フェーズ1として、オンサイトPPAモデルにより太陽光発電設備を設置し、同学園のARENAⅡで使用する電力の約18%を再生可能エネルギーに切り替えます。
加えて、災害等による停電発生時に、太陽光発電設備のあるARENAⅡを地域の避難所として活用することにし、発電した電気を直接建物に供給するオンサイトの強みを活かした災害レジリエンスの強化も同時に図ってまいります。
今後は2022年から2024年にかけて浜松開誠館中学校・高等学校の本校舎全館における照明設備のLED化や、空調設備を高効率機器へ更新することで省エネを図り、再生可能エネルギー使用比率を高めてまいります。
- 太陽光設備概要
■ 設置容量 9.9kW
■ 想定発電量 18,380kWh/年
■ 想定自家消費量 14,942kWh/年
■ 想定CO2削減量 6,708kg-CO2/年※3
■ 設置場所 浜松開誠館中学校・高等学校の体育館(アリーナⅡ)屋上
■ 供給開始日 2022年10月28日
- 鈴与商事
鈴与商事では、CO2排出量可視化プラットフォームサービス「EcoNiPass(エコニパス)」をはじめ、PPAモデルを含む太陽光発電設備、省エネ機器など、脱炭素化に資するアイテムやサービスを幅広く展開しております。
これらのアイテムやサービスを組み合わせることで、CO2排出量の把握から、削減ロードマップの立案支援、調達の改善や設備導入といった具体的な実行のご提案まで、一貫したトータルサポートサービスでお客様の脱炭素経営を支援しております。
- 誠心学園
誠心学園の脱炭素化へのこれまでの取り組みについて、2019年10月に再エネ100宣言RE Actionに国内の中学校、高等学校として初めて参加し、気候マーチを浜松市内に於いて2度実施。浜松市、静岡県、環境省より高い評価を受け、2019年度環境白書に掲載された。
2020年度はコロナ禍のため、生徒と小泉環境大臣(当時)とのオンラインミーティングを実施し、さらに、生徒によるオンライン気候マーチを行った。これらの活動報告により脱炭素チャレンジカップ2020学生部門で金賞を受賞する。
校内では2019年度から、生徒登校後は教室と一部廊下を除き照明スイッチは基本的に全て消灯。本校独自のSDGsシールを作成し、例えば、照明スイッチの横に「SDGs7」のシールを貼り、省エネへの啓蒙活動を続けている。
生徒によるSDGs出前授業を小学校で実施し、地域のZ世代へ直接SDGsについてや温暖化への危機感を伝える等の環境問題についての啓蒙活動も行っている。
※1「再エネ100宣言 RE Action(アールイーアクション)」
企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再生可能エネルギーの100%利用を促進する枠組み。
※2「オンサイトPPAモデル」
Power Purchase Agreement(電力販売契約)という契約モデルの1種。発電事業者(PPA事業者/鈴与商事)と需要家(誠心学園)間で自家発電型の電力購入契約を締結する。発電事業者は、需要家から保有施設のスペース(屋根、遊休地等)の提供を受け、そこで発電設備の設置・運用・保守を実施し、需要家は、そこで発電された電気を購入・消費するという仕組み。
※3「想定CO2削減量」
2021年度中部電力ミライズの調整前排出係数を参考に試算。
- 2022年10月28日 PPA太陽光発電所運転開始セレモニー
※写真撮影のため、一時的にマスクを外しています。
(左から)
浜松開誠館中学校・高等学校 髙橋 千広 校長
学校法人誠心学園 髙林 一文 理事長
浜松開誠館高等学校生徒会代表 田口 愛理さん(前期会長)
鈴与商事株式会社 加藤 正博 代表取締役副会長
鈴与商事株式会社浜松支店 井上 潤 浜松支店長
以上