灯台の歴史・文化をより深く知り、伝えよう!「細島灯台ガイド研修会」を開催しました!

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日向市や民間団体などで構成する団体「細島灯台灯りの輪」は、10月18日(水)、日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」の会員を対象に、「細島灯台」の歴史・文化をより詳しく語ることができる専門ガイドの育成を目的として、「細島灯台ガイド研修会」を開催いたしました。この研修会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。

  • イベント概要 

【イベント名】細島灯台ガイド研修会

【開催概要】

 明治43年に現在の場所に建設された細島灯台。江戸時代の「常夜灯」に始まり、現在に至るまで長い歴史・文化をもつ細島灯台ですが、その歴史・文化等について語れる人はごくわずかとなっています。本研修会は、日頃より日向市を訪れる観光客の皆様にガイドを行っている日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」の会員を対象に、「細島灯台」の歴史・文化等をより詳しく語ることができる専門ガイドの育成を目的として開催。今回は「細島灯台」に関する資料等を見て、学んでもらうとともに、細島灯台についての意見交換会を実施。また、「細島灯台ガイドマニュアル」制作に向けての協議も行いました。

【日程】2023年10月18日(水)15:00~17:00

【開催場所】宮崎県日向市大字細島593-1 細島公民館

【参加人数】日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」 会長、リーダー 5名

【協力団体】日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」

  • より魅力的にわかりやすく灯台をガイドするには

 ボランティアガイドさんは日向岬一帯を説明する際、細島灯台も案内もしています。

ガイド協会として「細島灯台」の案内するマニュアルも既に存在しますが、灯台の高さや光達距離などを中心に説明しています。今後ツアー参加者にわかりやすい細島灯台ガイドマニュアルを作成し、クイズやイラストなども活用し魅せるガイドブック作成を目標に、内容の充実とイラストを高校生に依頼することなどの意見を交わしました。

  • 細島灯台とは

細島灯台がある細島港は天然の良港で、古くは明との貿易の寄港地として栄えました。また江戸時代には日南諸大名の参勤交代で細島・大阪間を御座船が行き交い、当時既に「常夜灯」が設置されていたと伝えられています。その後、細島港の整備が進み、明治43年に現在の場所に細島灯台が建設されたのが、細島灯台の始まり。現在も現役灯台として、細島の海を照らし続けています。2019年には国の有形文化財に登録。

なお、細島灯台は全国に50ある「恋する灯台」に認定されており、ロマンスの聖地となっている。

  • 参加者からの意見・今後の予定                           

  参加者からは、「細島灯台は地元住民にとって縁遠い存在であった。」「細島灯台に行くまでの道中を楽しめるような工夫が必要ではないか」等といった意見があがりました。また細島灯台に焦点をあてた「細島灯台ガイドマニュアル」の制作に向けての意見も多数出ました。今後は、後世に細島灯台の歴史・文化等を継承すべく、「細島灯台ガイドマニュアル」の完成に向けて、協議を重ねていく予定です。

ガイドマニュアル原案を元に意見を交わすボランティアガイドの皆さんガイドマニュアル原案を元に意見を交わすボランティアガイドの皆さん

<団体概要>

団体名称 :細島灯台灯りの輪

活動内容  :細島灯台の魅力を調査検証することで灯台の魅力を発掘発信し、観光資源活用によって灯台

を軸に日向市に灯りの輪が拡がり、にぎわいの創出を目的に活動しています。

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。

海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/

海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/

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