日本のシングルマザーが置かれている現状は、就労している人が80%を超えていますが、非正規の割合が高く、子育てと仕事の両立という現実の厳しさもあり、児童のいる世帯、1世帯当たりの平均所得の約3分の1の所得となっています。
シングルマザーの中でも、シングルマザー自身の病気や子どもの不登校、子どもの障がいが原因で、働く意欲が高くても一般的な雇用形態で就労が厳しい人や、家庭に入っていた時期が長く、社会復帰を目指すが年齢の影響により安定した就労が厳しい方も多いという現実があります。
シングルマザーの自立支援に取り組む活動の中、働く意欲のある方には、生活の安定する職業紹介を通じて自立を促進し、自立への不安や、子育てとの両立への不安により、働く環境が整っていない方には、働くための準備段階のサポートからの職業紹介を通じて自立を促進することで、シングルマザー親子の生活の安定を実現することが可能となっています。
しかし、働く意欲があっても、不安以外の働く環境により、現実的に働きたくても働けないシングルマザーも多くいます。
意欲があるからこそ苦しさを感じ、また希望をもちづらい状況となっています。
日本シングルマザー支援協会では、10年の活動を経て、次の課題解決策として「きずなプロジェクト」を立ち上げ、意欲のあるシングルマザーみんなが自分の力で生活ができるようにサポート体制を構築しました。
働きたくても働けないとは
・障がい児育児
・病気療養中
・待機児童
・社会復帰準備中
・就職年齢制限オーバー
このような状況の中でも、仕事を創り働くことで、未来に希望を持つことができる。誰ひとり取り残さない、自分の可能性を諦めない、そんな大人が増えることで、子どもたちの未来も希望に満ちていきます。
「きずなプロジェクト」では、同じく課題意識を持つ企業と連携し、働きたくても働けないシングルマザーの雇用を創出していきます。