフィス業務の改善サービスを提供する株式会社エフアンドエム(本社:大阪府吹田市、代表:森中一郎)は、企業の財務・資金繰り改善を実現する財務支援コンサルティングサービス「未来予測図」の提供を2022年4月1日から本格展開しています。

■背景
 コロナ禍は中小企業の経営環境に甚大な影響を与えましたが、2021年の倒産件数は前年比23.0%減の6,015件(帝国データバンク調べ)とリーマンショック後よりも抑制されており、1966年に次いで過去3番目に少ない歴史的な低水準です。その背景にあるのは、実質無利子・無担保でお金を貸し出す「ゼロゼロ融資」の活用です。迅速な融資対応と据置期間(一定期間の返済猶予)が特徴で、多くの中小企業が利用した結果、同支援策を中心とした政府によるコロナ対応融資の貸出総額は56兆円を超えるまでになりました。返済開始企業は2022年度秋頃より増加する見込みですが、ウクライナ情勢に端を発する原油や資源価格の高騰、半導体不足などが足かせとなり、中小企業は収益力を充分に回復できていません。

 返済財源を確保できていない中での返済負担増は、資金繰りの悪化に繋がります。返済に目処が立っていないなどで不安を抱えている経営者は非常に多いのが現状です。多くの金融機関は収益計画表や資金繰り表の提出を求めますが、中小企業の大多数は手間がかかるなどの理由により、自社でそれらを作成していません。

 そこで、中小企業経営者が手間なく自社の資金繰りを把握できるサービスを提供したいと考え、クラウド型財務・資金繰り改善サービス「未来予測図」の提供を開始しました。開発にあたっては、弊社のバックオフィス支援サービス「エフアンドエムクラブ」の会員企業を対象に、2020年10月よりマーケティングを実施し約1,200社の資金繰り表を作成しノウハウを蓄積しました。
 

■内容
 資金繰り表作成に必要な財務帳票をお預かりして入力を代行します。また、過去の会計データを元にするだけでは、目まぐるしく変化する状況を反映できず、必要としている収益計画を立てることはできません。そのため、売上予測は経営者から将来の見通しや可能性を直接ヒアリングしたものを数字に落とし込むことで、より現実的で最適化した「収益計画表」「資金繰り表」の作成を支援します。また、随時ご相談を受け付けており、急な資金繰り悪化時にも迅速に対応できます。

 作成した資料は経営改善計画書に転用できるフォーマットにしており(中小企業庁が推奨する早期経営改善計画の内容を概ね網羅)、ID・パスワードを共有することで、金融機関担当者との対話ツールとしても活用いただけます。

■想定している対象
具体的には以下の企業様へのご利用を想定しています。
・売上規模10億円未満の中小企業
・コロナ融資制度を活用し返済負担が増加することに不安を感じている中小企業
・資金繰り表、事業計画の提出を金融機関から求められている中小企業
・金融機関が新たな取引先としてコロナ融資を実行した中小企業
・金融機関として資金繰りの把握をおこないたい中小企業
 

■今後の展開
 中小企業経営者は経営者であると共に、第一線で活躍する営業担当や技術者であることが多いため、財務状況の把握に時間を割くことができずに、主には受注量と単価で業績を大まかに判断するにとどまり、売上予測を過去の実績と今後の見通しを元に作成できる企業はほとんどありません。また、無借金経営の企業は圧倒的に少ないことから、借入金の返済を始め資金繰りに苦慮する企業は非常に多いのが現状です。そうした中小企業経営者を財務面からサポートすること、また金融機関に対しては「未来予測図」サービスのOEM提供を進めることで、1万社の中小企業に導入いただけることを目指します。

 【サービス概要】
名称:未来予測図
発売日:2022年4月1日
価格:プレミアムプラン 月額15,000円(税別) スタンダードプラン 月額5,000円(税別)
特徴:①資金繰り表作成に必要な財務帳票はお預かりの上、入力を代行。
       ②今後の見通しを経営者からヒアリングすることで、
    過去データから算出した機械的なものではなく、より現実的で最適化した決算予測を作成。 
       ③金融機関に喜ばれる「ビジネス俯瞰図」「収益計画表」「資金繰り表」「返済予定表」ができあがる。
製品に関するお問い合わせ先:
株式会社エフアンドエム 経営サポート事業本部 山本佳宏
TEL 06-6339-6050(平日9:00~17:00) メール info-zaimu@fmltd.co.jp

【会社概要】
社名:株式会社エフアンドエム
代表:代表取締役社長 森中 一郎
本社所在地:大阪府吹田市江坂町1-23-38 F&Mビル
URL:https://www.fmltd.co.jp/
設立年:1990年7月
資本金:9億8,965万円(2022年3月末現在)
従業員数:610人(2022年3月末現在・連結)
事業内容:個人事業主及び小規模企業向け会計サービス
中堅中小企業向け管理部門支援サービス(エフアンドエムクラブ)
中堅中小企業向け財務・補助金支援サービス
会計事務所向け支援サービス(経営革新等支援機関推進協議会/TaxHouse)
社会保険労務士事務所向け支援サービス(SR STATION)
ISO・Pマーク認証取得支援サービス
パソコン教室
アラカルト型 人事労務クラウドソフト(オフィスステーション)
経営革新等支援機関関連業務

  
<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社エフアンドエム  経営サポート事業本部 山本 佳宏
TEL:080-3792-2094(山本直通) Email:info-zaimu@fmltd.co.jp

 

 

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