金属製品の地産地消を実現するSUN METALONは、トヨタ自動車と革新的なアルミリサイクルの新プロセスを共同開発

この記事は約4分で読めます。

“あらゆる金属製品を地産地消化し、人類の明日を拓く”をミッションに、金属造形装置の開発・製造を行うSUN METALON Inc. (以下、SUN METALON)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)と共同で「アルミニウム合金の新リサイクルプロセスによるCO2排出量低減」の基礎技術を確立しました。今後、連携先を拡大して当該技術の社会実装を目指します。


開発された新プロセスでは従来のアルミリサイクルプロセスと比較し、CO2排出量低減に加え、安全・品質の向上にも寄与することが検証実験により確認されました。トヨタ自動車は既にSUN METALON製装置を購入し、新プロセスの継続的な検証試験を開始しております。また、今回の開発成果を2023年5月の日本鋳造工学会にて共同発表いたしました。

本技術の社会実装に向け、SUN METALONとトヨタ自動車は量産時の品位安定性や装置耐久性の向上等の量産開発に取り組んで参ります。両社は開発速度を高めるため、本取組に共感し今後の開発をともに推進するパートナーを募って参ります。本技術の社会実装を可及的速やかに実現すべく、更に強固な開発体制を構築していく所存です。

今回の開発において、SUN METALONは基礎技術、トヨタ自動車は応用技術をそれぞれ提供し、両社のコラボレーションにより革新的プロセスの発案がなされたことを大変誇りに思っております。両社は本件の開発に加え、SUN METALONの金属造形に関する基礎技術を用いた「金属製品の地産地消化」による様々な可能性(環境負荷低減、サプライチェーンの変革等)を見出しており、トヨタ自動車内での応用拡大に向け、益々協業を深めて参ります。

【両社からのコメント】

■SUN METALON Inc. Co-Founder & CEO 西岡 和彦コメント

今回、グローバルにリーダーシップを発揮され、地球環境保護に置いても先進的な取り組みをされているトヨタ自動車様と、優れた可能性を持つプロセスをともに発案できたことを誇りに思います。トヨタ自動車様とは起業直後から並走させていただき、様々な試行錯誤を経て今回の共同発表に至ったこと、大変嬉しく、また感謝しております。今後、本技術の可及的速やかな量産適用と社会実装に取り組んで参ります。

■トヨタ自動車株式会社  コメント

「鉱石から金属へ」を「地産地消」で実現する志に共感し、開発をスタートしてから短期間で新プロセスの発案に至り、SUN METALON様に対して敬意と感謝を申し上げます。素材製造時に排出されるCO2を低減するヒントが見え、応用拡大を進めて参ります。今後の本技術の益々の発展と地域のCO2排出量低減に向け、更なる連携を拡げ加速させて行きたいと思います。

■SUN METALON Inc.について

金属造形装置の開発・製造および販売を行うスタートアップ。従来の金属3Dプリンティング技術と比較して500倍の超高効率により90%以上のコスト削減が実現可能な新原理の金属3Dプリンター事業等を展開する。同社のコア技術は金属3Dプリンティングだけでなく金属リサイクル領域においても適用可能である。

代表者 :西岡 和彦

設立  :2021年2月2日

企業URL:https://sunmetalon.com/jp

事業内容:金属造形装置の開発・製造と販売

■本件に関するお問い合わせ

SUN METALON Inc.

担当:西野誠士

Email:  info@sunmetalon.com

タイトルとURLをコピーしました