「海のマイボトル」は沖縄県宮古島市伊良部島周辺の白化し、死滅した養殖サンゴを20%使用したリキャップできるマイボトルです。当社がこれまで積み重ねてきた飲料容器の知見や技術を生かし、広告事業を営む株式会社ハヤシコーポレーション(本社 大阪、CEO 林歳彦)と協業して開発しました。白化し、死滅した養殖サンゴを使ってマイボトルを開発するのは今回が初めてです。商品の売上1本につき100円をサンゴの保全と養殖に取り組む一般社団法人伊良部島環境協会(所在地 沖縄、理事長 黒岩強)へ寄付します。
6月15日から渋谷モディのSHIBUYA BASEと宮古島東急ホテル&リゾーツ、当社ECサイト「アサヒユウアスモール」にて計180個を先行販売します。今後、生産体制を整えて7月に増産し、航空業界や宮古島内のホテルなど共創パートナーを募り、空港やホテル内での提案に、ハヤシコーポレーションと連携しながら取り組んでいきます。
サンゴ礁は生物多様性を維持する役割を担っています。しかし近年、地球温暖化による海水温度の上昇などの影響で白化し、死滅するサンゴの問題が深刻化しています。死滅したサンゴは元に戻ることがなく、生物多様性を維持する機能は失われます。自生している天然のサンゴの採捕は法令で禁止されていますが、養殖サンゴについては認められています。養殖サンゴの場合、次のサンゴを養殖するために死滅したサンゴを速やかに取り除く必要があります。当社は、伊良部島観光協会が養殖し、白化・死滅してしまった養殖サンゴを原材料としてマイボトルを開発することで、サンゴ礁の生物多様性維持や海洋プラスチック問題の解決に取り組みます。
アサヒユウアスはアサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する新会社として、2022年1月に設立しました。これまでリユースカップ「森のタンブラー」やリキャップできるマイボトル「森のマイボトル」をはじめ、食べられる容器「もぐカップ」やカフェから出るコーヒーかすを活用した[Coffeeloopカップ」などの飲料容器を開発し、環境負荷低減に取り組んでいます。本年開催されたG7広島サミットでは、G7各国の代表団やマスメディア関係者に提供する記念品「サミットバッグ」の中身のひとつとして「森のマイボトル」が採用されました。今回、白化したサンゴを使った「海のマイボトル」を開発し、共創パートナーを募りながら活動範囲を拡大していくことで、海洋プラスチック問題に取り組み、社会課題を解決に向けて尽力していきます。
■共創パートナーからコメント
株式会社ハヤシコーポレーション 代表取締役CEO 林歳彦
私たち人間がもたらした地球環境の破壊は、海の環境にも大きなダメージを与えています。私はそのことを知り、未来のこどもたちへより良い地球のバトンを繋ぐ使命が私たちには必要だと感じています。「海のマイボトル」を通して陸と海の環境保全に一人でも多くの方に関わっていただき、「共に」アクションしてくれる方を探していきたいと思います。
【ご参考】
アサヒユウアスHP https://www.asahi-youus.com/
アサヒユウアスECサイト「アサヒユウアスモール」 https://asahiyouus.official.ec/
アサヒユウアスInstagram https://instagram.com/asahi_youus
アサヒユウアスYouTube https://www.youtube.com/channel/UCxfnoakynyFoGQ4OG9Wyxcw
ハヤシコーポレーションHP https://www.hayashi-corp.co.jp/
伊良部島環境協会 https://gli.or.jp/
宮古島東急ホテルズ&リゾーツ https://www.tokyuhotels.co.jp/miyakojima-h/index.html