今年の冬も、従業員の健康と安全を維持するために

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2022年12月 – 世界中で働く従業員の健康と安全を支えるためのソリューションを全世界のクライアントに提供するインターナショナルSOS(日本法人本社:東京都港区 代表取締役 マーク・アタウェイ)は、インフルエンザや風邪などの呼吸器系疾患や、メンタルヘルスのリスクが高まる恐れのある冬の到来に備え、組織が適切な知識を身につけるための専門的なアドバイスをご提供いたします。
新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)のパンデミック以前は、世界中で年間300万〜500万件程度の重症インフルエンザ患者が報告されていました。ここ2年間ほとんどインフルエンザの患者がいなかった南半球で、今年は冬の初めの2022年5〜6月に、高い割合でインフルエンザが確認されました*1。

北半球においては、季節性インフルエンザは一般的に、11月から4月の寒冷期に流行します*2。そのため、北半球の国々は、年末に向けて、これらのウイルスの感染拡大を防ぎ、計画的に対処することが重要です。

冬になると呼吸器系の病気が増えるのには、さまざまな要因があります。室内で過ごす時間が長く、窓やドアを閉めている、自転車や徒歩ではなく混雑した公共交通機関を利用する、ウイルスは空気が冷たく乾燥していると感染しやすい、などが挙げられます。

インターナショナルSOSのメディカルディレクター Irene Lei 医師は、次のように言います。「より多くの従業員が職場に戻り、年末年始にパーティーや旅行が増える中、公衆衛生の専門家は、インフルエンザやCOVID-19が急増する可能性を懸念しています。組織も同様に、病気の増加を予測しリスクを軽減するための措置を講じる必要があります。ワクチン接種を奨励し、職域接種キャンペーンを実施することで、病気や欠勤を減らせます。従業員には、体調不良の場合は自宅で待機することを勧めるべきです。まだ職場の換気を見直していない組織は、今すぐ見直してください。」
 
また、冬になると日が短くなり、日照時間が短くなります。そのため、睡眠、食欲、エネルギーレベル、気分などが影響を受ける可能性があります。うつ病の一種である季節性情動障害を発症することもあります。うつ病は世界的な疾病負担の大きな要因であり、世界中で約2億8千万人が罹患していることが知られています*3。

メンタルヘルスとウェルビーイングを支援する職場文化を創出し、同時に従業員がメンタルヘルスの専門家にアクセスできるようにすることが最善策です。

冬に備え、組織が奨励すべき健康増進のための重要なアドバイス

1.     COVID-19ワクチンのブースターとインフルエンザワクチンを推奨された時期に接種してください。
2.     体を動かす ― 天候によって通常の活動ができない場合は、室内で運動をすることを日課にしましょう。
3.     健康的な食品と飲料を選ぶ ― 免疫力を高め、エネルギーレベルを維持するために、栄養価の高い食品を食べましょう。できるだけ新鮮で加工されていない食品を選び、砂糖や不健康な脂肪を多く含む食品は避けましょう。水を飲んで水分補給をしましょう。
4.     心の健康を優先する ― 毎日マインドフルネス活動を実践して現状を維持し、他者とつながる時間を作りましょう。
5.     屋外でのつまずきや転倒に注意する ― 氷や雪の上では、ゆっくりしたペースで歩いたり、適切な靴を履くなどして、滑らないようにしましょう。
6.     厳しい気象現象に備える ― 冬の嵐は、ほとんど警告なしに到来することが多く、停電の原因になることがあります。数日分の食料、予備の電源など、家から出なくてもよいように必需品を用意しておきましょう。

1. World Health Organization: Q&A: Influenza in the context of COVID-19 https://www.who.int/europe/news-room/questions-and-answers/item/q-a–influenza-in-the-context-of-covid-19
2. European Centre for Disease Prevention and Control: Seasonal Influenza Fact Sheet https://www.ecdc.europa.eu/en/seasonal-influenza/facts/factsheet
3. World Health Organization:  Depression Fact Sheet 2021 https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/depression

弊社では、管理職の方や、従業員の方のメンタルヘルス問題への見識を深めていただくために、各組織にあったメンタルヘルスに関する新しいコンサルティングサービス「Life Resilience Lite」をご提供させていただいております。「Life Resilience Lite」の詳しい情報をご希望のお客様は、弊社までお問い合わせください。
お問い合わせは以下リンクから
https://my.internationalsos.com/LP=7956
 

インターナショナルSOSグループについて

インターナショナルSOSグループは、世界中で働く従業員を、健康と安全に対する脅威から守り、命を救うことに力を尽くします。多様な環境に合わせ、心身の健康と安全のためのリスクマネジメントソリューションを提供し、お客様の事業の成長と生産性の向上を支援します。私たちは異常気象、伝染病、治安事案の発生時などに迅速に対応し、安心を届けます。革新的な技術と医療と安全の専門知識によって、リスクの予防に取り組み、実際に活用できるリアルタイムの情報分析と、現場での質の高いアシスタンスサービスを提供します。グッド・ガバナンスに欠かせない法令遵守の報告に関しても、インターナショナルSOSとのパートナーシップは、安全配慮義務の履行の実現と、組織のビジネスレジリエンス、事業継続性およびサステナビリティの強化を助けます。

インターナショナルSOSグループは1985年に設立され、世界の政府機関、フォーチュングローバル 500の3分の2にあたる多国籍企業、中小企業、教育機関、NGOを含む9,500社を超えるお客様から信頼を寄せられています。 13,000名以上の医療、安全およびロジスティクスの専門家が、90ヵ国1,000ヵ所以上の地域で、100ヵ国語以上の言語と文化に対応し、 24時間365日、サポートを提供しています。
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