「なみえの記憶・なみえの未来」アート第二弾が浪江駅前に出現

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一般社団法人NoMAラボ(福島県南相馬市、代表理事:高橋大就)は27日、「ゼロになった町」福島県浪江町で、住民が残したい記憶と創りたい町の姿を屋外アートとして町中に掲出していく「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」の第二弾アートを、JR浪江駅前に新たに開設された「浜通り地域デザインセンターなみえ」の外壁に掲出し、お披露目を行いました。

 

 

 

 

 第二弾アートのテーマは、残したい「なみえの記憶」が、浪江町の住民のみなさんのヒアリングにより、町の花コスモスが咲く浪江の町中を、子供も大人も参加して走った『コスモスマラソン大会』に決まりました。
つくりたい「なみえの未来」は『モビリティでつくるなみえ』をテーマに、住民のみなさんに将来のモビリティによって実現したい未来の浪江町の姿をヒアリングし、「スマートモビリティ、自転車、馬まで多様な移動手段と、太陽光や風力など多様な新エネルギーによって町が創られ、こどもからお年寄りまで多様な人が集い、交わり、賑わう」という想いをアートにすることになりました。

 アートの制作は、知的障害のある作家が描いた“異彩を放つ”アート作品を社会に送り出し、福祉を起点に新たな文化を創り出している株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市、代表取締役:松田崇弥・松田文登)に依頼し、「なみえの記憶『コスモスマラソン』」は衣笠泰介さん(京都府)、「なみえの未来『モビリティでつくるなみえ』」は伊賀敢男留さん(東京都)に描いていただきました。

 「なみえアートプロジェクト」の第二弾アートは、一般社団法人NoMAラボが企画し、日産自動車株式会社の協賛、朝田木材産業株式会社の協力の下で実現をしました。

 アートのお披露目は、27日に開催された「浜通り地域デザインセンターなみえ」のオープニングセレモニーの一環として、吉田浪江町長、協賛企業の日産自動車株式会社の土井常務執行役員、ヒアリングに参加した住民のみなさんなどが参加して行われ、住民が残したい浪江町の記憶と創りたい浪江町の未来が鮮やかな色合いで表現されたアートが除幕により公開されました。

なみえアートプロジェクト「なみえの記憶・なみえの未来」について
なみえの住民の方々が残したい町の記憶と、なみえの住民の方々が実現したい町の姿を、町中の屋外アートによって表現することで、残したい町の記憶を紡ぎ、実現したい町の姿を共有することを目指すプロジェクトです。
アートのテーマについては、残したい町の記憶と、実現したい町の姿、それぞれについて住民のみなさんに集まっていただいて話し合い決定しました。
 アートは、「異彩を、放て」をミッションに掲げる、株式会社ヘラルボニーのアーティストに制作して頂くことで、なみえを、誰もが自分らしく、異彩を放てる町にしたいという想いを込めています。
 今後も、浪江町内各地の屋外に、『なみえの記憶・なみえの未来』のアートを順次掲出していくことを予定しています。

弾アートについて
<なみえの記憶>
 テーマ:「コスモスマラソン
 アーティスト:衣笠泰介(京都府)
 第二弾アートの「なみえの記憶」のテーマは、住民の間での話し合いの結果「コスモスマラソン」に決まりました。町の花コスモスが咲く浪江の町中を、子供も大人も参加して走ったコスモスマラソン大会。独特な色彩感覚と感受性で描いたカラフルアートの中に、なみえの記憶を映した写真から感じ取った言葉が散りばめられています。

<なみえの未来>
 テーマ:「モビリティでつくるなみえ」
 アーティスト:伊賀敢男留(東京都)
第二弾アートの「なみえの未来」のテーマは、「モビリティでつくるなみえ」。住民のみなさんに、将来のモビリティによってどんな町を創りたいのか、話しあっていただきました。浪江町の未来は、スマートモビリティ、自転車、馬まで多様な移動手段と、太陽光や風力など多様な新エネルギーによって町が創られ、こどもからお年寄りまで多様な人が集い、交わり、賑わう。そんな町の皆さんの願いを表現した作品です。

<協賛・協力>
協賛:日産自動車株式会社; 協力:朝田木材産業株式会社

ヘラルボニーについて
 ヘラルボニーは、「異彩を、 放て。」をミッションに掲げ、 福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニットです。

NoMAラボについて

 一般社団法人NoMAラボは、「ゼロになった町から、この国一番のワクワクを。」をモットーに、福島県浜通り地域等において、住民主体のまちづくりと、住民の生活環境改善や課題解決につながるビジネスづくりに取り組んでいます。

 

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