滋賀県高島市でのヨシ刈りが、次世代のサステナブルファッションの新たなるトレンドを生み出します。私たち株式会社たまゆら(所在地:大阪府枚方市 代表取締役 岡本 哲 以下弊社)は、2025年に開催される大阪・関西万博のユニフォームとして、この地元関西のヨシを使用したものを提供いたします。高島市は、美しい自然とともに歩むコミュニティとして知られており、地域資源の有効活用を模索しています。
ヨシとは、琵琶湖の消波・浸食防止作用を持ち、鳥類・魚類をはじめとした多様な生物に住処を提供、また水質の保全をしています。単年で育つヨシは育成過程でCO2を閉じ込める性質があり、収穫することによりカーボンオフセットにも貢献します。「葦簀(よしず)」「かやぶき屋根」「夏障子」など長く私たちの生活を支えてきた重要な資源でしたが、近代化によりヨシの産業的利用が衰退、現在では放置され景観や水質悪化の原因となっています。伝統的なヨシ刈りの葦を再利用し、持続可能な未来への一歩を刻みます。このユニフォームは、環境への配慮だけでなく、日本の伝統と新しい活用方法の組み合わせた取組です。私たちの取り組みは、新しいサステナブルな取り組みへの道を開くことを目指しています。弊社はこのプロジェクトに関わるすべての関係者と共に、より良い未来を作り上げるための新しい可能性を追求してまいります。
1.葦(ヨシ)とは?
川辺、湖畔、湿地などに群生するイネ科の植物。緑色の茎は直立して高さは1m〜5mに育成し、関⻄圏ではツルヨシ、ヨシ、セイタカヨシの3種が見られ、「琵琶湖」「宇治」「高槻・枚方」の3か所では群生するヨシが見ることが出来ます。ヨシ帯は景色の一部として焼き付いており、文化的・社会的価値を有しています。かつては⻑く私たちの生活を支えてきた重要な資源でした。代表的なヨシ製品は、「葦簀(よしず)」「 ヨシ屋根」「夏障子」などがあります。このヨシ群落は湖岸の消波・浸食防止作用を持ち、鳥類・魚類をはじめとした多様な生物にすみかを提供しています。
2.現状と課題
人々とヨシとの深い結び付きが、ヨシの刈り取りを通じてヨシの世代交替を促し、その存続・維持に大きく寄与してきましたが、近年、生活様式の変更や安価な海外製品の流入により、ヨシの産業的利用が衰退し、人々のヨシに対する関心は薄れてきました。今では放置のされてしまったヨシ群落が多くあり水質・景観の悪化・生物多様性への問題につながっています。度重なる工事によりヨシ群生面積も減少しており、滋賀県では「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」を発布し保全活動を行うことで面積を回復させています。ヨシ群落の面積は回復傾向にありますが、地域の保全活動の担い手も高齢化等の問題により不足し企業等の新たな担い手が必要とされています。
3.ヨシ繊維を用いた生地
2025年大阪・関⻄万博のユニフォームとして使用されるヨシ生地は関⻄圏で収穫されたヨシの繊維を取り出し、撚糸し生地に織り込んだものとなります。関⻄圏における生地の一大産地となる高島市で織り込まれ地域産業を生かしたサステナブルな生地となります。
【イベント概要】
日 時:令和5年12月2日(土) 9:00〜12:00
参加費:無料
場 所:滋賀県高島市針江地区
主 催:びわこ高島の葦(ヨシ)を守る会
共 催:滋賀県、高島市、㈱関西みらい銀行、㈱たまゆら
協 賛:高麻㈱、髙木瓦店、㈱箱館山、ラシーヌホーム針江、本庄織布(有)、WarrowsJapan、
㈱阪急トラベルサポート,アクティプラザ琵琶、高島晒協業組合,㈱シゲマツ
後 援:㈱りそな銀行、㈱みなと銀行、(公社)2025年日本国際博覧会協会
■株式会社たまゆら
大阪府枚方市南中振3-5-1
代表取締役社⻑|岡本 哲
事 業 内 容|ユニフォーム、作業服、作業用品、安全用品等の販売
販売チャネル|法人営業・店舗・EC
コーポレートサイト|http://www.tamayura.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社たまゆら |法人営業本部 岡本 明
a.okamoto@tamayura.co.jp 代表番号|072-834-2221