1.実行委員会組織体制の変更について
東海若手起業塾(以下本塾)はブラザー工業株式会社の100周年事業として2008年に開始し、今年で15年目を迎えました。本塾を修了した起業家は59組を数え、OBOGの層も厚くなりました。
この14年間で創業支援の外部環境は大変大きく変化しました。初期の頃には社会的課題に取り組む事業者へのアクセラレーションプログラムのようなものは、まだ一般的ではありませんでした。しかし現在、社会的課題に対する事業の幅が増え、SDGs・ESGに関する社会の関心の高まりと、起業家たちへの支援の幅が大きくなる中で、本塾に求められる提供価値も変化してきました。その中で、本塾の価値を再定義し、社会の課題を解決するための支援を強化することを目的に、当事者意識の強いOBOGを中心とした実行委員会体制にシフトすることになりました。地域や社会から真に必要とされる起業家と、それを育てる地域プラットフォームの構築を目指し、4名の理事が役割を果たしてまいります。
2.メンバーからのコメント
・佐藤真琴(代表理事)
ブラザー工業100周年事業としてスタートした東海若手起業塾は、本年度15期目を迎えることができました。当塾では地域課題解決に挑む若手起業家の支援を通じ、地域課題の構造の可視化や企業との連携による新しい仕組みづくりを積極的に行い、この14年間で60組の起業家たちを輩出してきました。この度、当塾OBOG4名が理事を拝命し、理事会を引き継ぎます。ブラザー工業はじめ現在の東海若手起業塾を育成された前理事の皆さま、地域のみなさまに感謝を忘れず、塾生としての経験を生かした団体運営を行います。引き続き、みなさまのご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
・毛受芳高(旧代表理事)
この地域のNPOの協働体制で始まった東海若手起業塾が、大きく体制を一新するのは不祥事や業績不振だからではありません。塾が育ててきた起業家たちが、この15年の歳月のなかで成長し、この塾の場を造り上げる大変な役目を、自ら主体的に担おうと名乗りでてくれたからです。
折しも企業社会も、SDGsなど社会課題解決を中心においた持続可能な社会のための存在へと進化していく時代に突入しています。正に、春になり芋虫が蝶へと体を変えていくかのように、新たな時代には新しい東海若手起業塾が必要です。大きく羽ばたいていってくれるよう、今後も私たちも応援していきます。
なお、体制変更の経緯等につきましては、東海若手起業塾のホームページに、毛受芳高氏と佐藤真琴氏のインタビューを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
【代表交代インタビュー】社会を変えていきたいから私たちも変わり続ける
https://www.tokai-entre.jp/activity_report/leadersinterview/
【東海若手起業塾について】
【会社概要】
会社名:一般社団法人東海若手起業塾実行委員会
所在地:岐阜県岐阜市岩地2丁目4番3号
代表者:佐藤真琴
設立:2019年4月19日
URL:https://www.tokai-entre.jp
事業内容:東海地方の若手起業家育成
以上