中小企業の社員採用は、入社後の1人の従業員の業務がその部署のウエイトを占めることもあり、採用後のミスマッチが生じると業務に大きな支障をきたすことも少なくはありません。
入社後のミスマッチはなぜ起きてしまうのか?
企業側も、採用された側も、円満に入社初日を迎えたはずなのに、ミスマッチが起きてしまう。
これには、いくつがの理由があります。
企業側
1. 求人募集を行う担当部署や仕事内容を正しく把握できていない。
2. 学歴や経歴だけで採用している。
3. 会社の良いところだけをアピールして、業務内容の厳しいところは面接時に話していない。
4. 面接時に応募者に企業や仕事内容について正しく情報提供がされていない。
5. 応募者のことを面接時に正しく評価できていない。
応募者側
1. 想像していた業務内容と違った
2. 社風、雰囲気が合わなかった。
3. 入社後のフォローがなかった。
このように、企業側と応募者側にギャップが生じることで入社後の社員の離職率を上昇させてしまうことにつながります。
中小企業にとってミスマッチ採用による社員の早期離職のダメージは大きい
一般的に企業1社あたりの平均採用コストは、
1. 新入社員 93.6 万円
2. 中途採用 103.3 万円
引用:就職みらい研究所 就職白書2020
https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/hakusyo2020_01-48_up-1.pdf
1人あたりの採用に約100万円程度の費用がかかるため、ミスマッチ採用を起こしてしまうと、年間予算の100万円相当が無効な費用になってしまうばかりか、その社員に支払った給料、各種保険や通勤定期代などの福利厚生も含めると数100万円単位の損失になってしまうケースもあります。
さらに金銭面的なことだけでなく、中小企業にとって社員1人当たりの業務内容は担当業務の範囲が広いこともあり、入社後、業務に慣れるまでフォローをした別の社員の負担や業務の進捗などに対して大きな支障をきたすことにもなります。
ミスマッチ採用を防ぐために中小企業の人事がすべきこと
このようなミスマッチを起こさないために、企業の人事はどのような対策をすべきなのでしょうか?
1. 求人募集を行う際に、現場担当者から出来るだけ詳しくどのようなスキル、人物が必要なのかをヒアリングして、明確にしておく。
2. 会社や仕事内容の良いところだけではなく、厳しい部分も面接時に応募者に伝える。
3. 自社で求めている人物像やスキルを出来るだけ詳しく定義する。
4. 必要であれば、2回面接の機会を設定する。
5. 面接時に、実際に応募している仕事内容の現場担当者も同席させる。
6. 入社後のフォローを出来るだけ細かくする。
6. 中途採用の場合には、中途採用=即戦力との考えは捨てる。
新卒者の採用の場合には、新卒=未経験との認識から研修期間を儲けたり、細かくフォローをしますが、中途採用の場合は、経験者や同業他社からの転職をする応募者が多いことから即戦力との認識しがちです。
しかし、同業他社からの転職者で合っても会社が変われば、その会社の方針ややり方などが違うことも多く、転職先に慣れるまではフォローが必要です。
また、中小企業は社員1人ひとりの担当業務が多岐にわたることもあります。これらのことを踏まえて、採用者の離職率が高くならないように、企業側としても社員が定着するように職場環境を働きやすい職場にする努力が必要です。
多忙な中小企業の人事はリクルートサポート専門企業を活用するのも成功の鍵
一般的に中小企業の採用担当者は、1人でこなす業務が多いために求人が必要なとき応募者に対してフォローをすることが困難になるケースが一般的でしょう。
このようなときには、求人募集から採用までを一括してアウトソーシングで行ってくれる外部のリクルート専門機関を利用することも有効な方法です。
企業の人事担当よりも企業と応募者の双方を第三者的な客観的な立場で考えることができ、双方の要望のクロスポイントにマッチした採用を実現することが可能です。
採用企業も応募者も、きっと満足ができる採用をすることができるでしょう。
株式会社スマートリクルーティングは中小企業の採用人事に特化したスペシャリストです。
採用について幅広いノウハウを持ち、きめ細やかなフォローを提供しております。
問合せ、相談はお気軽に下記までご連絡ください。
【お問合せ】
株式会社スマートリクルーティング
info@smart-recruting.co.jp
電話番号 03-6820-1408
10:00~18:00 (土・日・祝を除く)
担当:唐渡(からと)