一方で、クラスター発生時の対外コミュニケーション、製品に関わる品質や安全性への対応など、これまでにない情報の透明性が求められる環境変化も伴い、その対応を誤ると窮地に陥る危険性もはらみます。
法制度による規制が厳しく、当局や行政、医療従事者、患者など様々なステークホルダーとの関係性を考慮する必要があるヘルスケア産業においては、細心の注意を払うべき「組織の危機管理能力」が試される局面に移行したと考えられ、当社ヘルスケア本部も年間50件を超すリスク・クライシス事案のサポート依頼がありました。
そこで当社ヘルスケア本部は、高まるニーズに応じるべく、数多くの危機管理案件に従事してきた経験を活かす「危機管理コンサルティングチーム」を発足させ、クライアント内における体制整備やリテラシーの向上、リスク・クライシス発生時の対応方針策定からコミュニケーション活動のサポートまで一気通貫して取り組む「危機管理レジリエンスプログラム」を提供する運びとなりました。
- 【危機管理レジリエンスプログラムの概要】
リスク・クライシス事案発生時における組織のレピュテーションを早期に回復(レジリエンス)させるため、平時からの組織体制構築、有事を想定したトレーニング、実際の事案発生時には対応方針の策定、メディア等の対応へのアドバイスを包括的に実施。
- 体制構築・プロセス設計(手順書作成)
- 危機管理勉強会(座学)
- メディアトレーニング(座学+模擬記者会見)
- クイックリサーチ(類似ケースの報道・論調調査)
- スポット相談(アドバイス+資料チェック)
- コンサルティング(対応方針検討+アドバイス+資料チェック)
- 記者会見運営サポート
※その他、ご要望に応じて各種対応いたします。
- 【ヘルスケア本部・危機管理コンサルティングチームの紹介】
製薬メーカー、医療機器メーカー、医療機関、学会、国際NGOなど医療・ヘルスケア領域における多様なクライアントの広報組織立ち上げ、コーポレート・コミュニケーション活動、記者会見やメディアセミナー、スポークスパーソントレーニングなど幅広い経験を有すメンバーで構成。
<メンバー例>
- 大手化学・化粧品メーカーにて営業、マーケティングを経験後にブランドマネジャーを務め、MBAを保有するなど組織マネジメントを得意とするメンバー
- 医療・介護領域に特化し、大手ポータルサイトなどへのニュース提供を行っているWEBメディアにて記者を経験後、トレーニングプログラムに従事するメンバー
- 生命科学系大学院修了後、研究員を経て、総合マーケティング会社にてリサーチャーとして活躍、医療・科学分野の知見とリサーチ力を活かしたエビデンス(科学的根拠)に基づくプランニングを得意とするメンバー
<過去の実績>
- 「社員や職員の不祥事・逮捕」「製品製造プロセス逸脱」「啓発キャンペーンのネット炎上」「総合病院における医療過誤訴訟にかかるネガティブキャンペーン対応」「COVID-19クラスター発生時の対外コミュニケーション」「地域基幹病院の統廃合にかかる従業員・住民向けコミュニケーション」など年間50件を超える相談に対応。
【プログラムに関するお問い合わせ・ご相談】
株式会社オズマピーアール ヘルスケア本部
危機管理コンサルティングチーム
E-mail:healthcare@ozma.co.jp