Makuake プロジェクトページ
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- 新選組屯所 旧前川邸とは
京都・壬生の地に建つ旧前川邸は、文久3年(1863年)から約2年間、新選組の屯所(詰所・宿所)となった建物です。時代を経て当主が代わり、現在は田野家が所有していることから、「旧前川邸」と呼ばれています。
池田屋事件の発端となった土方歳三による古高俊太郎への拷問や新選組総長・山南敬助の切腹など、歴史的にも有名な数々の出来事が、この屋敷を舞台に起こりました。
- 現在の旧前川邸
旧前川邸が建つ京都・壬生の地は、新選組発足期の聖地ということで、今でも年間を通じて多くの方が史跡見学に来られます。
旧前川邸は現在も個人所有の住居として使用していることから、これまでは曜日を限って玄関土間部分を公開するに留めておりましたが、内部の公開を希望される声をたくさん頂戴してきました。
〈雨の日には剣術の稽古が行われたという玄関土間。現在は土曜、日曜、祝祭日のみ店舗として公開しています〉
特に、土方歳三による古高俊太郎への拷問が行われた「東の蔵」はその歴史的背景から公開を望まれる声が多く、こうした声になんとか応えようと、春や秋の観光シーズンの公開に向けて計画を始めたところでした。
〈拷問に使われた縄は、本来荷物を昇降するためのもの〉
- 2021年夏の豪雨により東の蔵の屋根が崩落
そんな矢先、令和3年8月に降り続いた雨の影響で、東の蔵の屋根の一部が崩落してしまいました。
さらに、崩落後にあらためて行った調査の結果、事態は想像以上に深刻であることがわかりました。
一見したところ、崩落したのは屋根のごく一部ですが、屋根の土台となる土に水がまわっており、いつまた他の部分が崩落してもおかしくない状態だというのです。
〈崩落した軒先〉
〈棟の冠瓦「京箱」も破損〉
〈むきだしになった土台の土〉
現在は応急処置としてこれ以上の被害が出ないように素屋根を組み、土台の修繕を行っておりますが、1日も早い復旧を目指して修繕工事を行う予定です。
〈素屋根が組まれた現在の東の蔵〉
- プロジェクトについて
両替商として京都御所や京都守護職の出納も任されていた前川家の当時の財力は相当なものでした。旧前川邸の東の蔵の造りは一般的な建築物には見られない工法や細工が用いられており、修繕には相当な費用を要しますが、受け継いできたこの建築物をできるだけ当時の姿のまま保存したいという思いから、今回の修繕では可能な限り忠実に屋根を再現したいと考えています。
ご支援いただいた方へのリターンには、復元に使用する瓦への名入れや銘板へのご記名などをご用意しています。
新選組発足期に隊士たちが過ごしたこのかけがえのない建物を後世に残すために、皆様のご支援を賜れましたら幸いです。
どうかご協力のほど、よろしくお願いいたします。
- リターン内容
旧前川邸での日本刀展示・講演会へのご招待:50,000円
10月9日に旧前川邸内で開催される、日本刀展示とミニ講演会にご招待いたします。
また、近藤勇ゆかりの日本刀として展示される【陸奥大掾三善長道】または【長曽祢虎徹興正】の押形と、東の蔵 優先見学のご招待をセットにしたリターンとなります。
※こちらは9月30日までにご決済いただいた方への早期リターンとなります。
丸瓦または紐瓦への名入れ:10,000円
今回の工事で葺き替えを行う東の蔵の瓦に、お名前入りの芳名証を貼付いたします。
記念銘板と瓦への名入れ:20,000円、30,000円
記念銘板への名入れと瓦への名入れがセットになったリターンです。
瓦の種類は丸瓦または紐丸瓦と、前川邸の門鑑入り特注瓦の2タイプからお選びいただけます。
記念銘板への名入れ:10,000円、100,000円
応援購入いただいたご支援者さまのお名前を、銘板に記します。
名入れのサイズ(大・小)により金額が異なります。
渡辺多恵子 ポストカードセット:3,000円、10,000円
新選組をテーマに23年間にわたって連載された人気漫画「風光る」の作者、渡辺多恵子先生のイラストを使ったポストカードセットです。3枚組、10枚組の2種類をご用意いたしました
- プロジェクト概要
<実施期間>2022年9月1日(木)〜2022年10月30日(日)18:00まで
<目標金額>500万円
<プロジェクト名>【新選組】発足期を支えた歴史的建築物「旧前川邸」東の蔵の修繕サポーター募集!
<URL>https://www.makuake.com/project/kyu-maekawatei/
- 最後に
工事の完了は2022年12月末を予定しています。
復元された東の蔵を1日も早く皆様にご覧いただけるよう、クラウドファンディングでの目標金額達成を目指します。
どうか皆様の温かいご支援をお願いいたします。