今回のロゴデザインとコピーはクラフトサケブリュワリー協会の共同立ち上げメンバーの願いでもある「お酒が本来持つ自由な文化を、日本だけでなく世界へ残し続けたい」という想いを反映しデザインさせていただきました。
当社では、今回のプロジェクトへの参与を契機に、ビジョナリーな未来を描く方たちの想いに寄り添ったクリエイティブディレクションを遂行しプロジェクトの価値向上に務めてまいります。
*ロゴについて
ロゴは、「クラフトサケ」の頭文字をひらがなの「く」の文字でロゴマークを作成。また同時に動画の再生ボタンとは逆向きにも見えるようデザインしております。これは「未来へ走り出す前に、まずは歴史に込められた想いを振り返る。」そんなあたりまえのことを、一つひとつ、丁寧に行っている協会のみなさまの想いを込め、形にしております。
また日本の文化が世界へ広まって欲しいという願いから「クラフトサケ」をカタカナで表記を用い、海外の方にも親しみやすさをもたらすようにデザインしています。
*カラーについて
お酒の歴史を振り返ると「豊作を願って桜の木の下で杯を傾けたことが、お花見のはじまり」という由来があるとも言われています。そこから、杯を上部から除いたときに、お酒の表面に満開の桜が反射している様子を想像しながら、桜色を使用しました。
*コピーについて
お酒が本来持つ自由な文化を日本だけでなく世界へ残し続けたいという共同立ち上げメンバーの想いと、日本酒から空気(雰囲気)を作り出すということをかけ合わせ、コピーを
「自由を、醸そう。」
としました。
*メッセージ(ボディコピー)について
「ベンチャー企業や新しく発足する団体が次々と発表するイノベーティブな活動は、ある種「これまでの歴史を壊して塗り変えてやるぞ」という意気込み。ところが、クラフトサケブリュワリー協会のみなさまの想いを聞けば聞くほど感じたのは、これまでの日本酒の歴史や文化に対しての強いリスペクト。すなわち、協会が実現したいことは、お酒が数百年前から本来持っていた自由な文化を、後世へ残したいという想いでした。メッセージをつくるにあたって一番最初に思い出したこの強い想いをシンプルな言語化にまとめることを心がけました。
*その他ビジュアル
株式会社スティーブアスタリスク 代表取締役社長
クリエイティブディレクター/唎酒師
太田伸志(Steve* inc.)
お酒が数百年前から本来持っていた自由な文化を、
後世へ残したいという想いを込めて
「今、J-POPはイントロ無しの曲が増え、動画は1.5倍速で再生という時代。でも、少し立ち止まって考えてみませんか。効率を求め過ぎて、人間が本来持つべき「自由な思考」が失われてはいないかと。ひらがなの「く」をモチーフにつくらせていただいたロゴは、逆向きの再生ボタンにも見えます。酒づくりの伝統を誰よりも大切に振り返るからこそ、今すべきことが見えてくる。そんな協会のみなさまが醸す柔らかな未来が、僕も楽しみです。」
稲とアガベ株式会社
代表取締役 岡住修兵
協会として目指す未来が、
より強固な形に進化いたしました
「今回製作いただいたロゴはわかりやすさと親しみやすさが表現されており、我々が目指すクラフトサケの認知度向上に力を添えていただけると感じました。我々のクラフトサケの未来への想いを汲み取っていただき、太田さんのものづくりへの想いと融合することで、協会として目指す未来がより強固な形に進化いたしました。デザインがこんなにも背中を押してくれる体験は初めてでした。」
発表会当日には、多くのメディアがイベントに参加されており、注目の高さが伺えました。また担当させていただいたロゴを使用したクラウドファンディング(「株式会社マクアケ」の応援購入サービス「Makuake」に おいて6月27日(月)より開始)では、開始13分で目標金額100万円を達成しました。
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/craft_sake_breweries/
ブランディングや商品開発を、 その瞬間だけではなく「未来にどのような影響を与えるか」を考えてお客様と共に併走することを目指すクリエイティブカンパニー。
CI/VI開発からWebサイトや名刺・グッズなどのプロジェクト立ち上げに必要な制作物もワークショップを含めたコンサルティング段階から関与。時代の潮流を研究し続けながら、長期的な企業成長を共に考えるクリエイティブパートナーとして、多くのお客様からすでに信頼を得始めています。音楽レーベル「Steve* Music」空間デザインレーベル「Steve* House」も展開。
会社名: 株式会社スティーブアスタリスク
代表者: 代表取締役社長 太田伸志
本社所在地: 東京都港区麻布十番2丁目20-7 麻布十番高木ビル 5F
事業内容: 企業や商品、または地域などのブランディングに必要なクリエイティブの開発
URL: https://steveinc.jp/