株式会社Cone・Xi (コネクシー) (本社:岡山県岡山市 代表取締役:高木 大地、以下「当社」)は、当社が開発・運営するchokowaを導入している訪問看護事業所と共に、看護師/セラピストの新たな雇用モデルの構築、訪問エリアの確立で業務効率化を図る事業を開始している。
■本件の背景
“Road To 「J-Startup」”を旗印とした中国地域スタートアップエコシステム強化プラン。⽇本では約1.5万社のスタートアップが⽇々新しい挑戦をしていますが、グローバルで活躍する企業はまだ⼀部です。
「J-Startup」は、⺠間の⽬利き⼒で選ばれた企業を官⺠で集中⽀援しスタートアップの成功モデルを創出するために設立されました。地⽅⾃治体と連携し、地域で有望なスタートアップ企業への⽀援を強化するため、「J-Startup」を地域にも展開されています。地⽅⾃治体と地域に根差した企業が連携し、地域の有望スタートアップ企業への⽀援を強化することで、地域のエコシステムの強化を⽬指します。
地域版として最後発となったJ-Startup WESTでは「出⼝戦略が明確な急成⻑を志向するユニコーン型の企業」はもちろんのこと、「地域・社会の課題解決などSDGsを重視し、地域に根ざし成⻑を志向する企業(※)」も対象とし、支援していきます。
(※)地域・社会の課題解決に意欲的で、事業内容に先進性や相当の社会的インパクトが認められ、かつ成⻑意欲の強い企業
引用元:http://jstartup-west.jp/about/
選定企業一覧:https://www.chugoku.meti.go.jp/r5fy/saitaku/keiei/231011.html
■業界の課題
医療費40兆円/年のうち4割を占める入院費が大きな問題となっており、2025年の医療体制計画では、入院ベッド数15万床削減・在宅復帰率75%が明文化されました。手厚い医療を必要としていない入院患者(約34万人)を自宅や施設での治療に切り替える事や、2040年の年間死亡者数は168万人となると予想される中で、在宅看取りのニーズが高まり、地域医療構想が加速していきます。その中で注目されているのが訪問看護業界です。
一方、業界のニーズは高まる中、2021年時点での訪問看護師は約7万人で、2025年には訪問看護師が11,7万人必要と試算されており、地域医療構想との兼ね合いを考慮すると、達成は極めて困難であると言われています。
訪問看護事業所は、職員の急な欠勤や、担当利用者の病状変化などで緊急時対応や訪問回数の調整をしながらフレキシブルに対応せざるを得ない状況が日々発生しています。その対応できる看護師の人材が不足が、訪問看護事業所が抱える大きな問題です。そこで当社が提供するchokowaの看護師情報から、スキルやエリア、空きスケジュール等から最適な看護師との出会いの接点を設けることで人材不足の解決に繋げていきます。
当社が提供するchokowaが次世代の採用支援サービスの位置づけとなり、訪問看護事業が安定的かつ高品質な経営を行うための具体的な支援を行います。これによって日本における医療サービス提供体制の変革を促進し、ひいては財政健全化ならびに新たな社会のありかたを提示できるようにして参りたいと思います。
■chokowaの現状
2023年9月に登録ユーザー1000名を突破。
さらに2023年10月に「chokowa」は、以下の項目を追加機能として実装しました。
<登録看護師/セラピスト>
・LINE連携によりメッセージ機能の効率化
・ダイレクトオファー機能
・実績に応じたランク機能
<訪問看護事業所>
・求人案件のコピー機能
・時給設定、単価設定の登録機能
・AIによる求人案件の自動メッセージ機能
・AIによる最適な看護師へのダイレクトスカウト機能
・独自の看護師データベース機能
■J-Startup WESTの選定による今後の展開
選定企業の特典(独自支援策)
・EY Japanグループによるアクセラレーション
・スタートアップ支援資金の利用
・J-Startup WESTサポーターズのメンタリング
その他多数
■当社の今後の展望
今後は、時短マッチング(ダイレクトリクルーティング・スポット案件)を軸に、シフト管理システム、ダッシュボード機能、実績管理機能なども追加実装し、訪問看護事業所の規模拡大を支援して参ります。
当社のビジョンは、在宅療養者が安⼼できる地域を作り、早期予防と治療により社会保障費を削減することです。chokowaを通じて、医療者が活躍できる場を提供し、その知識/技術が患者様に還元される世の中にアップデートして参ります。
医療費が⾼騰している中、 重症化を予防することで早期退院に繋げ、医療費の削減に繋がる世界を実現すべく社会的インパクトを追求する活動をしていきます。