【TOPICS】
- 関西を除く各エリアで、国立大学が認知度ランキング1位を獲得。関西では私立大学である近畿大学が1位に【図1】
- 「イキイキしている」イメージランキングでは認知度ランキング1位とは違う顔ぶれに。関東・甲信越では青山学院大学が1位【図2】
【概要】
全国の大学認知度ランキングでは、関西を除く各エリアで、国立大学が認知度ランキング1位を獲得する結果となった。一方、関西では私立大学である近畿大学が1位を獲得した。
全国の大学イメージランキングでは、「イキイキしている」ランキングにおいて、認知度ランキングの1位とは異なる大学名が名を連ねた。関東・甲信越では青山学院大学が1位を獲得した。
※高校生の在住エリアに本部を置く大学のみをランキング対象とする
【図1】エリア別大学認知度ランキング(※3位まで抜粋)
【図2】エリア別「イキイキしている」大学イメージランキング(※1位のみ抜粋)
※他8項目のイメージ(時代にマッチしている・勉強が面白い・サポートが手厚い・学べる内容が充実している・就職力が高い・成長できそう・キャンパスが立派な・グローバルな)を含む本ランキングの詳細は、『マイナビ進学総合研究所』サイト内で公開中です。
https://souken.shingaku.mynavi.jp/research/brand/
◆解説
認知度については、各エリアの地元国立大学が1位を占めました(関西を除く)。高校生が志望校選びの際に重視するポイントは認知度の高さと思われやすいですが実はこの5年間で、特に「学べる内容」が大幅に増加し「就職率の高さ」が低下しています※1。不確実性の高まる社会背景を意識し、自分の興味や関心をベースにした志望校選びを行なっていることがうかがえます。また、総合型選抜・学校推薦型選抜などのいわゆる「年内入試」で志願する割合が増加しており、この傾向は今後も継続する可能性が高く※2、一般選抜の難易度を参考にした大学選びをする高校生が減少すると予想されます。このような背景を受けて大学は、出来るだけ早期から高校生の進路選択のポイントを掴んだ、PR戦略の重要性がますます高まっていくと考えられます。
※1 「高校生の進路意識と進路選択に関するアンケート調査」(2022年3月実施)
※2 「マイナビ進学高校教員向けアンケート」(2022年7月実施)
◆『マイナビ進学総合研究所』について (URL:https://souken.shingaku.mynavi.jp/)
『マイナビ進学総合研究所』は、大学・短大・専門学校の情報を掲載している進学情報サイト『マイナビ進学』(https://shingaku.mynavi.jp/)を通じて、より多くの高校生がより良いキャリアを描けるよう、進路選択という「きっかけ」を中心に調査研究を行い、情報発信を行っています。
『大学認知度・イメージ調査(2022)』
【調査地域】 全国47都道府県を6エリアに分けて実施
北海道・東北(北海道, 青森県, 岩手県, 宮城県, 秋田県, 山形県, 福島県)
関東・甲信越(茨城県, 栃木県, 群馬県, 埼玉県, 千葉県, 東京都, 神奈川県, 新潟県, 山梨県, 長野県)
東海・北陸(岐阜県, 静岡県, 愛知県, 三重県, 富山県, 石川県, 福井県)
関西(滋賀県, 京都府, 大阪府, 兵庫県, 奈良県, 和歌山県)
中国・四国(鳥取県, 島根県, 岡山県, 広島県, 山口県, 徳島県, 香川県, 愛媛県, 高知県)
九州・沖縄(福岡県, 佐賀県, 長崎県, 熊本県, 大分県, 宮崎県, 鹿児島県, 沖縄県)
【調査期間】 2022 年 7 月 12 日(火)~7 月 28 日(木)
【調査対象】 『マイナビ進学』会員リストより抽出した、調査時高校3年生(2023年3月卒業予定)
【調査方法】 Web調査
【調査機関】 外部調査会社(パネル提供:マイナビ進学)
【有効回答数】 10,974名(※本ランキングは、そのうち大学進学希望者8,276名の結果を集計)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。