7月クールドラマ最終回「くぎづけ」ランキング、『VIVANT』が圧倒的人気!?

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REVISIOは、話題になったドラマが多かった7月クールのドラマの最終回について、テレビの注視データを使って分析いたしました。

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、話題になったドラマが多かった7月クールのドラマの最終回について、テレビの注視データを使って分析いたしました。

※本記事には一部ドラマの内容が含まれております。未視聴の方はご注意ください。

 

『VIVANT』は、最終回でも注目度第1位に

7月クールドラマも話題になったものが多くありました。最終回の各ドラマの注目度ランキングは下記のとおりとなりました。注目度が高いとは、テレビの前の視聴者がくぎづけになっていたことを表します。 

1位はTBSの『VIVANT』でした。REVISIO計測の視聴率でも1位となり圧倒的な人気を誇りました。また、7月クールドラマ初回放送注目度ランキング(https://revisio.co.jp/blog/XBr8oSYt)と比べてみると、『VIVANT』は初回放送でも1位でした。クールを通して注目されていたことが分かります。

2位は、日本テレビの『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でした。初回放送では、7位でした。最終回に向かうにつれて注目度が高まったと言えます。

3位は、テレビ朝日の『ハヤブサ消防団』でした。こちらも初回放送では9位でしたが、最終回で3位まで浮上しました。

『VIVANT』をさらに分析

初回、最終回ともに注目度が1位だった『VIVANT』についてさらにどのような視られ方をしたのか分析しました。第1話から第10話までの、注目度とREVISIO計測による世帯視聴率の推移は上のグラフのようになりました。注目度が最も高かったのは第5話で73.5%、世帯視聴率が最も高かったのは第10話の最終回で19.7%でした。

注目度が高かった第5話は、乃木憂助(堺雅人さん)の正体はなんと、国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”だったと判明する回でした。

世帯視聴率が次第に上昇し、テレビをつけている世帯が増えているにもかかわらず、注目度も高い数値を維持していることから、テレビをつけている人は番組に惹きつけられ、注視していることがわかります。

視聴率が最も高かった最終回で一番くぎづけになったシーンは、「テント」解体からモニターをあぶり出す場面

REVISIO計測による世帯視聴率が最も高かった最終回について、一番見られたシーンを分析しました。

●1番注目されたシーン 21時57分から59分 「テント」解体からモニターをあぶり出すシーン 注目度:78.9%

フローライト採掘権と引き換えに、テロ組織「テント」が解体となり、公安に身柄を拘束されることとなったノゴーン・ベキ(役所広司さん)。テントメンバーが額を地面につけ、偉大なる指導者ベキとの最後の別れの挨拶をかわすシーンから、テントのモニター(協力者)がまだ日本の中枢に入り込んでいることに危機感を感じる乃木と黒須駿(松坂桃李さん)が天才ハッカー太田梨歩(飯沼愛さん)の協力で、日本のモニターをあぶり出すシーンでした。

ベキが公安に引き渡され、テントは解体となることで問題は解決するかに思われましたが、まだテントのモニターが日本に潜伏していることから、緊迫した展開が続き、テントのモニターの正体は一体誰なのかという疑問から視聴者が画面にくぎづけとなりました。

最終回についての詳細リリースはこちら:https://revisio.co.jp/blog/4QudJa4G

REVISIOでは今後も、思わずくぎづけになってしまう番組やコンテンツを分析していきたいと思います。

■分析データの概要

日時:2023年7月クール
放送局:地上波5局
属性:個人全体
地域:関東地域
調査パネル: 関東2,000世帯

■今回分析に利用した指標について

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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