フィンチジャパン、攻めのDXを支援する新規事業開発メソッドによる、全社リスキリング支援サービスを展開

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株式会社フィンチジャパンは、8月1日の創業16周年にあたり「あらゆる人が新規事業に挑戦する世界」を目指し、従来の新規事業開発コンサルティングに加えて、これまで培った新規事業開発メソッドによる社員の内発的な挑戦をうながすリスキリングサービスの展開を発表いたします。

本格的な人口オーナス期への到来や新型コロナウイルス流行への対応、SDGs投資やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進加速を通じて、企業・社会はかつてないほど、変革を求める機運が高まっており、リスキルの必要性が高まっています。そして、多くの企業が変革を進める上で、攻めのDXを実現する新規事業への挑戦を加速させています。

これまでフィンチジャパンは創業より、大手企業を中心に培った新規事業開発メソッドを通じて「ビジネスフロンティア開拓事業」を展開してきました。今回それらノウハウを体系化し、既存の新規事業開発コンサルティングに加え、攻めのDXを支援する全社リスキリング支援サービスを展開し、多くの企業とともに「あらゆる人が新規事業に挑戦する世界」の実現を目指します。

■大きな変革に合わせ企業は全社員のリスキリング環境を整える必要がある

 今、大きな変革の波が訪れています。本格的な人口オーナス期への到来や新型コロナウイルス流行への対応、SDGs投資やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進加速を通じて、企業・社会はかつてないほど、変革を求める機運が高まっています。技術的にもAIの社会実装、NFTやメタバースといったWeb3の普及によって、日本は数十年に一度の大きな大変革が訪れる条件が整ってきています。
 こうした変化を前に、フィンチジャパンでは、多くの企業経営者から大きな変革をしていく好機とし、企業変革に取り組まんとする声を多く聞いてきました。

 そして企業が変革する要件の一つに、既存事業を育て育むだけでなく、ビジネスフロンティアへの挑戦、すなわち新規事業開発を全社員で進めていくためのリスキリングが必要という結論に辿り着きました。

 新規事業とは、画期的なものを生み出すことではなく、その企業にとって新しい領域=「フロンティア」に踏み出す営み全てを指すと、フィンチジャパンは常に提言してきました。今回あらゆる企業が新規事業をつくり続け、挑戦するスキルやマインドを培うことで、新たな経営資源が得られ、企業には新たな可能性が開かれると考えています。

■攻めのDXが必要な今、新規事業開発のメソッドを、より多くの人に提供するリスキリング環境の提供が使命

 フィンチジャパンは、創業当初よりビジネスフロンティアを見つけ、ともに開拓する「ビジネスフロンティア開拓事業」を行ってきました。私たちは、新規事業とは特別なアイデアや才能を持った人、優秀かつバランスが取れたチームだけが成功させられるものではなく、一定のメソッドや方法を知ることで「誰もが」できると考えています。そしてその信念のもと、私たちは、新規事業を成功に近づけるためのメソッドを構築し、提供してきました。

 新規事業開発の鍵となるのは思い付きや閃きではありません。まず、市場の変化の兆しを捉え、自社にとっての最適な参入領域を発見する必要があります(コンペリングイベントの特定)。次に、参入を決めた領域において顧客となり得る対象の強いニーズを特定し、それを満たすサービス・事業を開発しなくてはなりません(ペインポイントの分析)。さらには、企画した事業コンセプトを具体的な計画に落とし込み、計画を実行できるパートナー(バディプレイヤー®の発見)とともに立ち上げ、事業を推進していく必要があります。

 フィンチジャパンは、それら一連の新規事業の起案から立ち上げ支援に関わるサービスを上記の3フェーズに分け、それぞれのフェーズにおいて、コンサルティングサービスとして展開しています。

 攻めのDXが必要な今、私たちがこれまで体系化してきた新規事業開発のノウハウとメソッドを、コンサルティングによる提供だけではなく、より多くの方法で提供していくために、攻めのDXに必要なリスキリングサービスの提供を開始します。

■内発的な新規事業への挑戦を促すリスキリングサービス

 新規事業を展開する手段として、社内で経験実績のある人材で始める、新規事業開発の実績がある人材を採用する、あるいは他社から事業を買収するといった様々なアプローチが考えられます。それらは有効な手段でありますが継続して実施し続けるには課題があります。

 フィンチジャパンは、真の企業変革は内発的になされていくと考えています。そして企業のトランスフォーメーションを牽引する人材は、会社のビジョンを自らの言葉で語り、ミッションを真剣に考え実践するリーダーであると考えています。

 ただし、そのようなリーダーに新規事業開発を任せるだけでは上手く行きません。経験がなくとも企業のビジョンに共感する社員のリスキリングを通じて、会社への共感や思いと、新規事業開発スキルが組み合わさる人材が社内で増えていくことで初めてトランスフォーメーションが起こっていきます。

■市場変化の兆しを捉え、参入領域を定めるリスキリング支援ツール
 

 新規事業開発の鍵となるのは特別なスキルや過去の実績、あるいは属人的なアイデアではないと考え、新規事業開発を成功に近づける体系的なメソッドを提供してきました。

▼フィンチジャパンが提供する新規事業立ち上げメニュー

  • フェーズ1
    • 「参入領域発見サービス」:コンペリングイベント特定による新規事業の参入領域発見と、それに基づくアイデア起案書作成サービス
  • フェーズ2
    • 「事業コンセプト開発サービス」:ペインポイント分析による対象顧客の特定と、それに基づく企画書(事業コンセプト)作成
  • フェーズ3
    • 「事業の投資判断の最適化サービス」:新規事業の計画書作成と「バディプレイヤー®」の発見・巻き込みによる、事業実施支援

 フェーズ1では、自社が参入するに最適な市場を発見・決定を行います。この参入領域発見の段階で、誰もが適切に狙いを定めることができるリスキリング支援ツールを年内リリースします。

 本ツールを導入することで、社内全ての社員が新規事業開発に取り掛かることができ、過去の調査結果や起案書をシェアし、検索ができるようになります。

■【社長メッセージ】いずれ本業と呼ばれる新規事業の創発と挑戦を支えたい

 いま、私たちは数十年に一度の大変革の交差点にいると思います。

 今から20年以上前、私が新卒でコンサルティング会社に入社して間もない時期、社会が大きく変わりました。インターネットの普及による多様なサービスの立ち上がり、ITバブルともに多くのネットサービスが立ち上がり、そして世界初の携帯電話IP接続サービス「iモード」登場など、社会を大きく変える変化が連続して起こったのです。

 当時、ソフトバンクはYahoo!BB(ADSL)という新規事業を機に、NTTドコモはiモードという新規事業を機に、情報と通信をミックスさせる本業を手に入れたのです。

 私は当時世の中に新しいコンセプトを投げかけて、世界が激変するのを目の当たりにしました。激変していく毎日の高揚感、世界の変革を目前にしたワクワクした気持ちは、今でも忘れません。20年ほど経った今、その高揚感を久しぶりに感じています。

 フィンチジャパンは、新規事業開発を支援するという性質上、多くのお客さまから新規事業の相談や組織変革の悩みをお聞きすることができます。この1年、その相談内容の質的な変化が起きています。

 例えば、今時点では新規事業に着手せずとも、安定的に利益をあげることができる企業が、新規事業立ち上げに真剣に悩み、意思決定や行動を起こそうとしています。安心安全が売りのインフラ系の企業でも、攻めのDXを通じて、内発的に自分たちが変わろうと動き出そうとているのです。

 何か新しいことをやろうとする企業・社会の胎動を日々実感し、20年前と似た熱量を感じています。

 本業に追加される新規事業ではなく、いずれ本業と呼ばれる新規事業に取り組む気概すら感じます。ただし歴史的に振り返って、本業と呼ばれる新規事業を育てることができた企業は決して多くありません。

 しかし「誰もがフロンティアに挑戦する」権利をもつというビジョンにもとづき、私たちもその挑戦と共にある会社でありたいと考えています。

「フロンティア」とは、人類の新しい可能性を拓く世界のことです。

「フロンティア」というと、一部の人が挑戦するもののように聞こえるかもしれません。私はむしろ、「フロンティア」は全ての人の目の前にあり、人は自分のフロンティアを見つけ、挑戦し続ける生き方をすべきであると考えています。

 フロンティアは、未知なる領域にあります。フロンティアは、本来自分の心が求めるもの、やりたいものでもあります。同時にフロンティアは、環境変化の中、迫られる選択の中にあると言えます。「自分のフロンティア」に挑戦する生き方とは、迫られる選択の中、心惹かれる方に、危険や恐れを越えて挑戦する生き方なのではないでしょうか。

 人は、常にフロンティアの世界と、そうでない世界の選択の交差点にいると思います。

 私たちは、そのとき常に「フロンティアの世界」を選ぶ生き方をしたいと思います。そして、そのような選択を、多くの想いをともにする人々とともに行いたい。そのためのあらゆる手段に挑戦していきたいと思っています。

■コーポレートスローガン:「フロンティアをともに見つけ、ともに飛び込む」

 フィンチとは、生まれてから死ぬまで進化し続ける現象を象徴する鳥と言われています。

 それは、環境変化の中、フィンチは、必死に生き残ろうと未知なる領域に挑戦し続けたからに他なりません。

 企業も、人と同じように、自分のフロンティアを見つけ、挑戦し続けることを定められている存在です。企業は常に、環境の変化にさらされています。変化に対応しなければ、フィンチのように生き残ることができません。

 その変化の対応をする際、企業は「フロンティアの挑戦」をしなくてはならないと、私たちは考えます。個人のフロンティアが、自ら心惹かれるものの、不安と恐怖を感じるものであるとすれば、企業のフロンティアとは、産業として、市場として、その方向に進まなければならないが、リスクと脅威を感じるものではないでしょうか。

 そして、そのようなリスクや脅威を越えて「フロンティアへの挑戦」を選び続けることこそ、企業の為すべきことではないでしょうか。

 私たちは、企業とともに、そのフロンティアの存在を示す一本の杭を打ち込み、そこへ至る最初の一歩を共に見つけ、共に飛び込んでいく存在です。

 そのために、私たちの持つあらゆる手段を活用します。

 どこに企業のフロンティアがあるか。そこに行くためにはどのような道筋を通ったらよいのか。どのようなメンバー、企業とともにそのフロンティアにたどり着けるのか。

「フロンティアに挑戦し続けるような企業を、ともに作る」

 フィンチジャパンは、フロンティアに挑戦することが、企業の文化となり、企業遺伝子に組み込まれるほど、企業にとって当たり前の選択となり、人、組織、企業が常に自分のフロンティアに挑戦し続けるありかたができるような世界を目指しています。

 フィンチジャパンは、そんな挑戦をする人と組織、企業とともに歩いていきます。

■株式会社フィンチジャパンについて

株式会社フィンチジャパンは、大手コンサルティング会社出身の代表の髙橋広嗣が、企業の新規事業という「ビジネスフロンティア」を企業とともに開拓することに使命と意義を感じ、2006年に設立した会社です。企業の新規事業とは、既存事業の延長ではなく、企業がこの先も存続するための経営資源を増やすことであるという考えのもと、新規事業開発に対する独自の理論を構築し、誰もが新規事業を作っていける世界を実現するため、サービスを展開しています。

https://company.finchjapan.co.jp/

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